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別荘と高級ホテルのいいとこどり 北軽井沢の一棟貸しヴィラリゾートに泊まってみた

コロナ禍で一棟貸しタイプの宿が注目を浴びるなか、群馬県の北軽井沢に2020年末オープンした「あさま空山望(くうざんぼう)」。他人と触れ合わずに過ごせる独立ヴィラでありつつ、敷地内には食事を提供するダイニング棟を併設していて、あこがれの別荘ライフと高級ホテルをいいとこどりしたような宿です。Wi-Fi環境も整っているので、ちょっぴりぜいたくなワーケーションにも使えそうです。オープンに先立つ11月下旬、1棟1泊16万円(食事別)というゴージャスなヴィラで、プレス向けの体験宿泊をしてきました。
(文・写真:こだまゆき、トップ写真は夕暮れの浅間山が見えるバスルーム)

キャンプとホテルライフの融合がテーマ

別荘と高級ホテルのいいとこどり 北軽井沢の一棟貸しヴィラリゾートに泊まってみた

あさま空山望がある北軽井沢町は長野県ではなく群馬県長野原町。この林の先に新リゾートが開拓されました

ホテルや飲食店などが立ち並ぶ長野県の中軽井沢エリアから国道146号を北上していくと、別荘地として区画された森が次第に深くなっていきます。左手前方には長野・群馬県境にそびえる浅間山が、曲がりくねった山道の合間に時々見え隠れしながら近づいてきます。軽井沢駅から40分ほどのドライブで「あさま空山望」に到着しました。

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緩やかな斜面に建つヴィラ。うっすら雪が積もっているかのように見える白いテント素材の屋根が特徴です


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敷地内の移動用に電動カートやトゥクトゥクが用意されています(4~11月限定)。また宿泊者限定でEV車のレンタカーサービスも春以降に運用予定です

キャンプとホテルライフの融合をテーマに、“山の連峰”をイメージしたという宿泊ヴィラは全部で16棟。広さや定員などの違いで3タイプあって、プレジデンシャルスイート「ポラリス」(8人まで、1泊1棟16万円)が7棟、スーペリアスイート「シリウス」(6人まで、同12万円)が5棟、デラックススイート「カシオペア」(4人まで、同8万円)が4棟となっています。全室愛犬同伴が可能で(別途料金が必要)、ケージや餌入れ、トイレポットなどのペットグッズの用意も。2021年5月には小型犬専用のドッグランも完成予定です。

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すべてのヴィラから正面に浅間山の雄姿を望むことができます。ヴィラの横には駐車スペースも


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チェックイン、チェックアウトの手続きは各部屋にある端末で操作します

宿泊した「ポラリス」は、リビングダイニングのほかに、和室、ダブルベッドがふたつ並んだ洋寝室、中二階にはロフトもあって127平方メートルと圧巻の広さ。夏にはBBQが楽しめるウッドデッキ(50平方メートル)のテラスに出れば、浅間山の絶景が目の前に広がります。その開放感たるや思わず声を上げてしまうほど。海より山に囲まれているほうが落ち着く信州育ちの私にとって、そのなだらかで美しい浅間山の稜線が常に目に入るこのロケーションは最高でした。

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プレジデンシャルスイート「ポラリス」は天井が高くて開放的。洗練されたインテリアに身を委ねた瞬間から究極のバカンスがスタート


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リビング奥から玄関やキッチンエリアを見たところ。テント素材の屋根は太陽の光を優しく取り込みます


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こんな別荘欲しい!と何度ため息をついたことか。秘密基地のようなロフトからのカット

インテリアコーディネート等をプロデュースしたのは、デザイナーのコシノジュンコ氏。シンプルモダンなインテリアの中に、木のぬくもりが感じられる洗練されたしつらえとなっています。屋根には太陽の光を室内に程良く通す真っ白なテント素材を採用。二重構造にすることで断熱効果も高められているのだそう。このテント素材の白い屋根、外から見てもなかなか斬新で、黒い壁とのコントラストがモダンな雰囲気を一層引き立てていました。そして夜になると室内の明かりがほんのり透けて、ヴィラ全体が幻想的な雰囲気になるのです。

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「ポラリス」のバスルームはサウナ付き(写真左下)。アメニティ類も充実しています


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こちらはスーペリアスイート「シリウス」のバスルーム


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4~10月の夕食は各部屋のテラスでBBQが楽しめます。こちらも楽しそう!

