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美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

軽井沢ホテルブレストンコート(写真=星野リゾート)

暑さと日差しが増す季節。外出するのは気だるいけれど、せっかくの休日はどこかへ出かけたい――。
そんな夏にぴったりの避暑地が、長野県の軽井沢です。

軽井沢と聞くと「別荘」や「ゴルフ」、「爽やかにテニス」といったイメージしかなく、庶民には無縁……と思っていましたが、それはバブル期までの話。現在は、軽井沢駅前の大きなアウトレットのほか、「旧軽井沢銀座通り」と呼ばれる商店街などでショッピングを楽しむ人であふれています。それでも、一歩通りを入ると閑静な別荘地が広がり、高級リゾートの雰囲気が漂います。
そんな軽井沢は、都心からわずか1時間ほど。駅に降り立った途端、澄んだ空気に包まれ、思わず深呼吸をしている人もちらほら。
豊かな自然と迎賓文化の伝統が息づく町で、みな思い思いの時間を過ごすのでしょう。

今回出かけたのは、星野リゾートが運営する「軽井沢星野エリア」の中でも、カップルや女性客におすすめのスポット。木々を渡る風で涼みながら、食事や観光に加え、ショッピングやアクティビティーも楽しむことができます。

緑を感じながらいただく、とっておきのアフタヌーンティー

美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

森のアフタヌーンティー ※内容は時季により変わります(写真=星野リゾート)

駅からシャトルバスに揺られること約15分、今回の目的地である「軽井沢ホテルブレストンコート」に到着。すがすがしい高原にたたずむこちらは、ホテルに隣接する「軽井沢高原教会」で挙式を行うカップルの他、家族旅行や女子旅など、四季を問わず多くの人が訪れています。
ロビーに入るなり甘い香りと緩やかなBGMに包まれて、リラックスモードのスイッチがONに。ヨーロッパ調のふかふかソファに腰をかけてうとうと……となる前に、今回のお目当てであるスイーツを堪能するため、ロビーの隣にあるラウンジへ向かいました。

テラス席があり、より自然を感じられるラウンジでは、女性客に人気の「森のアフタヌーンティー」をはじめ、軽食やスイーツ、ドリンクなどをいただくことができます。
天気がいい日だったので涼しい風を感じられるテラス席を希望し、評判の「森のアフタヌーンティー」を注文。森を眺めながら待つこと数分、「お待たせいたしました」と声がかかり振り向くとびっくり!

「なんだ、この大きな木箱は!?」

アフタヌーンティーといえば、2~3段重ねのティースタンドに軽食やスイーツが載せられているのが一般的。けれど「森のアフタヌーンティー」は、軽井沢の自然を感じてほしいと、こもれびをモチーフにした大きな木造りのアフタヌーンティーBOXを使用しているのです。
観音開きの扉を開くと、フルーツタルトやミニバーガーなど、さまざまなミニャルディーズ(ひと口菓子)や軽食がずらり。さらに、畑に見立てた下段の引き出しには、ミニトマトやラディッシュなどの旬の野菜が。
「あぁ。何から手をつけよう」「どういう順番で食べよう」なんて言いながら、ぜいたくなひとときを堪能しました。

非日常を体感できる、白の空間

美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

デザイナーズコテージ(写真=星野リゾート)

自然を眺めながらアフタヌーンティーを楽しんだ後は、チェックイン。今回宿泊した「デザイナーズコテージ」は、“ふたりが向き合うための部屋”をコンセプトにしており、挙式を行うカップルをはじめ、ぜいたくな旅を楽しみたい女性たちに人気だそうです。
建物の中は、回廊と中庭が続く修道院のようなたたずまい。その回廊に沿って並んでいる客室へと案内されました。

高い天井に大理石のフロア、ガラスの仕切りと、室内は白色を基調とした開放的な空間。スタイリッシュな「デザイナーズコテージ」は、建築家の東利恵さんが手がけたもので、2007年にはグッドデザイン賞を受賞されたそう。
部屋にはテレビはありません。鳥のさえずりを聞いたり、窓からのぞく緑を眺めたりすることで、日常から切り離された特別な時間を過ごすことができるのです。
“ふたりが向き合うための部屋”。なるほど……。

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デザイナーズコテージの回廊と中庭

軽井沢の自然を生かした、美しい教会

美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

軽井沢高原教会

部屋に荷物を置いた後は、こもれびが降り注ぐ穏やかな森の中を散策。まずは、部屋から程近い場所にある「軽井沢高原教会」へ。こちらは、詩人の北原白秋や島崎藤村など、大正時代の文化人が集った「芸術自由教育講習会」が原点となった歴史を持つという教会なんです。中に入ると木の香りに包まれ、光が差し込み、映える緑に自然を身近に感じることができます。また、丈夫な木で造られていることから、野鳥のキツツキもお気に入りらしく、ところどころに穴をあけられてしまっているのは、森の中にある教会の悩ましいところ。

