あの街の素顔

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

シカゴの街を南北に貫くミシガン・アベニューには、「マグニフィセント・マイル(魅惑の1マイル)」と呼ばれる通りがあります。ニューヨークのフィフス・アベニュー、ロサンゼルスのロデオドライブと並ぶゴージャスなショッピングストリートとして有名です。

ここには460軒以上のショップ、300軒近いレストラン、60軒以上のホテルが立ち並んでいるため、様々な予算や用途のショッピングが楽しめます。また歴史的建造物であるシカゴ・ウォーター・タワーなど、見どころも色々。シカゴを訪れるなら、観光であれビジネスであれ、このマグニフィセント・マイルを中心に行動すると何かと便利です。

(文・写真=松田朝子)

5つ星ホテル「ザ・ペニンシュラ シカゴ」でアフタヌーンティー

そんな「魅惑の1マイル」を楽しみ尽くすならば、宿泊は通りに面した「ザ・ペニンシュラ シカゴ」へ。ここは2001年にオープンして以来、最高級ホテルとして、数々の名誉ある賞を獲得し続けている5つ星ホテルです。2016年にリニューアルを終え、ゲストルームではシカゴ市のシンボルフラワーである菊をモチーフにしたアートがオリエンタルな雰囲気を醸しています。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

全339室のゲストルームはスタンダードタイプでも約50平米の広さがあり、シカゴのホテルで最大クラス

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

室内には11の言語に対応するタブレットがあり、照明や空調、ルームサービス、シャトルバスの予約などをこれ1つで行うことができる

ホテルステイ以外でラグジュアリーな気分になれるのが、ロビーフロアにあるレストラン「ザ・ロビー」。生演奏が流れる中、ここでは伝統的なペニンシュラのアフタヌーンティーを楽しむことができます。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

約6メートルもの高さがあるという「ザ・ロビー」の窓からは、サンセットやサンライズによって様々な色に変化する街の様子を楽しむことができる

香港や東京のペニンシュラ同様、シカゴでもアフタヌーンティーは人気があり、観光客のみならず地元の人もやってきます。

3段重ねのティースタンドに美しく乗せられたフィンガーサンドイッチや小さなケーキは、アートのようで食べてしまうのが惜しいほど。また、お茶の種類は英国式の紅茶のほか、ハーブティーや中国茶、日本茶など国際色豊かで、香港生まれのペニンシュラならではのセレクション。スパークリングワインもあります。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!


■ザ・ペニンシュラ シカゴ
アフタヌーンティー 月~土: 14時半・16時半、日: 15時半~17時

アメリカで注目の劇場型エンタメレストラン

通常なら、食事の時はスマホをしまって、というのがマナーですが、“みんなスマホで写真を撮りまくり”というレストランがあります。むしろスマホを忘れたら後悔しそう! アフタヌーンティーのように、味もさることながら、見た目も大事なのが昨今のダイニング・シーン。さらなるエンターテインメント要素を追求するならば、訪れるべきは「バートンG ザ・レストラン(Barton G. The Restaurant)」。

ザ・ペニンシュラシカゴから歩いて約15分ほどの場所にあるこのレストランは、マイアミビーチを拠点に、ロサンゼルス、そしてこのシカゴでも話題の店。カテゴリーとしてはステーキやグリル料理がメインですが、「忘れられない料理と店頭でのプレゼンテーション」がコンセプトなので、出てくるドリンクや料理の見せ方がドラマチックなのです。

カクテル一つとっても、なぜかブッダの置物や魔法のランプ、指輪の箱が添えてあったりで、思わず飲むのを忘れてしまいそう。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

個性豊かなカクテルの数々

アペタイザーで注文した料理にはポップコーンマシンが一緒に運ばれて来て、テーブルの上は遊園地のような空間に。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

メインは“バートン城”と名付けられたびっくり箱状の箱の中から、リブステーキやロブスターが。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

バートンGで使われている牛肉は全て家族経営の農場で、化学物質を使わずに育ったブラックアンガス牛と和牛

周りを見ると、どのテーブルも卓上遊園地のような状態になっていて、派手なプレゼンテーションに大人も子供も大喜び。お客同士でもそれぞれのテーブルを撮りあっていて和気あいあいとした雰囲気です。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

料理の1人前の量は多めなのですが、ここではぜひデザートもオーダーするべし!

