おとな女子の一人旅

高速バスをどう使う? 快適にするグッズは?

移動で疲れてしまっては旅の楽しさも半減。無理のない使い方をしよう

移動で疲れてしまっては旅の楽しさも半減。無理のない使い方をしよう

前回に引き続き、高速バスの使い方について考えていこう。

高速バスはどんな移動で使う?

自分が20歳前後の体力たっぷりの学生だったとしたら、なにを選ぶにも安さ優先だろう。だが“大人女子のひとり旅”となると、ある程度の快適さは確保したいし、時間も節約したい。移動手段は「価格・快適さ・時間」トータルのコスパで考えたい。

そのときの予算や旅に使える時間にもよるが、筆者が高速バスを使うのは、まず、バスのほうが電車より早い場合。たとえば東京から上高地に行くときは、電車を乗り継いで行くよりも、シーズン中運行される直行バスを使うのが簡単だし早い。

飛行機や列車など、別の選択肢がある場合は少し悩むが、あえてバスを使うときは、夜行バスではなく昼間、それも中距離移動のバスが多い。目安でいうと5~6時間以内で到着できる範囲だ。

東京からだとたとえば、
・仙台(5時間半・料金は3000円程度から)
・名古屋(5時間・料金は2500円程度から)
あたりまで。

仙台の定禅寺通り。緑がいっぱいで散策が楽しい(C)Sendai Tourism,Convention and International Association

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仙台駅近くにはバスターミナルもあり、街歩きの基地になる(C)Sendai Tourism,Convention and International Association

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新幹線だと仙台なら「えきネット」の早期割引料金を使えば7000円程度、所要1時間半あまり。

1泊2日の旅だとすると、筆者の場合、往路は東京を朝出発する新幹線、復路は夕方現地発・夜(終電前)東京着の高速バスを使う。5時間程度なら最安値の4列シートバスでもそれほど苦にならないし、ハードな旅のときは1000円プラスして3列シートバスにグレードアップしてもいい。

現地で5000円程度のビジネスホテルやゲストハウスに泊まると、交通費と宿代で合計1万5000円。往復新幹線とホテルがセットになったツアーだと1万8000円くらいなので、まあまあお得かな、という考え方だ。

仙台の観光スポットを結ぶ「るーぷる仙台」バス(C)Sendai City

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ちなみに夜行バスを使わないのは、筆者は移動時間そのものが好きだから。4~5時間のバス旅は、車窓風景を眺めたり居眠りしたりしているうちに終わってしまい、苦にならないのだ。そういうのは興味がない、むしろ行き先で過ごす時間を優先、という人は夜行バスももちろんOKだ。

参拝客が絶えない、名古屋の大須観音。大須商店街のにぎわいも必見

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本丸御殿が復元された名古屋城。週末は「おもてなし武将隊」の演武も行われる

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バス移動を快適にするグッズ

さて、最後に高速バス、特に夜行バスの移動を快適にするグッズを挙げていこう。

1.安眠グッズ/耳せん、アイマスク、空気枕
最近の高速バスは消灯時間を設けていることが多いが、狭い空間なだけに他人のスマホの光やイヤホンの音もれ、時にはいびきなどが気になって眠れないことはよくある。首や腰が不安定だと眠れない、という人は空気枕も持参。

2.乾燥・寒さ対策/マスク、ストール
マスクは中にぬれたスポンジが仕込めるタイプがおすすめ。毛布がついていない場合、寒さ対策の大判の布は必携。頭からすっぽりストールをかぶってしまえば遮光にもなる。

3.小物整理グッズ
安眠のためにも大きな荷物は棚に上げて、足元はすっきりさせたい。しかし消灯すると荷物をごそごそするのも周囲の迷惑になるので、貴重品や充電ケーブル、ティッシュなどは、小さめのトートバッグに入れて手元に置いておこう。S字フックやカラビナ(登山グッズのひとつで開閉できる部品がついた金属リング)があれば、シートの前にひっかけておける。

移動手段についてはここまで。次回は、ホテルの探し方について考察したい。

PROFILE

山田静

女子旅を元気にしたいと1999年に結成した「ひとり旅活性化委員会」主宰。旅の編集者・ライターとして、『旅の賢人たちがつくったヨーロッパ旅行最強ナビ』(辰巳出版)、『決定版女ひとり旅読本』『女子バンコク』(双葉社)など企画編集多数。最新刊『旅の賢人たちがつくった 女子ひとり海外旅行最強ナビ』(辰巳出版)。2016年6月中旬、京都に開業した小さな旅館「京町家 楽遊」の運営も担当。

ひとり旅の強い味方、高速バスについて考える

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ひとり旅デビュー、ホテル選びはどうする?

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