にっぽんの逸品を訪ねて

親子で訪れたい静岡市の動物園&海の博物館、「ちびまる子ちゃんランド」も

日本各地の逸品を訪ね、それを育んだ町の歴史や風土を紹介する連載「にっぽんの逸品を訪ねて」。

今回は、家族で訪れたい静岡市の動物園と海の博物館をご紹介します。そして人気の名所「エスパルスドリームプラザ」では「ちびまる子ちゃんランド」、「清水ラムネ博物館」、「清水かんづめ市場」も。子どもも大人も引きつけられる静岡市への旅、はじまりはじまり~。

レッサーパンダが迎えてくれる「日本平動物園」

今年、開園50周年を迎えた静岡市立日本平動物園では、約160種700点の動物を飼育しています。なかでも注目はレッサーパンダ!

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今年で開園50周年「日本平動物園」。記念の限定グッズも販売中

エントランスゲートを入ってすぐのレッサーパンダ館では、愛らしい姿が間近で見学できます。屋内外にめぐらせた通路を歩き、ササを食べたり、寝そべったり。日本平動物園は、レッサーパンダの日本初の人工哺育に成功。現在は日本全国で飼育されている全281頭(2019年7月現在)のレッサーパンダを把握して、繁殖管理などを行っています。

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元気に動き回る姿も見られます

「実はレッサーパンダは絶滅危惧種なのです」と飼育員の方。かわいい姿を見て保護活動に意識を向けてもらえればと、展示方法に工夫を凝らしているそうです。売店では、売り上げの一部が保護活動に寄付されるキーホルダーなども販売。毎日11時20分ころには「おやつタイム」があり、飼育員によるエサやりが見られます。

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飼育員さんにおねだりすると、大好きなリンゴがもらえた

「猛獣館299」では、くりっとした目がかわいらしいゴマフアザラシが泳ぐ姿や、ホッキョクグマも見学できました。ホッキョクグマは陸上最大の肉食獣ですが、ロッシーくんはしぐさがどことなくおちゃめ。動物園の人気ものです。

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カメラに向かってまるでほほ笑んでいるよう

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「え、なあに?」とでもいうように振り向いてくれたロッシーくん

日本で唯一“海の科学をテーマにした博物館”

日本にはたくさんの博物館や水族館がありますが、海の科学をテーマにまとめた博物館は東海大学海洋科学博物館「海のはくぶつかん」だけです。オープンは1970年。約50年も前からこれほど工夫した展示がされていることに驚きます。1階の水族館部門、2階の科学博物館部門の展示を見学するうちに、海の生物や構造について楽しく学べます。

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海洋水槽の魚に子どもたちも釘付け

1階では駿河湾の生きものを中心に約400種を展示。なかでも高さ約6メートルの海洋水槽は大迫力です。巨大なシロワニや群れをなして泳ぐギンガメアジなど約50種1000個体以上の生物が観察できます。「クラゲギャラリー」ではふわりふわりとしたクラゲの動きに癒やされました。

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クラゲは不思議と見飽きません

ほかにも、サンゴ礁の生き物を紹介した「きらきら☆ラグーン」や「くまのみ水族館」などテーマ別にコーナーが分けられ、めずらしい生物が次々と現れます。

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タツノオトシゴなどめずらしい生物がいっぱい

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360度、クマノミに囲まれる水槽も

「駿河湾の深海魚」の展示では、見たこともない深海の生き物がずらり。この近くには、海の生物についての疑問を分かりやすくまとめて紹介している学習コーナーもあります。

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生物の不思議も学べます

展示では、水槽を下からのぞけたり、断面がガラスになっていたり工夫を凝らしています。ハゼとテッポウエビが共存する水槽ではガラス越しに巣穴のようすがわかります。目が見えにくいテッポウエビが巣穴を作り、巣穴を掘れないハゼが見張り役として、同じ穴で役割を分担して共生しているそうです。初めて知ることばかりです。

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共生しているようすが見られます

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ヒトデなどにさわれるコーナーも

すし、缶詰、ラムネ、ちびまる子ちゃん、充実の「エスパルスドリームプラザ」

清水港のベイエリアにある「エスパルスドリームプラザ」は、すし店8店舗が集まった「清水すし横丁」や「ちびまる子ちゃんランド」、観覧車などがあり、地元の家族連れも多く集まる複合商業施設です。

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静岡市清水区が舞台であることにちなんで「ちびまる子ちゃんランド」があります

ユニークな人気店舗も多く、その一つが「清水ラムネ博物館」。約50種のラムネやサイダーが並び、うなぎコーラやわさびラムネ、桜えびサイダーなどご当地名物にちなんだ変わった種類もたくさんあります。店内では、意外と知られていないラムネの歴史も紹介しています。

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貴重なラムネのビンなども展示されています

「清水かんづめ市場」も人気店です。静岡県はマグロとカツオの缶詰の生産量が全国1位。シェアはなんと96%。それにちなんで、清水にある缶詰会社の製品を一堂に集めました。マグロやカツオはもちろん、唐揚げや釜揚げしらすなんていうのもあって、食べてみたくなります。お土産にも喜ばれそうですね。

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意外な缶詰に出合えます

【問い合わせ】
静岡市立日本平動物園
東海大学海洋科学博物館「海のはくぶつかん」
エスパルスドリームプラザ

PROFILE

中元千恵子

旅とインタビューを主とするフリーライター。埼玉県秩父市生まれ。上智大卒。伝統工芸や伝統の食、町並みなど、風土が生んだ文化の取材を得意とする。また、著名人のインタビューも多数。『ニッポンの手仕事』『たてもの風土記』『伝える心息づく町』(共同通信社で連載)、『バリアフリーの温泉宿』(旅行読売・現在連載中)。伝統食の現地取材も多い。
全国各地のアンテナショップを紹介するサイト 風土47でも連載中

富山名物「ます寿し」が愛される理由、「ますのすしミュージアム」で発見

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