鮮やかな「阪急カラー」の豪華バス。98万円周遊ツアーなど実施PR

阪急交通社が豪華バス「クリスタルクルーザー 菫」を2台導入

阪急交通社が豪華バス「クリスタルクルーザー 菫」を2台導入

阪急交通社は、4月1日から新型の豪華バス「クリスタルクルーザー 菫(すみれ)」の運行を開始する。阪急電鉄の車両に近い、バーガンディメタリックカラーの車体デザインで、宝塚歌劇団に代表される「阪急ブランド」の高級感や優雅さを演出。東日本や西日本を12日間で周遊する98万円のツアーなどに導入される。

観光バスに「阪急ブランド」の高級感を

「菫」は、同社が初めての自社所有バスとして、通常の観光バスの約3倍の費用をかけて製造。客席数は18席(3列×6)で、通常の観光バスが45席程度であるのに比べて、ゆとりのある空間を実現した。シートの前後の間隔は122センチ。リクライニングは最大129度まで倒せる。

ワインカラーを基調とした「菫」の車内

ワインカラーを基調とした「菫」の車内

デザインは、工業デザイナーの奥山清行氏が担当した。奥山氏は、フェラーリやマセラティといった乗用車のほか、JR東日本の豪華列車「トランスイート四季島」など数々の鉄道車両を手掛けたことでも知られている。

バスの車内は見通しが良く、開放的な空間を演出。奥山氏は他の交通機関と比較したうえで「普段の生活の中で見る風景と、バスの高さから見る風景は違います。ほとんどガラス張りであるというバスの利点をフルに生かし、荷棚を取って空間を大きく取り、腰から下の部分は濃い色を使って落ち着いた雰囲気にしました」と語る。

荷棚をなくしたことで眺望も良くなった

荷棚をなくしたことで眺望も良くなった

持ち込んだ手荷物は、座席の前にあるスペースに収納。シートは、肌ざわりが快適なファブリック、ヘッドレスト部分には本革を採用した。シャワートイレ付きの化粧室も、照明や備品などの細かい部分にまでこだわった。

「奥山氏に全てお任せした」と言う阪急交通社の松田誠司社長が、唯一オーダーしたのは“阪急らしさ”。熟成したワインのような色のボディと、白い屋根は、「阪急マルーン」と呼ばれるカラーで統一された阪急電鉄の車両をほうふつさせる。

関西の人々にはおなじみの阪急カラーの車体

「お客様を旅で笑顔に」の思いを込めて、菫(すみれ)を“SMILE”と表記

京阪神で山の手側に沿線がある阪急電鉄は、1910年の開業当時から伝統的に使用している車両のカラーの認知度が非常に高い。奥山氏は「地元の皆さんの愛着があり、かつブランド力のある色を採用させていただき、高級感を持って全体を仕上げることができました」と説明する。「菫」というネーミングも、阪急グループが運営する宝塚歌劇団にちなんだものだ。

阪急交通社では、2台の「菫」を東日本と西日本に1台ずつ導入して、シニアや富裕層を中心としたワンランク上のツアーで運行する。最大18人という少人数を生かして、これまでの団体旅行では行けなかった場所や宿泊先に広げていきたいという。

「すみれのバスでお客さまの旅に彩りを添えたい」と話す阪急交通社の松田誠司社長

「菫のバスでお客さまの旅に彩りを添えたい」と話す阪急交通社の松田誠司社長

引き立てのコーヒーなど、おもてなしにもこだわり

18日に「菫」が公開された際の記者会見で、松田社長は導入に至った理由について、旅行客の志向の変化を述べた。海外旅行でのビジネスクラス利用や、国内旅行でのグリーン車利用が増え、豪華客船でのクルーズの人気も高まっていることを挙げて、豪華バスへの期待を寄せる。

「目的地の目の前まで行けるのがバスの旅の良さ」と語る奥山清行氏

「目的地の目の前まで行けるのがバスの旅の良さ」と語る奥山清行氏

「高級感、豪華なもの、ゆとりのあるものと、旅行に求められるものがどんどん変わってきている。菫では、ハード面だけでなく、おもてなしの面でもこだわりを持って、お客さまの満足度を高めていきたい」

菫を使ったツアーでは、12日間の「日本一周の旅」を、東日本と西日本でそれぞれ月1回実施。旅行代金は98万円で、既に予約が埋まりつつあるという。ドリンクは約20種類用意しており、日本一周の旅では各地の銘菓とそれに合った引き立てのコーヒーを提供する。

「日本一周の旅」では出発時にスパークリングワインが振る舞われる

「日本一周の旅」では出発時にシャンパンが振る舞われる

他にも東西で、日帰り~7日間コースの旅行を予定。今年秋以降に、星野リゾートの温泉旅館「界」に宿泊するツアーも計画している。

阪急交通社「クリスタルクルーザー 菫」
https://www.hankyu-travel.com/kokunai/crystal_smile/

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