「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島PR

韓国で人気の観光地、チェジュ島。この韓国の「南の島」は、ソウルから飛行機で1時間ちょっとで行くことができ、福岡から直行便で約1時間で行くことができます(現在はコロナ禍の影響により運休中)。そんなチェジュ島のおいしいグルメとロケ地について、ともに韓国在住の映画ライター・成川彩さんとミュージシャン・佐藤行衛さんが11月12日、済州観光公社と韓国観光公社福岡支社が共同企画したYouTubeライブに出演し、語り合いました。成川さんがその時の様子やチェジュ島の魅力について報告します。(文=成川彩)

「愛の不時着」の舞台になったチェジュ島

私は主に映画ライターとして活動していますが、韓国の映画やドラマのロケ地巡りが趣味です。自然豊かなチェジュ島は、特に撮影の多い地域の一つです。

というわけで、1999年、“佐藤行衛&コプチャンチョンゴル”を率いて、日本人のロックバンドとして初めて韓国で正式にデビューし、現在も韓国を拠点に活動している佐藤行衛さんとチェジュ島についてYouTubeでお話をしました。

ちなみにコプチャンチョンゴルというのは、韓国のもつ鍋です。グループ名に付けるくらい、佐藤さんは韓国グルメにも詳しく、「韓式B級グルメ大全」という書籍も出版しています。

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

ライブ配信の様子。佐藤行衛さん(左)と成川彩さん(右)。配信は佐藤さんの自宅から行われた

チェジュ島は韓国の南西に位置し、人口約70万人、面積1849㎢。大阪府くらいの大きさです。

島の真ん中には韓国で一番高い山、標高1947mの漢拏山(ハルラサン)があり、紅葉のシーズンの11月は登山客がたくさん訪れていました。海も山も楽しめます。

漢拏山と共にチェジュ島の代表的な観光地といえば城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)。ドラマ「愛の不時着」で日本でも大人気のヒョンビンが主演したドラマ「私の名前はキム・サムスン」で、ジノン(ヒョンビン)の元恋人ヒジン(チョン・リョウォン)と彼女に思いを寄せるヘンリー・キム(ダニエル・ヘニー)が登っていたのが、城山日出峰でした。

城山日出峰

城山日出峰

海底噴火によりできた山で、標高182mと丘のようなサイズなのでハイキング気分で登れます。海の上にぽっこり山がある珍しい景観、特に日の出が美しいことで有名です。ユネスコの世界自然遺産に登録されています。

ところで、「愛の不時着」もチェジュ島で撮影されたのはご存じでしょうか? メイン舞台が北朝鮮とソウルのドラマでしたが、もちろん北朝鮮での撮影は不可能です。チェジュ島で撮ったのは、DMZ(非武装地帯)の場面です。

DMZは、南北の軍事境界線周辺の地域を指しています。ドラマの中ではパラグライダーでセリ(ソン・イェジン)が不時着し、ジョンヒョク(ヒョンビン)と最初に出会う場所。

演出のイ・ジョンヒョ氏は「人手の入っていない密林のような場所を探し回ったところ、チェジュ島で見つかった」と話していました。「西帰浦治癒の森」という多彩な植生が広がる場所で、心も体も癒やされるような森が、ドラマのファンタジーの雰囲気にぴったりでした。西帰浦というのは地名ですが、チェジュ島はおおむね北半分がチェジュ市、南半分が西帰浦市となっています。

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

西帰浦治癒の森

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

西帰浦治癒の森

絶景を眺められるカフェ

西帰浦のロケ地でオススメをしたいのは、海が眺められるカフェ2店です。一つは、ドラマ「梨泰院クラス」に出てきた「GEUZY COZY(ケウジコジ)カフェ」。

GEUZY COZYカフェ

GEUZY COZYカフェ

ドラマのメイン舞台はソウルの梨泰院でしたが、ヒロインのイソ(キム・ダミ)がチェジュ島で訪れた場所がこのカフェでした。行ってみるとカフェの目の前に海が広がっていて、火山島らしいごつごつの黒い岩の海岸が。

