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台湾リピーターにおすすめ 自然や独自文化が豊かな南部の屛東エリアの見どころ

海外旅行先の人気ランキングでずっと上位にある台湾。最近は、まずは台北に行き、続いて高雄や台南など南部の街を訪ね、次は内陸部も、と考えるリピーターも多い。今回は、さらに深く台湾を楽しめる街として、&TRAVEL編集部が11月に取材した南部の屛東県を紹介したい。
(トップ写真は景観が美しい龍磐公園=&TRAVEL編集部撮影)

「最も台湾の雰囲気を味わえる」を実感

高雄から南へ自動車で1時間ほどの距離にある屛東県は、台湾の最南部に位置する。平原も、高い山も、恒春半島と周囲に広がる海もあって、多様な自然景観に恵まれている。さらに、原住民族(先住民族)が住むカルチャーパークもある。

屛東県政府(政府とは台湾の行政機関の名称)は、「最も台湾の雰囲気を味わえる観光都市」とうたっている。実際に行ってみると、その通りの土地だ。

マグロと桜エビで有名な東港

屛東で訪れたい場所の一つが、東港。台湾では知らない人がいないぐらいのマグロの水揚げで有名な漁港だそうだ。マグロ漁のシーズンは毎年4月から6月で、特においしいお刺し身が食べられるそうだ。ほかにも、日本では静岡県での水揚げが有名な桜エビも特産だ。東港を歩いて、海鮮を楽しめる老舗レストランや、市場の散策を楽しみたい。

台湾リピーターにおすすめ 自然や独自文化が豊かな南部の屛東エリアの見どころ

東港の取材で食べたマグロの刺し身(&TRAVEL編集部撮影)

東港の夏木川という飲食店では、商品化を目指しているという「桜エビタピオカミルクティー」の試作品を飲ませてもらった。ドラゴンフルーツを使ったピンク色のドリンクで、なかなか不思議な味だった。

台湾リピーターにおすすめ 自然や独自文化が豊かな南部の屛東エリアの見どころ

東港の次に訪れた墾丁の夜市でもたくさんの海産物が売られていた(&TRAVEL編集部撮影)

また、屛東の西南に浮かぶ離島・小琉球へのフェリーも、東港から出ている。小琉球は、透明度の高い海とサンゴ礁の海岸でマリンスポーツが楽しめるリゾートだ。

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東港からフェリーで渡る離島・小琉球の美しい海岸(getty images)

今回の取材で訪れた場所と、直接見ることはできなかったが、屛東県政府の観光担当者に教えてもらった、ぜひ訪れてほしい観光スポットを紹介する。

塹壕と奇観の鵝鑾鼻灯台

台湾リピーターにおすすめ 自然や独自文化が豊かな南部の屛東エリアの見どころ

鵝鑾鼻灯台(getty images)

鵝鑾鼻(ガランピ)灯台は、台湾最南端にある灯台で、高さ約21メートル。敷地の四方には塹壕(ざんごう)があるちょっとめずらしい灯台である。恒春半島の最南部に位置するこの灯台の周辺は、サンゴ礁のはたらきで形成された石灰岩の地層が洞窟や奇岩などの面白い景観を形作っている。南北にのびる半島の先端なので、1泊すれば朝日も夕日も堪能できる。

屏東の観光スポットをめぐるには、やはり自動車が必須だろう。地元の観光会社が運営している周遊バスを利用するか、タクシーでということになる。高雄で1日貸し切りのタクシーを手配することもできるが、ゆっくり景色を楽しむのであれば、屏東エリアのどこかで宿泊することを考えたほうがよさそうだ。

鵝鑾鼻灯台から車で海岸線を北に進むと、太平洋に面した草原が広がる「龍磐公園」がある。ここもカルスト地形の奇観がみどころ。高台からはサンゴ礁や海岸線のパノラマが一望できる。
また、鵝鑾鼻灯台からは北西の方角にあり、次に紹介する墾丁(ケンティン)国家公園の西側に位置する関山の高台から見る夕日の美しさは有名で、「南台湾八景」の一つにも選ばれているそうだ。

墾丁には台湾初の国家公園

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白砂が美しい浜は、保護のため立ち入り禁止になっている場合があるので訪れる前に要確認(&TRAVEL編集部撮影)

東港からさらに南へ下った墾丁には、台湾で初めて指定された国家公園がある。美しい白い砂浜で知られ、森林遊楽区(森林レジャーエリア)がある。公園内には旅客センターがあり、屛東の自然を楽しめるさまざまな観光ルートが提案されている。「エコロジカルツアー」として、9、10月はタカなど、11月から2月にかけては、水鳥を観察するコースがおすすめされていた。

台湾リピーターにおすすめ 自然や独自文化が豊かな南部の屛東エリアの見どころ

墾丁で見つけたココナツの殻のペインティング(&TRAVEL編集部撮影)

「トンボ玉」埋め込んだ屛東山川琉璃吊橋

台湾リピーターにおすすめ 自然や独自文化が豊かな南部の屛東エリアの見どころ

屛東山川琉璃吊橋(getty images)

長さ263メートルのつり橋には、原住民族のパイワン族の伝統工芸品であるトンボ玉があちこちに埋め込まれている。トンボ玉のデザインには、自然への畏敬(いけい)の気持ちが込められているそうだ。
屛東には、パイワン族やルカイ族が居住する集落があり、トンボ玉をつくる工房では、制作体験も行われている。

<アクセス情報>
屛東へのアクセスは、個人旅行の場合は、高雄や台南までフライトし、そこから公共バスを使うことになる。台南へは、関西空港から約3時間で直行便が飛んでおり、今回はチャイナエアラインの関空~台南便を使って現地を取材した。

取材協力:
・チャイナエアライン
・屛東県政府

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