楽しいひとり温泉

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

がんばっている自分へのごほうびに旅にでかけたいと思うけれど、なかなか長い休暇をとれなくて海外旅行は難しい。そんな時には、1泊2日でも、海外リゾートへ行ったような気分で満たされるひとり温泉はいかがでしょうか。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

宿のロビーテラス。炎を囲んで大自然を満喫

「ふふ 河口湖」は2018年10月にオープンしたばかりの新しい宿。河口湖と富士山を見渡す高台の森の中にあります。豊かな森の力もそのまま感じられるようにと、宿を建てる時に伐採した木は館内のインテリアの一部として再利用し、宿の中は、緑あふれるボタニカルガーデン(植物園)のような雰囲気です。ロビーラウンジや屋外のテラスへ出ると、富士山や湖の迫力がすごい。夕暮れになると薪(まき)がたかれ、温かな雰囲気に変わります。バーで飲み物を頼んで、ここで過ごす。そんな時間が、たまっていたストレスや疲れをリリースしてくれます。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

玄関を入るとボタニカルガーデンのようなロビーが

宿の玄関を入ると「わー、すてき」とつぶやいてしまうロビーラウンジ。海外のナチュラルリゾートに来たかのようです。ソファーに腰かけると、目の前に富士山が顔をだしてくれました。「ずっと、ここに座っていたい」。そんな気持ちになって、部屋へチェックインするのも忘れてしまいそうです。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

部屋はナチュラルなインテリアで、住みたくなる

部屋はいろいろなタイプがありますが、ひとり温泉ならシンプルなワンルームタイプが快適。

ここにも森の木を使ったインテリアがあり、ハーブやグリーンが植えられていて、森のパワーが部屋にいても感じられそうです。バング&オルフセンのコンパクトなスピーカーが壁にかけられていました。スマートフォンとつなげば、自分好みの音楽をいい音できけてうれしい。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

部屋の窓辺は絶景の特等席

「わー、すごい」。またしても感激して窓辺へ駆け寄りました。部屋から眺める富士山は玄関より目線が高い分、さらに近くて大きく感じられます。部屋のソファーに根っこが生えたように、ぼーっと景色に見入ってしまいます。部屋には、この土地の石でデザインしたコーヒードリッパーがあります。自分のために特別な器で淹(い)れる一杯のコーヒーでブレイク。幸せなひと時です。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

男女別大浴場も癒やしの空間

部屋にも専用の温泉があるのですが、せっかくなので大浴場へ。温泉は近くの西川温泉・麗峰の湯から引いて加温循環しています。泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉で、㏗9.7のアルカリ性。つるりとしたなめらかな感触の温泉で、肌はすべすべしっとり。湯上がりには地元の瓶牛乳。スタイリッシュな宿なのに、コーヒー牛乳とかもあって、なんだか和みます。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

周りの人が気にならない食事の空間

ひとり温泉での大きな関心事のひとつは、食事をどういう環境でいただけるのかということ。「ふふ 河口湖」のレストランは、シアタースタイルなんです。庭と富士山を眺める大きな窓にむかって、劇場のように段々になって席があります。つまり、どの席からも景色が楽しめて、なおかつ周りが気にならないプライベートな空間。しかもお隣とは仕切られているので、周りの目線も気になりません。おひとり様でも、気兼ねなく食事ができて快適。ちょっとさみしくなったら、料理を運んできたスタッフが話し相手をしてくれます。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

ワインにも合う和食の創作料理

星野正好料理長の料理は、サプライズの連続で、ひとりのごはんは寂しいなどと言っている暇がありません。薪と炎がテーマ。天然木を使った食器や、火山を連想させる炎の演出、溶岩のプレートや湧水のゼリーなど、この土地の大自然のパワーを料理でも表現しています。この日の前菜は河口湖の甲斐サーモンの菊菜とイクラあえ、奈良漬けを忍ばせたタイの握りずし、栗茶きんフォアグラ煮込みなど。これは、もう、マリアージュでワインを3杯。そうです。ごほうびの旅ですから。

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目の前で炎を上げて仕上げる料理に感激

「わー、すごい」。また言ってしまいました。熱々の溶岩石に富士桜ポークをのせ、ベリーソースをかけて火をつける豪快な一皿。目の前であがる豪快な炎に、拍手喝采です。甘酸っぱいソースがやわらかな肉のうまみを引き立て、楽しい、おいしい逸品です。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

レストランの入り口からは活気のあるキッチンが見える

レストランの入り口にあるライブキッチンから見ると、調理スタッフが燻製(くんせい)を作ったり、薪の炎で料理を仕上げたり、見ているだけでもワクワク。

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いつでも何度でも入れる部屋の温泉がうれしい

部屋のテラスには専用の温泉があります。木のテーブルのような場所はパネル型のテレビを置いて楽しむためのものですが、自然の風を感じて入る温泉が気持ちよくて、結局テレビは1度も見ませんでした。

温泉+富士山 山と湖と森に癒やされるごほうび旅 山梨県「ふふ 河口湖」

部屋で受けるスパで肌にも体にもごほうびを

ごほうび度をさらに上げたくて、とっておきのスパトリートメントを受けることにしました。この宿では、部屋の特等席である窓辺の場所でトリートメントを受けられるようにとはじめから設計されているのです。フランスの高級ブランド「シスレー」による、日本で初めてのインルーム・ラグジュアリー・スパというのだそうです。1泊2日でも、とことん幸せ。ぴかぴかの肌と元気をチャージして、ごきげんな旅でした。

■「楽しいひとり温泉」ポイント
1.海外リゾート気分のロビー
2.富士山と湖の絶景をひとり占め
3.極上スパでごほうび度アップ

山梨県・河口湖 ふふ 河口湖
https://www.fufukawaguchiko.jp/
*ひとり宿泊は「悠々一人旅プラン」でHPから予約可能。

PROFILE

石井宏子

温泉ビューティー研究家・トラベルジャーナリスト。日本・世界の温泉や大自然を旅して写真撮影・執筆をする旅行作家。テレビにも出演。温泉・自然・食で美しくなる旅を研究する。海外ブランドのマーケティング・広報の経験から温泉地の企画や研修もサポート。日本温泉気候物理医学会会員、日本温泉科学会会員、日本旅のペンクラブ会員、気候療法士(ドイツ)、温泉入浴指導員。著書「癒されてきれいになる おひとりさま温泉」(朝日新聞出版)「地球のチカラをチャージ! 海温泉 山温泉 花温泉 76」(マガジンハウス)ほか。新著「感動の温泉宿100」(文春新書)が10月に発売された。

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