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ペシャワルからカイバル峠へ、玄奘三蔵が歩いたパキスタン・インドの旅(2)

カイバル峠はいまも昔も、交通の要衝である。7世紀に中国からインドに向かった玄奘三蔵も、いまのアフガニスタンからカイバル峠を通ってパキスタンに入っている。そのルートを辿(たど)ろうとしたが、治安の関係でアフガニスタンへの入国が難しい。そこでパキスタンに空路で入り、カイバル峠に向かった。しかしカイバル峠一帯の治安は流動的。訪ねる前、現地からは、外国人がカイバル峠に行くこともできなくなったかもしれない……という情報も入ってきた。はたしてカイバル峠まで行くことができるのだろうか。

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【動画】ペシャワルは暑かった。気温は40度近い。街のレモンジューススタンドが大繁盛。その勢い、わかります?

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【動画】ペシャワル郊外からカイバル峠、そしてパキスタンとアフガニスタンの国境3キロ手前にある展望ポイントまでの道のりを。現代のカイバル峠に向かう気分を味わってください。

※取材期間:2018年6月19日
※価格等はすべて取材時のものです。

今回の旅のデータ

カイバル峠には長い歴史が刻まれている。紀元前4世紀にはアレキサンダー大王が現在のアフガニスタンからこの峠を越えてパキスタンに入りインドに進軍している。中国からインドに向かうシルクロードもカイバル峠を通っていた。7世紀には玄奘三蔵もこの峠を通り、インドに向かっている。しかしいま、カイバル峠は、パキスタンとアフガニスタンの国境周辺に広がる連邦直轄部族地域のなかにある。このエリアはパキスタンというより、部族が管理する一帯で、政治や文化、民族が複雑なエリアでもある。

PROFILE

  • 下川裕治

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「一両列車のゆるり旅」(双葉社)、「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日新聞出版)、「ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅」(中経の文庫)など。最新刊は、「12万円で世界を歩くリターンズ 【タイ・北極圏・長江・サハリン編】」 (朝日文庫)。

  • 中田浩資

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。

イスラマバードからペシャワルへ、玄奘三蔵が歩いたパキスタン・インドの旅(1)

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ペシャワルからインドのアムリツァルへ、玄奘三蔵が歩いたパキスタン・インドの旅(3)

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