はなのたびたび旅日記

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

旅好き・仏像好きで知られる、モデル・はなさんの連載「はなのたびたび旅日記」、略して「はなたび」。今回は、週末に1泊2日で楽しんだという、女子8人旅@沖縄です!

(文・写真・イラスト:はな)

まずは腹ごしらえ!

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

今回の「はなたび~女子8人旅@沖縄~」のメンバーは、雑誌『大人のおしゃれ手帖』撮影隊と『リンネル』でもおなじみのモデル・kazumiちゃんがサプライズで登場! まるで女スパイのような姿に扮したkazumiちゃんに誰も気がつくことなく、飛行機で本人自らカツラとサングラスを取るという予想外の展開でした(笑)。今回の旅は、両雑誌の編集長を務める西山さんのお誕生日会が目的だったので、道中ちょこちょこゲストが乱入するといううれしいハプニング付きです。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

カツラとサングラスで女スパイに扮したkazumiちゃん

お天気にも恵まれ、真っ青な空と海、心地良いそよ風に包まれながら沖縄本島を旅していきました。旅を計画し、ハンドルを握ってくれたのはみんなの「ナベログ」こと、ライター田辺千菊さん。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

みんなを案内する、ライターの田辺千菊さん

8人の食いしん坊を乗せた車がまず向かった先は「石窯パン処 ときはや」です。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

朝一で那覇空港に到着した私たち。空腹で車内のテンションは下降気味でしたが、おいしい朝食のパンにたどり着くまでは我慢です。

以前、取材で伺ったことのある沖縄の発酵パン「宗像堂」で5年間、修行された店主のときわさんは、大学で生物学を学んでいたそうです。「宗像堂」のパンを作り続ける宗像さんもそうでしたが、酵母にこだわり、パンの生地を育て、焼き上げる技術を追求される方々が作るパンは、とっても味わい深い。私とkazumiちゃんはさっそくフレンチトーストとサンドイッチをオーダーしました。丁寧に作られたパン。あっという間に食べてしまいましたが、ものすごくおいしかったです!

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

おなかが満たされ、車内では電線に止まるスズメのようにピーチクパーチクと会話が始まりました。普段は歩いて動いて、食べたものを消化することが多いのですが、今回はおしゃべりすることでカロリーを消費していたような……。次の目的地までは約1時間。到着すると、予想通り腹ぺこに(笑)。こちらはカフェ「波羅蜜 PĀRAMITĀ」。以前、逗子で「coya」というカフェをご夫婦で営んでいらした根本きこさんのお店です。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

天井が高くて、居心地良い。店内もおしゃれ!

全員「きょうのひと皿」を注文。彩りが鮮やかで、体に良い料理が盛られたワンプレート・ランチです。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

私は美しい料理をひたすらパチリ、パチリ。隣でケラケラ笑う、kazumiちゃん。のどかなひと時です。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

途中、那覇ロケでお世話になった島袋さんご夫妻も合流。仕事じゃないのに、旅先で仲間が10人も集まりました!

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

「PĀRAMITĀ(パーラミター)=波羅蜜(はらみつ)※」、なんですね。店名も奥深いです。バナナケーキもおいしかったし、さっそくお土産も購入。沖縄の空気が流れるすてきな店内で、旅の思い出も膨らみます。
※仏になるための菩薩(ぼさつ)の修行のこと

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

沖縄の作家もので心豊かに

さて、食欲が満たされた私たちの次なる目的地はギャラリー「囍屋(きや)」。八十歳をこえる陶芸家・大嶺實清(おおみねじっせい)さんの工房&ギャラリーです。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

以前、那覇ロケに来た時もお邪魔させていただきました。沖縄の空のかけらが器に溶け込んだような、眩(まばゆ)いブルー。旅の前日に、撮影で使ったかわいいスープボウルが大嶺さんの作品だったことが判明し、今回の旅でも工房に立ち寄ることにしました。12月13日(金)~15日(日)に読谷山(よみたんざ)窯などで行われる「陶器市」に大嶺さんも出品されるそうで、ギャラリーに展示されている作品の数は少なかったですが、大嶺さんがちょうどミーティング中で工房にいらっしゃいました。

