楽しいひとり温泉

温泉+富士山 御殿場アウトレットと絶景温泉 御殿場木の花温泉「ホテル クラッド」

絶景温泉も入りたいし、お買い物も楽しみたい。1泊の旅で、あれこれイイトコドリをしたい時にピッタリの温泉を見つけました。今回のひとり温泉は、ニューオープンの宿。この春さらに増床する予定の「御殿場プレミアム・アウトレット」内にオープンした「ホテル クラッド」と「木の花の湯」。ホテルからも温泉からも雄大な富士山を眺めることができます。
(トップ写真:夜明けごろ、宿泊した「富士ビュールーム」から見えた富士山)

■連載「楽しいひとり温泉」は、全国各地の温泉をめぐり、温泉・自然・食で美しくなる旅を研究する、温泉ビューティー研究家の石井宏子さんが、テーマごとにひとり温泉にぴったりなお宿を紹介します。

富士山を楽しむ絶好の場所に建つホテルと温泉施設

ホテル クラッドのロビー

ホテル クラッドのロビー。正面の大きな窓から雄大な富士山が

御殿場プレミアム・アウトレットの富士山を眺める絶好の高台に、新しいホテルと温泉施設がオープンしました。

以前、アウトレットのシンボルだった観覧車があったところ、と聞けば、ピンとくる方もいらっしゃることでしょう。そう、よくぞ、この場所に温泉を造ってくれました。

まずは、今宵(こよい)の宿、「ホテル クラッド」へチェックインします。ロビーへ入ると天井までの大きな窓いっぱいの富士山。目の前にこの景色だけが飛び込んでくるようにと、人が座るソファは一段低い場所にしつらえてあります。早めに到着して荷物を預けてアウトレットへお買い物に出かけることもできますが、まずはホテルと、隣接する温泉施設をゆっくり楽しむことにいたします。

やっぱりおすすめは富士ビューの部屋

富士ビューダブルルーム

ひとり宿泊にぴったりな、富士ビューダブルルーム

部屋は富士ビューと森林ビューでお値段が少し違います。今回は富士山側のお部屋に泊まることにしました。シンプルスタイリッシュな部屋は、洗面所とトイレが別々になっていて快適。23㎡の富士ビューダブルなら1泊1名利用で11,200円~。朝食付きで12,700円~(いずれも税込み)です。

コンセプトルーム

ブランドとコラボしたコンセプトルームもある

通常の部屋とは別に、御殿場プレミアム・アウトレットにも出店しているブランドとコラボした、雰囲気の異なるコンセプトルームもあります。写真の部屋は、「ファッションルーム with journal standard Furniture(森林側)」。富士山は見えませんが、ウキウキするインテリアの部屋となっています。

隣接する「木の花の湯」に、滞在中は何度でも無料で出入り

露天風呂

温泉につかりながら富士山の絶景が楽しめる露天風呂

ホテルから宿泊者専用の通路を通って、日帰り温泉施設「木の花の湯」へ。男女別の大浴場には広々した露天風呂があり、富士山が一望できる大パノラマ温泉です。すりガラスのように見える部分は、外側からはすりガラスですが、温泉の中から見ると透明になって、富士山の絶景がお湯の中からも眺められる技ありの造り。夜は富士山麓(さんろく)の夜景と満天の星にうっとり。写真手前の一段高い場所には、深さ130センチの「立湯」があって、ここからはダイレクトに富士山を楽しめます。

この施設のために掘削した自家源泉の温泉はやや黄色みを帯びた温泉で、泉質はナトリウム―硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉、pH8.0の弱アルカリ性。つるりとした感触の温泉です。肌しっとりの硫酸塩泉、ぽかぽか温まる塩化物泉、古い角質を落としてすべすべ肌へ導く炭酸水素塩泉の成分がマルチに働く「美肌三姉妹の湯」です。

内湯

内湯からも富士山が見える。人工炭酸泉やサウナも

内湯は温泉ではなく地下水を使っているのですが、人工炭酸泉の湯船があります。二酸化炭素の働きで血行が良くなり疲労回復につながります。入ると肌にびっしりと炭酸の泡がつき、プチプチとはじけるのが楽しい。38度ほどのぬるめの湯なので、のんびりつかってリラックス。富士山も眺められるサウナでは、スタッフがあおいで熱風を送ってくれる「ロウリュウタイム」も設けられていて盛り上がります。

施設内のカフェ

湯上がりには、カフェでクラフトビールやソフトクリームも

施設ではホテルのカードキーだけでまとめて会計できます。カフェには軽食やクラフトビール、タピオカミルクティーなどもあり、湯上がりに富士山を眺めてゆっくり過ごせます。