開業に向けて5、6年前からリゾート構想を進めてきたという「あさま空山望」ですが、新型コロナの感染拡大によってオペレーションの見直しがされたといいます。例えばラウンジ棟で行う予定だったチェックイン・チェックアウトの対人手続きは、すべて部屋にあるタブレットで操作できるようにしました。予約後に送られてくるメールに記載されたパスワードを玄関の機械に打ち込むことで完全非接触での入室が可能となっています。

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日が落ちると急に静けさが増してきます


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ちょっと寒いのを我慢して浅間山の向こう側に日が落ちるのをテラスで眺めていたこの日。時々頂上付近からポコっと上がる噴煙も確認できました


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夜になると室内の明かりが透けて幻想的な雰囲気になるテント素材の屋根。リゾート内の照明もキャンドルのようにともります

夕食や朝食は決められた時間にダイニング棟にあるレストラン「天空Dining」に行けば、テーブルにすべて用意されているシステムとなっています。これも極力接触を減らすために考えられたもので、冬季(11月~3月)のメニューは地元産の野菜をふんだんに使った特選飛驒牛のしゃぶしゃぶ鍋や伊勢海老鍋など。鍋なので自分たちのペースで食べられるのがいいですね。朝食は特製の洋朝食か和朝食どちらかをチョイスしてのビュッフェ形式。こちらも地元の新鮮な高原野菜やフルーツがたっぷりでした。

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夕食と朝食はこちらのレストラン「天空Dining」で


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冬季の夕食は地場野菜を使った鍋料理を提供。予約時に3種類の中から選ぶことができます。この日は特選飛驒牛のしゃぶしゃぶ鍋をいただきました

今回の滞在で一番印象的だったのは、大自然に囲まれたロケーションに溶け込んだ超ラグジュアリーなヴィラというギャップでした。16棟が程よい間隔に建っていて、どの部屋からも望める浅間山の絶景。それを眺めながら自分だけのジェットバスやサウナで心身ともにリラックスできるなんて究極のぜいたくなのではないでしょうか。暖かい時期ならテラスで朝ヨガも気持ち良さそうですし、夜は星空観察もおすすめです。そして細かいことですが、チェックアウトが12時と遅めなのもありがたいサービス。そのままクルマを走らせれば首都圏在住の人なら渋滞にはまることなく帰宅できそうですね。

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サウナ完備の大浴場や、貸切風呂(来春オープン予定)のスパエリアも


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こちらはチェックインなどを行う予定だったラウンジ棟。たっぷりと光が差し込んで居心地のいい空間は宿泊者専用です

春にはレストランとスパエリアの一般利用もスタートする予定の「あさま空山望」。気軽に連泊できるお値段ではありませんが、コロナ禍で海外旅行がおあずけの今、自分へのごほうびや家族サービスとして選択肢に加えてみるのもありかもしれません。

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コーヒーを片手に、時間帯ごとに変化する浅間山の姿を眺めながらのテレワークなんていかがでしょう?


別荘と高級ホテルのいいとこどり 北軽井沢の一棟貸しヴィラリゾートに泊まってみた

北軽井沢の大自然に抱かれたヴィラは身も心も優しくほぐしてくれました

あさま空山望
群馬県長野原町北軽井沢2032−2577
https://www.kuzanbo.jp/

PROFILE

  • 編集部員・ライター

    気になる旅のニュース、お得な旅情報をキャッチした編集部員やライターが、随時情報を掲載していきます。

  • こだまゆき

    知らない土地での朝食がなによりも楽しみなフォト派のライター。iPhoneで撮るのも一眼レフで撮るのもどちらも好き。自由で気ままな女性ならではの目線で旅のレポートをお伝えしています。執筆業は旅関連の他、デジカメ、雑誌コラム、インタビューなど。趣味は顔ハメパネル。

コロナ収束後に行きたい異国の地。現地のプロにきく、ドバイのいま

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