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

GEUZY COZYカフェから見える景色

この海岸の様子が「ケウ」と呼ばれるあわびの内臓に似ていることから「ケウジコジ」と名前が付いたそうです。青々と澄みきった空と海を満喫しながらチェジュ特産のハルラボン(日本のデコポン)スムージーでのどを潤しました。

もう一つは映画「建築学概論」に出てくる「ソヨンの家」です。チェジュに実家があるソヨン(ハン・ガイン)のために、大学時代にソヨンに恋心を抱いていた建築家のスンミン(オム・テウン)が建ててあげる家で、横長の窓一面に海が見渡せる、「こんな所に住んでみたい」と憧れるような家でした。その「ソヨンの家」が、映画の撮影後にカフェとしてオープンし、一般の人も絶景を眺めながらおいしいコーヒーとケーキが楽しめるスポットとなりました。

ソヨンの家

ソヨンの家

バリエーション豊かなチェジュグルメ

チェジュのグルメといえば、みかんをはじめかんきつ類、あわびやアマダイ、太刀魚などの海産物が代表的。

海産物の中でも、特にあわびは必ず食べて欲しいです。韓国語では「ジョンボク」と言い、チェジュ島の特産品です。

あわびはトゥッペギと呼ばれる海鮮鍋に入っていたり、あわび粥(がゆ)、あわびの石焼きご飯なども人気メニューです。

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

あわび入り海鮮鍋

また、黒豚も人気です。大草原で放牧して飼育するので、肉質が良く、臭みの少ない良質な脂身は黒豚特有の甘みがあります。かむほどに肉汁のうま味が広がり、香ばしさが格別です。

佐藤さんは「一度チェジュの黒豚を味わったら、他の豚は食べられない。ソウルで豚肉を買う時も必ずチェジュ産黒豚を買う」と言うほど、チェジュの黒豚を絶賛していました。

チェジュの黒豚

チェジュの黒豚

佐藤さんイチオシの牛島グルメ

佐藤さんが今回紹介したのは、牛島(ウド)です。チェジュ島の東、城山日出峰の近くに位置する小さな島ですが、ここで2018年に「牛島ストック(Udostock)」というロックフェスティバルを開催したこともあり、たびたび訪れているそうです。

今年10月にも牛島の友人の誕生日を祝うために訪れ、ゲストハウスでもある「カフェ ノニルダ」で誕生日の歌をプレゼントし、地元の人たちとお祝いパーティーを開いたそうです。配信中にもギター演奏と共に歌を2曲、披露してもらいました。

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

演奏を披露する佐藤さん

佐藤さんの牛島の一押しメニューは、「パドソリヘニョチョン」のボマルカルグクス。ヘニョチョンは漢字で書くと海女村。カルグクスというのは韓国の麺料理ですが、普通は麺が白いのにこのお店のは黒っぽく、ひじきが練りこまれているそうです。

ボマルカルグクス

ボマルカルグクス

ボマルはタニシのような小さな巻き貝を指すチェジュの方言で、このスープが二日酔いに効く!と言いながら、朝からマッコリを飲んだという佐藤さん。韓国全土に様々なマッコリがありますが、佐藤さんいわく、「チェジュマッコリ」が一番おいしいそうです。牛島ではピーナツも有名で、ピーナツのマッコリも売っています。観光客にはピーナツのアイスクリームが人気です。

佐藤さんが牛島で食べた料理の中には、チェジュのB級グルメ、サンマキンパプ(のり巻き)もありました。

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

サンマキンパプ

サンマまるまる一匹がのり巻きに入っていて、端っこに突き出た三角のサンマの頭がなんとも奇妙なビジュアル。配信当日は牛島直送の特大サザエが届いていて、打ち上げでバター蒸し焼きにしていただきました。コロナがおさまって韓国へ遊びに来られるようになったら、ぜひチェジュ、そして牛島で、直接ご自身の目と舌で豊かな自然とグルメを味わってみてください。

成川彩さんと佐藤行衛さんのライブ配信動画はこちら
済州観光公社の公式ページはこちら
韓国観光公社の公式ページはこちら

「愛の不時着」ロケ地 自然とグルメの楽園・チェジュ島

コーヒーポット柄のコイン

TOPへ戻る

明智光秀が構えた包囲の陣城群 黒井城(2)

RECOMMENDおすすめの記事