楽園ビーチ探訪

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

連載「楽園ビーチ探訪」は、リゾートやカルチャー、エコなどを切り口に、国内外の海にフォーカスした読み物や情報を発信するビーチライターの古関千恵子さんが訪れた、世界各地の美しいビーチや、海のある街や島を紹介いたします。

今回訪れたのはモルディブ。写真映え間違いなし!のリゾートです。行けるものなら行ってみたい……。

遊び心あふれるレトロポップなリゾート

モルディブは一つの島を一つのリゾートが占有する、1島1リゾートがほとんど。島間の移動は同系列でないと難しいので、予想とまるで違ったとしてもホテルの変更は難しいのが実情。なので、ホテル選びはとても大切なのです。

今回紹介するリゾート「フィノール(Finolhu)」は、1960年~70年代のレトロポップなデザインが特徴。たとえばアクティビティー・デスクは、ピンク色のフォルクスワーゲンのバンをオープンカーに改造したもの。島内を移動するカートはペールピンクやパウダーブルーなどのパステルカラーで染められ、島内の案内標識も遊び心がきいています。

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

フォルクスワーゲンのバンを改造した、アクティビティー・デスク。リゾート内での過ごし方を提案してくれる

メインプール中央の「ビーチバー」では、DJがかけるアップテンポな音楽があたりを満たし、ゲストの歩調もどこか軽快です。夜ともなると、DJのみならずパフォーマーも現れ、盛り上がりは遅くまで続きます。スペシャルイベント時にはパリス・ヒルトンもここでDJプレイをしたことがあるとか。

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

一角にDJブースを設置したメインプール

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

夜も音楽とライティングで華やかなパーティー気分は続きます

お祭り騒ぎの一方、ビーチでは美しいハウスリーフを前に、脱力したようにくつろぐゲストもいます。

約1.8キロのサンドバンクがあるビーチ

メインプールの正面には、モルディブでも屈指の長さのサンドバンクがスーッと約1.8キロにわたり延びています。エメラルドブルーの海と真っ白な砂が延々と続く光景は、清涼感たっぷり。

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

約1.8キロ続く白砂のサンドバンクはフィノールの大きな特徴のひとつ

このサンドバンクの突端近くには「フィッシュ&クラブ・シャック」というシーフード・レストランがあります。バケツ風の器に入った刺し身やフライと、リゾートオリジナルのシャンパンをいただきながら、海とビーチと空からなる世界をたっぷり満喫。

基本的にはランチのみですが、毎月1度のフルムーンディナーはたき火を燃やし、踊り明かすビーチパーティーを開催するのだとか。この「フィッシュ&クラブ・シャック」へは片道約1.8キロを歩いていくことも、ドーニと呼ばれる伝統的な船で海から渡ることもできます。

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

「フィッシュ&クラブ・シャック」でシーフードをたっぷりと。シャンパンはこのリゾートのためのオリジナルです

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海小屋風のデザインの「フィッシュ&クラブ・シャック」。生演奏でおしゃれな海辺の雰囲気を演出します

気分はすっかり70年代、“ロックスター”の名が付く水上ヴィラ

126棟の客室のうち、憧れの部屋は「2ベッドルーム・ロックスターヴィラ」。約460平方メートルの水上ヴィラには、プライベートプールや広々としたデッキテラスなど居心地のいい場所が随所にあります。

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

2ベッドルーム・ロックスターヴィラ。プライベートプールは長さ8メートル

“ロックスター”と付くヴィラゆえに音響にこだわりがあり、クロスリー社のレコードプレーヤーやマーシャル社のスピーカーなど、どこか懐かしくも最新のオーディオシステムが整っています。テーブルの上に置かれた『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックのLP盤を実際にかければ、気分はすっかり70年代です。

そして、ユニークなのは、シャンパン専用のホットライン電話。受話器を取れば、そのままシャンパンをオーダーする先につながるのです。面倒くさがりのセレブにはうれしいサービスでしょう。

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

部屋に備え付けられている音響設備とシャンパン専用のホットライン電話

頭の上に宇宙が広がるクリアな球体型テント

そしてフィノールのユニークさの極めつきは「ビーチ・バブル・テント」というお部屋。まるでシャボン玉のようなクリアな球体の中にはベッドルーム兼リビング、裏側にシャワーやトイレがあり、モルディブの自然の真っただ中にいるような感覚で過ごすことができます。

写真映え間違いなし!  レトロポップなモルディブリゾート「フィノール」

「ビーチ・バブル・テント」という球体型のテント。ビニールの向こうにはモルディブの大自然が広がります

滞在したのはちょうど満月近い頃、月明かりを浴びつつも、野宿ではなく天蓋(てんがい)付きベッドで優雅に眠る快適なアウトドア体験。ディナーや朝食もサンドバンク上にテーブルがセット(ディナーは砂を掘り起こしてテーブルに)されるので、これまた大自然の真ん中で食事をする気分です。

このビーチバブルに滞在するには、通常のお部屋を予約し、オプションとして申し込みます。文字通りモルディブの美しい自然と一体感を味わえるステイは、一生モノの思い出になることでしょう。

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天蓋付きベッドの枠の向こうには宇宙が広がる

フィノールはクスッと笑える遊び心とパーティー好きにはたまらないリゾートです。

フィノール
https://www.finolhu.com/

■取材協力
エス・ティー・ワールド
https://stworld.jp/

トラベルファクトリージャパン
電話番号 03-5784-2522
http://www.tf-jpn.com/

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PROFILE

古関千恵子

ビーチライター。リゾートやカルチャー、エコなどを切り口に、国内外の海にフォーカスした読み物や情報を発信する。ダイビング雑誌の編集者を経てフリーとなり、“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”を繰りかえすこと四半世紀以上。『世界のビーチ BEST100』(ダイヤモンド・ビッグ社)の企画・執筆、『奇跡のリゾート 星のや 竹富島』(河出書房新社)の共著のほか、ファッション誌(『Safari』『ELLE Japon』など)やウェブサイトに寄稿。ブログも配信中。

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