ぶらり ぬい撮り ひとり旅

怪談和尚の説法から、氷の器に盛ったかき氷まで 暑い夏の京都を涼しくしのぐ旅

ぬいぐるみ「ミニくまちゃん」はライター熊山准さんの分身。「ぶらり ぬい撮り ひとり旅」はミニくまちゃんが津々浦々を旅して、ぬいぐるみ目線の写真で絶景やグルメを紹介するフォトストーリーです。今回は京都の暑い夏を涼しくしのぐ旅。和尚さんの怪談から氷の器に盛ったかき氷まで、身も心も「ひんやり」する体験をしてきました。

盆地ゆえ夏はうだるような暑さでおなじみの京都。一年を通して人気の観光地ではありますが、できれば夏は近寄りたくないのが本音です(ちなみに冬は冬でめちゃくちゃ寒いんですけどね)。

そんな過酷な夏をどうにか涼しく乗り切ろうと編み出された先人の工夫のひとつが、川の上にこしらえた桟敷(さじき)で食事を楽しむ川床ですが、なかなかのお値段でございまして気軽に利用できるものではありません。

どうにか夏の京都を手軽に涼しく楽しむ方法はないものか。

そこでミニくまちゃんが出かけたのが、こわ〜い怪談と、どストレートに冷たいスイーツで心身ともに涼しくなれる、JR東海のツアー。

ヤダなァ〜、怖いな〜(by稲川淳二)。でも気になるな〜。
(一部施設では特別に許可を得て撮影しています)

身の毛もよだつ心霊体験と法話を「怪談説法」に

怪談和尚の説法から、氷の器に盛ったかき氷まで 暑い夏の京都を涼しくしのぐ旅

新幹線を降りるなりやってきましたのはJR丹波口駅から徒歩約7分の「光照山 蓮久寺」。こちらの住職が怪談和尚の異名で知られる三木大雲氏。テレビ番組「稲川淳二の怪談グランプリ2014」で優勝に輝いた経歴をお持ちです。

住職が得意とするのが身の毛もよだつ心霊体験と仏教の説話を組み合わせた、怪談説法。語り口は軽妙ながら、「え、あの話がこっちにつながるの?」というドンデン返しを含めて一聴の価値ありです。

怪談和尚の説法から、氷の器に盛ったかき氷まで 暑い夏の京都を涼しくしのぐ旅

ちなみにこちらは、三木和尚が「連れて帰ってきちゃった」という座敷わらしの手形?だそうです。

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不思議と髪が伸び続けるというお人形とパチリんこ。変なものがとりついてないといいけど……。なお、JR東海ツアーズは「怪談和尚 三木大雲氏とめぐるあなたの知らない京都」なるツアーを催行予定だそうです。

縁切り神社と、「あの世への入り口」

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怖い話を聞いちゃったので縁切り神社として有名な安井金比羅宮で変なものをひっぺがしておきましょう。

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こちらは願い事を書く「形代」。さーて、誰の名前を書こうかな。イッヒッヒ。

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縁切り縁結び碑に貼られた形代。みんなの怨念を感じる……。

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もうちょい歩けば、かつてあの世への入り口だと信じられてきた六道珍皇寺がございます。

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夜な夜な地獄で閻魔(えんま)大王のアシスタントを務めていたとうわさされた平安時代の貴族、小野篁(おののたかむら)像。狭い格子窓から拝観できるよ。

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狭いのぞき窓からは、小野篁が冥界からの帰り道に使ったとされる黄泉(よみ)がえりの井戸がチラリと見られます。

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このへんで有名なお土産が幽霊子育飴(あめ)。全国的に広がる怪談「子育て幽霊」の飴だとか。マジで?

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暗い気分を一転、インスタ映えするカラフルな八坂庚申(こうしん)堂をめぐり……。

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観光客でごった返す二年坂を歩いてる、暑さも手伝ってなんだか疲れてきちゃったよ……。

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気力を振り絞り、石塀小路を通り抜けてやってきたのが……。

器も氷!の、かき氷

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カフェ&ダイニングバーの「祇園下河原 page one」だよ〜!

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こちらでは1883(明治16)年創業の、京都でもっとも古い氷屋「森田氷室本店」の5代目が手がけるかき氷が楽しめちゃうのです。器まで氷なんだよ。

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宇治金時は1100円だけど、JR東海の「ひんやり夏の京都たび」を利用すると3枚もらえる「京サマーsweetsチケット」2枚でいただけます(2019年9月30日まで)。

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心も体もひんやりしたところで高台寺にGO。

アンドロイド観音とライトアップの高台寺

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豊臣秀吉の正室ねねが、秀吉の菩提(ぼだい)をとむらうべく開創した高台寺。いまやアンドロイド観音でも有名ですね。

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高台寺・圓徳院では2019年8月31日まで「百鬼夜行展と藤井湧泉奉納襖絵特別公開」を開催中!(拝観料で見学できる。一般600円)。こちらは『地獄極楽図』(作者不明)。

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こちらは土佐経隆が描いたとされる『百鬼夜行図』。

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さらに8月1日~18日までは、「夏の夜間特別拝観」として夜10時まで境内を散策できるのよ(入場は9時30分まで)。

怪談和尚の説法から、氷の器に盛ったかき氷まで 暑い夏の京都を涼しくしのぐ旅

ライトアップされた竹林や方丈庭園でのプロジェクションマッピングも見どころよ。くれぐれも虫さされには注意して涼しい京都の夜をお楽しみあれ〜。

そうだ 京都、行こう。|JR東海
https://souda-kyoto.jp/

PROFILE

熊山准

ライター/アーティスト
1974年、徳島県生まれ。北海道・沖縄の大学生活からリクルートを経て、2004年「R25」のライターとして独立。IT、ガジェット、恋愛、旅、インタビューなどさまざまな分野・媒体での執筆のほか、自らのアバターぬいぐるみを用いたアート活動を行う。第1回妖怪そっくりコンテスト境港市観光協会長賞、2015年マレーシア・サバ州観光大賞メディア部門・最優秀海外記事賞。ライフワークは夕焼け鑑賞。

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