はなのたびたび旅日記

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

旅好き・仏像好きで知られる、モデル・はなさんの連載「はなのたびたび旅日記」、略して「はなたび」。今回のはなたびも、2018年9月に訪れたインドの魅力を紹介。4回にわたってお送りするインドの旅の最終章です。

>>インドの旅 part1「モデル・はな、仏教の源流、インドに初上陸!」

>>インドの旅 part2「モデル・はな、仏教発祥の地へ」

>>インドの旅 part3「モデル・はな、インドでブッダの苦行を体験!?」

(文・写真・イラスト:はな)

ブッダ初の説法が行われた地へ

インドのロケ隊、旅のラストを飾るのはサールナートです。サールナートは、ブッダが初めて説法を行った地。

「初めて仏法の車輪が転がった」

初転法輪と呼ばれるブッダ初の説法が行われたサールナートには、巨大なダメーク・ストゥーパ(仏塔)が建てられました。

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

その周辺を歩くと、同じような巨大ストゥーパに遭遇。

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

そして、インドの仏教美術を学んでいた大学時代に出会った、サールナートの仏像たち。インド文化の黄金期でもあったグプタ朝時代の仏像がたくさん展示されているサールナート考古学博物館にも足を運びました!

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

今回のメインとなる「初転法輪像」です(普段は撮影が禁止されていますが、特別に許可を得て取材をさせていただきました)。5世紀に作られた素晴らしい像の前で、しばし、ウルウル……。本当に美しい。

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ
仏像は、素材となる土の特性が生かされます。こちらの像はとにかくつややかで、生き生きとしていました。もしかしたら、当時の人々が願いを込めて、ブッダの像に触れていたのかもしれませんね。足の裏が、ツルツルしています。
インドの仏像は微笑(ほほえ)んでいることが多く、こちらもアルカイックスマイルとも呼ばれる「古典的微笑」を浮かべていました。ブッダの光背の上を飛ぶ飛天たちもアクロバティックで躍動感たっぷり! 時が経っても、ブッダや仏師のやさしい気持ちがにじみ出る初転法輪像でした。

さて、サールナートには鹿野苑と呼ばれる、鹿が住む園があります。ブッダが初めて説法をした時に、多くの鹿が集まったという説も。私たちが訪れた時は数頭ほど、区切られた園内でゴロゴロしていました。奈良の方がよっぽど、鹿は多いなぁ。でも、インドの鹿もかわいい♡

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

あるがままを受け止めてくれるガンジス河

サールナートからバスで約一時間。最終目的地のバラナシに向かいます。バラナシと言えば、ガンジス河!

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

夜明けと共にガンジス河に到着したのですが、すでに人でごった返していました。おしゃれをした牛も登場です。

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

みなさんと同じように、河で沐浴(もくよく)とはいきませんでしたが、水を触って、心身ともに清らかに。

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

実はこの日、ポストカード売りの少年に「お金がないから、買えない!」と冷たく当たってしまいました。ロケ中は本当に1ルピーも持ち歩いていなかったので、うそはついていなかったのですが、「うそつき! じゃあ、なんでバナラシまで来ることができたんだ!」と言い返されたので、私も大人気なく「だって、本当に今ないのよ!」と逆ギレしてしまったのです(汗)。
英語ができる少年だったので、すごく勉強熱心で、頑張り屋さんだったのでしょうね。ポストカード、買っておけば良かったかな……。思い返すと、ちょっぴり心が痛みますが、1人からポストカードを買ったら、撮影中なのにみんなが寄ってくるし、本当にお金がなかったのでしょうがない。このやるせない気持ちも、ガンジス河が流してくれるかな? そんな願いも込めて、水に触れてきました。

最後まで、色々と考えさせられたインド旅でしたが、大学時代に勉強した仏像や建造物をこの目で確かめることができたし、とても刺激的で楽しい時間を過ごすことができました! また機会があったらぜひ行ってみたい国です。

まだまだ紹介したい写真があるので、次回はインドロケの番外編をお届けします! お楽しみに♪

モデル・はな、心身を清めるガンジス河へ

PROFILE

はな

モデル。12月21日生まれ、神奈川県横浜市出身。2才から横浜のインターナショナルスクールに通い、17才からモデル活動を始める。上智大学に進学後も、学業と並行してモデル活動を続け、その後テレビやラジオ、ナレーター、エッセイの執筆など活動の範囲を広げる。現在もファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day〜hana金〜」(毎週金曜)のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」(毎週日曜)のナレーションも務めている。英語・フランス語に堪能で、その語学力を活かした絵本も多数。趣味はお菓子作りや茶道、仏像鑑賞。2017年9月国宝応援大使、2019年4月奈良国立博物館評議員に就任。著書に、『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎文庫)、『おくるおかし』(集英社)ほか多数。
Instagram:https://www.instagram.com/hanalovestaco/

モデル・はな、インドでブッダの苦行を体験!?

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モデル・はなが、「インドならでは」をギュギュッとまとめました

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