ハワイが発信する“レスポンシブルツーリズム” 観光客のマナー向上を促すPR

現在、ハワイは多くの環境問題を抱えている。そこで、ハワイ州観光局は「責任ある観光」を意味する“レスポンシブルツーリズム”を提唱し、様々な啓発活動を行っている。2019年10月24~27日には、大阪で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2019」にて“レスポンシブルツーリズム”をコンセプトにブースを出展。今、観光客に求められる“レスポンシブルツーリズム”について紹介する。

美しいハワイを未来へとつなぐために観光客ができること

ハワイが発信する“レスポンシブルツーリズム” 観光客のマナー向上を促す

サンゴ礁への有害成分を含んだ日焼け止めの不使用とハワイの固有種オヒアレフアの保護を呼びかけている

ハワイ州は、経済、社会および環境という側面で持続可能な社会となるべく「Aloha+Challenge」という活動を行っている。「Aloha+Challenge」とは2030年までに、クリーンエネルギーへの転換、自然資源の管理、持続可能なスマートコミュニティーの形成、廃棄物の削減、グリーンジョブ・環境教育、地元産の食糧供給といった6つの目標を達成するための取り組みである。「青い海とサンゴ礁。現在、そんなハワイを象徴する景色も、失われようとする危機的な状態にあります。現状を知っていただき、マナーを守って観光を楽しんでいただくことが、美しいハワイの姿を未来へ残す一歩となります」と話す、ハワイ州観光局イベント担当の宮本紗絵さん。今回のブースでは、サンゴ礁への有害成分を含んだ日焼け止めの不使用や、ハワイの固有種オヒアレフアの保護を呼びかけるなど、ハワイ旅行前に「責任ある観光客」になるためのマナーを学習できる内容に。

次世代を担う若者とともに 環境保全を呼びかける

ハワイが発信する“レスポンシブルツーリズム” 観光客のマナー向上を促す

ゴミで制作したウミガメ作品

様々な展示の中で目を引いたのは、ハワイで絶滅危惧種に指定されているウミガメをゴミで表現した、ゴミアートの展示。ハワイは漂流物が多いエリアであり“太平洋のゴミベルト”とも言われている。特に、ハワイ島南部のカミロポイントでは、プラスチックや漁業系などのゴミが漂流している。そこで、ハワイ州観光局は未来を担う若者に自然環境保全の大切さと海洋生物の生態危機を学んでもらおうと、2019年9月21日の「国際ビーチクリーンアップデー」にあわせてカミロポイントでビーチ清掃イベントを開催した。そこに参加した立命館宇治高等学校(京都府宇治市)の生徒が中心となって、京都の観光名所・鴨川での清掃活動で集めたゴミを使ってウミガメを模したアートを制作。

ハワイが発信する“レスポンシブルツーリズム” 観光客のマナー向上を促す

高校生が制作したウミガメ作品には、3メートル以上離れて観察を行うことを啓発するため、3メートルの距離感を体感してもらえるように工夫

やっぱり楽しい! ハワイ旅行を体感できるアトラクションも

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MX4D®を体験する来場者たち

ブースでは、ハワイ旅行を疑似体験できるMX4D®を駆使したアトラクションも登場。「ショッピングやグルメなど、ゆったりと楽しんでいただくのも良いですが、ハワイには自然を満喫できる様々なアクティビティーがあることを知っていただきたいです」と語る宮本さん。

来場者は、ハワイ島、マウイ島の空、海、陸で体験できるヘリコプター、シュノーケリング、ジップラインといったアクティビティーの疑似体験を楽しんでいる。「皆さんに“行きたい!”と思ってもらえる魅力あふれるハワイであり続けるためにも、ぜひ“楽しい”だけではないハワイの“今”に目を向けていただけたら。今後も学生と実践できるプロジェクトや、観光客の方も気軽に参加できる自然保護キャンペーンなどを積極的に行い、ハワイだからこそできる“レスポンシブルツーリズム”のあり方を発信していきたいです」と話す宮本さん。観光客による環境破壊はハワイに限ったことではありません。ハワイ州が提唱する“レスポンシブルツーリズム”をきっかけに、旅先に敬意と感謝の気持ちを込めて、責任ある観光を心がけていきたい。

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ツインピークスから見渡した夜景

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