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軽井沢高原教会内(写真=星野リゾート)

地元の食材を味わう、至福のフルコース

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ブレストンコート ユカワタン内(写真=星野リゾート)

散策を終え、部屋に戻った頃にはすでに空腹に。夕食は、「日本人の感性に寄り添ったフレンチ」で評判の「ブレストンコート ユカワタン」へ。アペロ(食前酒)を中庭でいただくこともできるのですが、この日の夜は雨のため断念し、美しく洗練された店内へ。席に着き、一人でソワソワしていると、シャンパーニュの『マルク』をサーブされ、緊張しながら一口目をいただきました。
「おいしい!」
飲みやすくてグビグビ飲んでいると、「これからアミューズをお出ししますね」とのお声が。しばらくすると、アユ4種(コンソメスープ、テリーヌ、ムース、フリット)、ウニと馬肉のタルタル……などなど、一口サイズのごちそうが次々と出てきました。
「ブレストンコート ユカワタン」のコンセプトは、“水のジビエ”。店名の由来となった星野エリアを流れる湯川の恵みを中心に、地元の食材を生かした料理が充実しているんです。
至福の時間はまだまだ続きます。アミューズの次は前菜(アミューズと前菜は別物なんですね)、魚料理、肉料理があり、それぞれに合ったワインもしくはモクテル(ノンアルコールカクテル)をペアリングしていただけるんです。ワインもモクテルも気になり、欲張ってどちらもいただくことにしました。
湯川で捕れた鯉(コイ)を使った前菜には、信州の白ワインとキュウリ&メロンのモクテルが供されました。「ドリンクにキュウリを使うの!?」と驚きつつ、一口ゴクリ。心配していたキュウリ独特の青臭さはなくさっぱりとしていて、そこにメロンの甘さも加わり好印象。「そういえば鯉は食べたことがないな」と、恐る恐る切り身と燻製(くんせい)を組み合わせた前菜をいただくと……、スモーキーさとハーブソースのさわやかな香りが口に広がり、鯉とラディッシュのコリコリとした新食感を楽しめました。さらにペアリングのモクテルを一緒にいただいて納得。川魚の鯉を燻製にすることで独特の香りがある分、フレッシュなキュウリ&メロンのモクテルが合うのです。

美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

キュウリ&メロンのモクテル(左)と信州産の白ワイン(右)

続いて、前菜2品目の「里山の恵み」という約60種の野菜を飾った料理をいただき、魚料理の岩魚(イワナ)のムニエルが出てきた頃には、すっかりほろ酔いに。ペアリングで信州のワイナリー、ファンキー・シャトーのピノ・ノワールの赤ワインをサーブされました。「あれ? 魚料理に合うのって白ワインですよね?」とうかがうと、バターの濃厚な香りには、キュッと引き締まった果実味としなやかなうまみのバランスがいい赤ワインが合うのだと教えていただきました。丸々一匹を焼き上げた岩魚のムニエルは、ケッパーとバターが効いていて、赤ワインとの相性は抜群でした。

美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

前菜の「里山の恵み」。生のままのものがあったり、焼いていたり、揚げていたり……と、一つ一つ調理法を変えているという細やかさ

美食と緑でもてなす「軽井沢ホテルブレストンコート」

銅鍋でたっぷりのバターとケッパーで焼き上げた岩魚のムニエル

魚料理を食べ終える頃には、ほろ酔いどころか酔っ払いに。カメラを持つ手元もメモの字も乱れてしまう始末。「しっかりせねば!」と、自分に活を入れているところに、肉料理が登場。ヴェッシーと呼ばれる豚の腸で包んで蒸し焼きにしたつややかなハトのムネ肉とササミを濃厚なリゾットと一緒にいただき、赤ワインがさらに進みました。
締めのスイーツの前に、チーズの食べ比べをし、いよいよデザートへ。サクランボのムースにアンズのパイ、極め付きは木箱で登場するたくさんのミニャルディーズ。

旬の食材を使ったごちそうを一人でもくもくと食べ終え、幸せな気分に浸っていると……、気がつけば周りは、カップルか夫婦、女子グループばかりに。「こんなにスペシャルな食事は、誰かと一緒に食べるべきだな」と深く思うのでした。
(&編集部・久保田亜希)

※料理、ドリンクの内容は、時季により異なります

※軽井沢ホテルブレストンコートの詳細はこちら

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