やちむんの里をあとにし、次なる目的地に向かいます。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

ガラス作家・おおやぶみよさんの店「HIZUKI」へ。のどかなさとうきび畑に囲まれていた「日月hizuki」から、“佇まいの美しき器やもの”をコンセプトに、11月10日に新たに始動したばかりのお店です。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

外の光が差し込む店内には、おおやぶさんが手がけた作品がずらりと並びます。ガラスの中に水泡がちりばめられていたり、形が「ふにゃ」っとしていたり、おおやぶさんの個性がガラス作品の中にきらりと輝いている。「かわいい~!」。女子の悲鳴を合図に、お買い物がスタートです。私は散々、悩んだ結果、夏にぴったりなガラスの酒器をゲット。全員が買い物袋を片手に、ニコニコです。最後におおやぶさんとも記念撮影。作家さんに会える店なんて、ぜいたく! 沖縄の思い出が形になってきました。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

途中「おんなの駅」でムール貝のウニソースがけを食す。濃厚で、これまたおいしい!

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

さらに、沖縄の作家のうつわを扱う「mofgmona」にも立ち寄りました。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

かわいい器がところ狭しと並び、見応えも十分! ここでも大嶺さんの作品を見ることができました。下の階にはカフェもあって、休憩もできます。

夕暮れ時。屋上からきれいな夕焼けを眺めていると、子猫ちゃんが「にゅあ~」。かわいい出会いにも恵まれました。

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胃袋を満たしてくれた、お誕生日会

さて、お誕生日を迎えた西山さんのリクエストでもあった「料理 胃袋」へ。こちらは1日3組完全予約制の店。私たちのように「胃袋」の料理を味わうため、沖縄まで足を運ぶ方々が大勢いらっしゃるそうです。期待がふくらむ情報ばかりが飛び交いますが、まずはその料理を食べてみないと! ということでやってきました。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

暗闇の中、浮かび上がる胃袋の看板が目印です

料理を手がけるのは、関根麻子さん。ほがらかで、話がとってもユニーク。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

中央が「胃袋」の料理を手がける関根麻子さん

ろうそくの明かりに灯(とも)される料理を食べているうちに、五感が研ぎ澄まされていくような感覚に陥る。数時間かけて、低温でじっくり焼かれた食材。とろりと甘みが際立つ野菜。それぞれの食材の個性を引き出し、想像もしなかった組み合わせで一つの料理として完成させていく。食べる人をハッとさせてくれる料理の数々に、みんなも驚きを隠せませんでした。

女子8人、食欲と物欲を満たす沖縄の旅

料理って、正解がないし、食材の組み合わせも無限大。もっともっと麻子さんのように冒険したい! 強気に攻めたい! 食材と遊びたい!と思わせてくれる、「胃袋」の旅でした。

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舞茸(マイタケ)の料理

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鯛(タイ)の刺し身、金川紅茶の寒天、長寿草、発酵させた青レモン、シャインマスカット、生ズッキーニを使った料理

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豚肉、カレーリーフ、たまねぎ、ヨーグルトソースを使った料理

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焼きりんご

食欲と物欲が満たされた1日目。次回ご紹介する2日目は、沖縄屈指のパワースポットと言われている「久高島」に上陸します!

PROFILE

はな

モデル。12月21日生まれ、神奈川県横浜市出身。2才から横浜のインターナショナルスクールに通い、17才からモデル活動を始める。上智大学に進学後も、学業と並行してモデル活動を続け、その後テレビやラジオ、ナレーター、エッセイの執筆など活動の範囲を広げる。現在もファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day〜hana金〜」(毎週金曜)のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」(毎週日曜)のナレーションも務めている。英語・フランス語に堪能で、その語学力を活かした絵本も多数。趣味はお菓子作りや茶道、仏像鑑賞。2017年9月国宝応援大使、2019年4月奈良国立博物館評議員に就任。著書に、『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎文庫)、『おくるおかし』(集英社)ほか多数。
Instagram:https://www.instagram.com/hanalovestaco/

観光列車に乗って、温泉とご当地グルメを堪能!

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モデル・はな、沖縄の離島で癒やされる

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