原田龍二の温泉番長

温泉番長・原田龍二の温泉お悩み相談  Case.1 「結婚編」

昨年「&TRAVEL」で好評を博した、俳優・原田龍二さんによる温泉連載「原田龍二の温泉番長」。このたび、温泉につかりながら番長が読者の悩みに答えるという、なんともぜいたくなスペシャル企画としてかえってきました。 舞台は鹿児島県・霧島温泉。あの坂本龍馬も新婚旅行で訪れたという名湯です。
(文・渡部麻衣子、写真・山田秀隆、文中敬称略)

白濁の湯に座す悩める読者たち。そして、そんな彼らを迎える温泉番長・原田のアニキ。かくして、温泉につかりながらのお悩み相談会が、もうもうと湯気立ちのぼる露天風呂で始まったのでした――。

回答者

温泉番長・原田龍二の温泉お悩み相談  Case.1 「結婚編」

悩める読者

温泉番長・原田龍二の温泉お悩み相談  Case.1 「結婚編」

原田)で、みんなは何を悩んでいるのかな。せっかくの機会だし、オレという年上の人間に話したいなって思うことがあれば、どんどん聞いてください。

大久保)彼女と5月に結婚する予定なんですけど……。

原田)えっ! そこまで決めてるなら、もう悩みとかないでしょ?

大久保)確かに、自分でも今まさに幸せな人生のフェーズを迎えてるなと思っているんですが、今後の人生設計へのアドバイスとか、2人で人生を歩んでいくにあたって気をつけた方がいいことがあればお聞きしたくて。

原田)これね、正解はないの。

大久保)えっ!

温泉番長・原田龍二の温泉お悩み相談  Case.1 「結婚編」

原田)人生設計は、細かく計画しても意味がない。何歳くらいで子ども作りたいねとか、老後はこういう暮らしがしたいな……くらいの、ざっくりとした計画ならいいけど、絶対に人生は計画通りにはならないから。

大久保)ざっくりですか。

原田)計画通りの人生も、ある意味つまんないでしょ?  2人が結ばれることで、奥さんになる女性には夫が大久保くんだからこその人生がこれから待っている。で、大久保くんとしても、彼女が奥さんだからこその人生が待っている。誰と共に生きるのかによって全然違う人生になるよね。

大久保)はい。

原田)奥さんと歩む人生で、これからどんな化学反応が起きるかはわからない。でもわからないからこそ、先のことを考えて不安になるより、この先どんな人生が待っているんだろうかってワクワクを共有できるような夫婦になった方が楽しいと思わない?

大久保)そうですね。

温泉番長・原田龍二の温泉お悩み相談  Case.1 「結婚編」

原田)関係性もこの先どんどん変化していくから。オレは3つ年下の妻と交際期間10年で結婚したんだけど、その10年の間に2人の関係は恋人同士というよりも、兄と妹のような関係性に変わっていったの。

大久保)家族的な?

原田)うん。やっぱりさ、恋人にはかっこ悪いとこ見られたくないじゃん?  だから、最初は自分のいいところだけを見せたいと思うんだけど、でも付き合いが長くなると、そうも言っていられなくなってくる。

大久保)はい。

原田)だからそういうところも見せた上で、お互いに、2人が仲良く暮らすためにはどうしたらいいか考えるようにするといいかもね。ときに意見がぶつかることもあるだろうけど、一人ひとりの人間はまったく違う生きものだから、「なんでわかんねーんだ!」って方向にいくのは無駄

温泉番長・原田龍二の温泉お悩み相談  Case.1 「結婚編」

原田)まぁ、悩んでる場合じゃないもんね、もうね。結婚という一つの区切りをつけようとしていてさ、これからは1人じゃない、2人の人生が始まるわけだから。

大久保)子どもができたら、また関係性も変わっていくでしょうし……。

原田)そうだね。オレは今の仕事を始めたばかりの頃にカミさんと出会って付き合い始めたんだけど、まさか結婚するとは思ってなかった。漠然と、結婚したいなとは思ってたけどさ。ただ、結婚したことによってかわいい子どもたちとも出会えたし、今ではこの人と結婚する定めだったんだなって思ってるの。たくさん女性がいる中でその人と結婚するなんていうのは本当にご縁があるわけだから、大事にしないと

大久保)ですね。

温泉番長・原田龍二の温泉お悩み相談  Case.1 「結婚編」

原田)やっぱり、大事にすれば大事にされる。一方的に「これやって! あれやって!」じゃダメなんだよね。夫婦生活はさ、お互いに思いやりを持った方が円滑に進みやすい。自分が人にしたことって、良いことも悪いことも全部返ってくるから。それは夫婦間だけじゃなくて、友達とか仕事関係の人にも言えることかもね。

大久保)確かに……。

原田)オレはいつも自分が楽しいかどうかをすごく大切にしているんだけど、それっていうのはね、自分が楽しむことが家族を楽しませることにつながるからなの。自分が幸せじゃないと、相手のことを幸せにすることなんてできない。だから、奥さんを幸せにするには、まず自分が幸せな状態になること。そのためにも、自分を満たしてあげられるような生き方をすること。それが一番大切だと思うよ。

大久保)ありがとうございました!

次回のお悩み相談は家族について。お悩みに答える中で語られた原田さんの生死をさまよう体験とは?

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PROFILE

渡部麻衣子

&TRAVELでは2018年4月から「原田龍二の温泉番長」を連載。

鹿児島県・旅行人山荘 「赤松の湯」

単純泉と硫黄泉、二つの源泉が楽しめる湯量豊富な温泉宿。今回入浴したのは、木立を吹き抜ける心地よい風が感じられる露天風呂「赤松の湯」(硫黄泉)。小鳥のさえずりや源泉かけ流しの湯が流れ落ちる音を聞きながら、至福の時間を過ごせる。

住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3865

電話:0995-78-2831

HP:https://ryokojin.com

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