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

左:「マリーアントワネットの頭」の正体は綿あめ。周りにはカラフルなカップケーキも。右:巨大な100ドル札! 金塊はバーナーであぶると、中からアイスクリームが

ちなみに、“バートンG”はオーナーの名前。「今までに誰も見たことがないような場所」を目指して、テーマ性のあるレストランをアメリカの各都市に拡大中。近くニューヨークとラスベガスにもオープン予定ということなので、今後ますます楽しみです。


■バートンG ザ・レストラン
ディナー 月〜木・日: 17~22時、金・土:17~23時
バー   月〜木: 16~22時、金: 16~23時
ブランチ 土・日: 10~15時

健康志向の方にも! シカゴNO.1の呼び声高いドーナツショップ

日本にいるときは食指が動かない食べ物でも、海外に出ると途端に気になってしまう食べ物ってありませんか? 私の場合、アメリカで出会うドーナツがその一つです。

シカゴの街を歩くと、ドーナツショップが多いことに気づきます。健康志向の昨今、ドーナツはちょっと……と思う方もいるかもしれません。しかしアメリカとドーナツ、特にこのシカゴとドーナツには深い関係があるのです。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

アメリカでは、毎年6月の第1金曜日が「ドーナツの日(ナショナル・ドーナツデー)」となっていて、この日は無料でドーナツを提供する店も。

「ドーナツの日」の歴史は古く、第1次世界大戦中、兵士のためにシカゴの救世軍がドーナツを作って届けたことをたたえ、1938年に創設されたといわれています。普段は甘いものを控えているという人も、多くの人々を救ったドーナツをたたえるべく、シカゴに行った際には街のドーナツショップに足を運んでみてはいかがでしょうか?

中でも、シカゴでナンバーワンのドーナツと称されているのが、「ドゥ・ライト・ドーナツ(Do-Rite Donuts)」。シカゴ市内に何店舗かありますが、ここはループ(LOOP)と呼ばれるダウンタウンのショップです。営業時間は平日で朝6時半から午後2時までですが、商品がなくなり次第閉店するため営業時間より早く閉まることも。

オールハンドメイドで作り置きなしのドーナツは、朝早くからビジネスパーソンたちが買いに来ていて、作るそばから売れていく様子。このお店の特筆すべき点は、グルテンフリービーガン用のドーナツがあること。これなら食事制限している人にもおすすめできます。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!

ドーナツの中には、ベーコンをトッピングしたものも! ベーコンの塩気がドーナツの甘さを中和してくれて意外にも美味

店の前の赤いベンチに座って、現地の人のようにドーナツをかじりつつコーヒーを飲んでいると、シカゴの街がより身近に感じられるでしょう。

シカゴの街でフォトジェニックなグルメを楽しむなら!


■ドゥ・ライトドーナツ&コーヒー
月~金:6時半~14時、土~日:7時~14時 ※商品がなくなり次第閉店することもあり

シカゴの街でのグルメは、高級レストランからローカルフードまで多種多様。マグニフィセント・マイルを中心に、縦横に動いてフォトジェニックでおいしいひとときをたくさん楽しみましょう。

■取材協力
イリノイ州観光局
https://www.enjoyillinois.com/jp/
シカゴ観光局
https://www.choosechicago.com/

■関連記事
シカゴ観光で必見&必撮のアートスポットを巡る
アメリカの「かわいい町」、シカゴ郊外のガリーナの見どころとは?

PROFILE

  • 「あの街の素顔」ライター陣

    こだまゆき、江藤詩文、太田瑞穂、小川フミオ、塩谷陽子、鈴木博美、干川美奈子、山田静、カスプシュイック綾香、カルーシオン真梨亜、シュピッツナーゲル典子、コヤナギユウ、池田陽子、熊山准、藤原かすみ、矢口あやは、五月女菜穂、遠藤成、宮本さやか、小野アムスデン道子、石原有起、松田朝子

  • 松田朝子

    東京・銀座の料亭に生まれ、戦前から続いた料亭を2009年にたたみ、現在は旅行作家/ライターとして旅行メディア等で活動中。日本旅行作家協会会員。旅をして、変なものを見つけると書かずにはいられなくなる癖あり。主な著書に「空飛ぶベビーカー」(東京経済刊)、「子供も大人も ラスベガスの達人」(山と渓谷社刊)、「旅先だとどうして彼は不機嫌になるの」(自由国民社刊)。

シカゴ観光で必見&必撮のアートスポットを巡る

一覧へ戻る

ビーチで人魚に変身! 「味勝手丼」や縁結びスポットも 茨城県日立市

RECOMMENDおすすめの記事