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マランからクチャへ、玄奘三蔵が歩いたシルクロードの旅(3)

シルクロードには、いくつものルートがあった。トルファンからの道も、天山山脈の北側を通る天山北路と南側を通る天山南路に分かれた。トルファンから列車で西進したが、この南疆線(なんきょうせん)は、天山南路に沿って敷かれていた。列車はやがて、沿線では規模の大きい街コルラをすぎ、クチャへ。僕らはここで列車を降りた。クチャにはかつて、キジ国という西域では有数の仏教王国があった。玄奘三蔵も立ち寄っていた。クチャは4年前に訪ねていた。しかし街は当時の面影を探すことが難しいほど様変わりしていた。

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※取材期間:2017年12月23日~12月24日
※価格等はすべて取材時のものです。

長編動画


【動画】硬座という2等座席の車内風景を1時間。狭い座席でじっと耐える乗客たち。硬座の旅のつらさ、この動画で少しはわかってもらえるでしょうか。

短編動画


【動画】泊まったのは立派な庫車飯店の裏にある庫車飯店の旧館。なぜ? 安いからです。

今回の旅のデータ

列車は天山山脈にいったん入り、やがてタクラマカン砂漠の北端に出る。そして西へと進んでいく。クチャもこの沿線では比較的大きな街。“一帯一路”の経済政策のなかで急速に発展している。近郊には仏教遺跡が多い。僕らはキジル石窟を訪ねた。クチャ市内には、ウイグル人地区があり、なかなかいい雰囲気を醸し出している。

PROFILE

  • 下川裕治

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「一両列車のゆるり旅」(双葉社)、「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日新聞出版)、「ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅」(中経の文庫)など。最新刊は、「12万円で世界を歩くリターンズ 【タイ・北極圏・長江・サハリン編】」 (朝日文庫)。

  • 中田浩資

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。

トルファンからマランへ、玄奘三蔵が歩いたシルクロードの旅(2)

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クチャからアクスへ、玄奘三蔵が歩いたシルクロードの旅(4)

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