モデル・はな、フォトジェニックな九份を散策
文: はな

旅好き・仏像好きで知られる、モデル・はなさんの連載「はなのたびたび旅日記」、略して「はなたび」。今回のはなたびも前々回、前回に続き、2014年に訪れた台湾の旅をご紹介します。
(文・写真・イラスト:はな)
「おいしいもの探知機」をフル稼働!
日帰りで台湾の九份(きゅうふん)へ! ソフトな乗り鉄の私が選んだ交通手段は、台北駅から発車するローカル列車でした。
英語がまったく通じず、片言の中国語と筆記用具で、台北駅~瑞芳(ずいほう)駅までの切符をどうにかゲット。瑞芳駅からはタクシーでおよそ10分ほどで九份に行けるそうですが、今回は路線バスに乗り込みました。時間に余裕があれば、ローカルの乗り物を移動手段に使うことをおすすめします。お値段もお手ごろだし、言葉が通じない国ではスリリングな体験もできますしね!
九份に到着後、まずは食べ歩きを楽しむことに。メインストリートには飲食店やお土産屋さんが立ち並び、旅気分を盛り上げてくれます。歩きながら、気になるものを片っ端から購入していきました。まずは、かき氷と団子が入ったデザート。
そして、クレープのような生地の中に、乾物や野菜を調理した具材が入っている食べ物。
さらに、こちらの春雨料理。
たまたま入った「魚丸伯仔(ホゥワンボーズー)」というお店でいただいたこの春雨が、今回の台湾旅行で食べたナンバーワンの料理でした! おいしいものはどこに潜んでいるか、本当に分かりませんよね……。事前のリサーチも大事ですが、現地では自身の「おいしいもの探知機」をフル稼働させ、アンテナに引っかかった食べ物を片っ端から口にする度胸も必要です。この春雨、また食べたい!
「あの映画」みたいな絶景に感動
台北北部に位置する九份は、海に面した小さな街。かつては金鉱採掘が盛んに行われ、ゴールドラッシュに沸いた場所でもあります。高台から見渡す景色も清々(すがすが)しい。
宮崎駿監督の作品「千と千尋の神隠し」のモデルではないか?と話題になったこともありました(実際には違うようです)が、この風景を見て私も実際、「オ~~~~!」ってなりました(笑)。やっぱり絵になりますよね!
お茶屋さんで一休み。スッピンで、すみません……。しかも、日本相撲協会の人気キャラクター「ひよの山」Tシャツを着てる(笑)。旅先には普段、あまり着ることのない服を持っていくことが多いです。
九份は小さな街なので、台北から遠足がてら、訪れるのにぴったりな観光スポットです。帰り際、日本語が話せる台湾人の親子に声をかけられ、台北までタクシー代を割り勘して帰ることに。予定を立てずに行動していたので、こういう出会いも旅の醍醐味(だいごみ)ですよね。
台北から電車とバスを乗り継いで行く、ワンデートリップ@九份。どこを切り取っても、絵になるフォトジェニックな街でした!