無料の休憩処

とても広い無料休憩処には、ごろ寝ができるライブラリー

さらに、無料休憩処がすごい! 広いライブラリーの選書はセンスが良く、ライフスタイル系の興味をそそられる本がずらりと並びます。お気に入りの本を見つけたら、ごろごろ寝転んで本が読める秘密基地がいっぱいあります。そして、また、温泉へ……。と、あまりにも居心地がよくて、ずっとライブラリーで過ごしてしまいました。

富士山ビューのダイニング花衣で炭火焼きの夕食

炭火焼料理

「ダイニング花衣」では炭火焼料理も味わえる

今回は1泊朝食付きプランで泊まりました。夕食は温泉の1階にあるダイニング花衣へ。その時の気分で食べるものを決められるのが魅力です。炭火焼きのいい香りが漂います。

贅沢御膳

贅沢御膳は写真の花衣(税別3500円)と、木の花(税別5000円)の二種類がある

単品メニューも充実ですが、おひとりごはんでも、あれこれ少しずつ味わえる「贅沢(ぜいたく)御膳」を選択。さらに「花衣(はなごろも)」と「木の花」を選択できます。私が選んだ「花衣」は、ユメカサゴの炭火あぶり焼き、手まり寿司、鍋仕立ての地元名物・みくりやそばなど、3500円(税別)で大満喫できました。

リラクセーションサロンの「吸い玉」がすごい

吸い玉

珍しい足裏への吸い玉メニューで、むくみと疲れを追い出す

木の花の湯のライブラリーの奥にあるリラクセーションサロン「体いやし処 夢がたり」の隠れ人気メニューは「足裏吸い玉」だとホテルの方に教えていただき、さっそく足裏吸い玉付きのボディーリラクセーションを予約。足つぼマッサージをしてむくみや疲れのある部分を中心に、ガラスのカップに火をつけて真空状態にし、足裏に吸盤のように吸い付かせてゴリゴリと動かす「吸い玉」をやってもらいます。

「きゃー、痛い。でも気持ちいい」。足の裏からすーっと疲れが吸い取られていく感じ。足全体が軽やかになっていくような気分です。

その後、全身をもみほぐしてもらって、再び温泉へどぼん。コリも疲れも星空のかなたへ飛んでいきました。

富士山

夜明けごろ、部屋の窓から眺めた富士山に感動

目が覚めたら、おはよう富士山。朝霧に包まれた街の上に浮かんでいるように見える富士山は、夜明け直後のつかの間の幻想のよう。時を忘れて見入ってしまいました。

HOTEL CLAD(ホテル クラッド)
https://www.gotemba-hotelclad.jp/
*2019年12月15日開業

■「楽しいひとり温泉」ポイント
1.富士山を眺める絶景温泉
2.目覚めれば、おはよう富士山
3.アウトレットでお買い物もできる

BOOK

温泉+富士山 御殿場アウトレットと絶景温泉 御殿場木の花温泉「ホテル クラッド」

全国ごほうびひとり旅温泉手帖 いい湯、いい宿、旅ごはん!

石井宏子さんの著書「全国ごほうびひとり旅温泉手帖 いい湯、いい宿、旅ごはん!」(世界文化社)が11月16日に出版されました。温泉ビューティー研究家・旅行作家ならではの、旅してみつけた、女性がひとりで安心して楽しめる温泉宿を紹介するハンディーな一冊。公共交通機関で行ける、自分へのごほうびで泊まりたい、いい宿を全国から厳選し、あわせて、女性目線で選んだ周辺の立ち寄り先、ランチやスイーツも取り上げます。ひとりでも楽しい観光列車も登場します。税別1400円。

PROFILE

石井宏子

温泉ビューティー研究家・トラベルジャーナリスト。日本・世界の温泉や大自然を旅して写真撮影・執筆をする旅行作家。テレビにも出演。温泉・自然・食で美しくなる旅を研究する。海外ブランドのマーケティング・広報の経験から温泉地の企画や研修もサポート。日本温泉気候物理医学会会員、日本温泉科学会会員、日本旅のペンクラブ会員、気候療法士(ドイツ)、温泉入浴指導員。著書に「癒されてきれいになる おひとりさま温泉」(朝日新聞出版)、「地球のチカラをチャージ! 海温泉 山温泉 花温泉 76」(マガジンハウス)、「感動の温泉宿100」(文春新書)などのほか、「全国ごほうびひとり旅温泉手帖 いい湯、いい宿、旅ごはん!」(世界文化社)が11月に発売された。

温泉+アグリツーリズモ 自然の恵みを味わう 那須高原・星野リゾート リゾナーレ那須

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