おとな女子の一人旅

海外ひとり旅、旅行ライターの荷造りルール

  • ちょっぴり上級編 ひとり旅テク(7)
  • 2018年5月10日

キルギスには遊牧の民・突厥(とっけつ)の遺構が多く残る。首都ビシュケク郊外には突厥の戦士をかたどったといわれる「石人」を集めた野外博物館も。石人はみな片手に杯、片手に武具を持つ。この地域はワインの生産地でもある。杯の中には美酒が入っていたのだろうか

  • キルギスには遊牧の民・突厥(とっけつ)の遺構が多く残る。首都ビシュケク郊外には突厥の戦士をかたどったといわれる「石人」を集めた野外博物館も。石人はみな片手に杯、片手に武具を持つ。この地域はワインの生産地でもある。杯の中には美酒が入っていたのだろうか

  • ウズベキスタン・サマルカンドの宿。筆者の部屋は2階で、この階段を使って自力でスーツケースを運びあげないといけなかった

  • 中央アジアはお茶文化の地域。フレーバーティーも多く、「レモンティー」を頼むと茶葉が入ったポットにレモンのぶつ切りが入ってくる

  • スーパーのお茶コーナーも充実

  • お茶うけが欲しくなったらバザールへ。ナッツ、ドライフルーツ、季節の果物が安くて豊富

  • 砂糖もバザールで調達。金色の氷砂糖は好みの大きさに砕いて量り売りしてくれる。携帯に便利

  • こちらが愛用の品々。クリップライトとネックライト(ピンク色)、マルチプラグ(赤)、そしてよく壊れるコイルヒーター

 海外ひとり旅について、筆者の中央アジア旅を例にしてお話ししている。旅の組み立て方のヒントにしていただければ。

最終的な旅のルート

アルマトイ(カザフスタン)から入国→キルギス→タシケント(ウズベキスタン)から出国。全17日間

【ここまでに決まったこと】

・大まかなルート
・ビザ
・国境越えを含んだ大まかな日程
・ホテル選びの方向性
・言葉の壁をクリアする方法
・服装

 中央アジアの旅話(たびばなし)はまだ続く。さて、今回は荷造りだ。

入れ物はなににする?

●45リットルのハードスーツケース
 旅行用品店で言う「3~5日程度の旅行に最適」サイズ。17日間の旅には小さいように思うが、ひとりで荷物を運び、かつ今回のように移動が多い旅を快適にする最大のコツは「荷物をいかにコンパクトにするか」だ。小柄な筆者はこれより大きいと階段を持ち上げられないし、いざというときに走るのも難しい。「これに入る荷物しか持たない」のが自分なりの荷造りルールだ。

●斜めがけのレザーショルダー(貴重品入れ)

●ファスナーつきの肩かけショルダー(サブバッグ)

持ち物は?

 この旅のために用意したものは特にないのだが、毎回の必需品や、今回特に役立ったものを挙げておこう。

●ミニライト
 飛行機や夜行列車の消灯後に便利なので、毎回持参している。中央アジアで特に助かったのは、停電のとき(2回発生した)、また街灯があまりない旧市街の宿に夜戻るときだ。

 愛用はパナソニックのLEDクリップライト、あるいはLEDネックライト。どちらもコンパクトで光量も十分。

●「ジップロック」の袋タイプ・容器タイプ
 密封できる袋タイプは汁物や粉物を入れたり各国のお金を小分けしたりと万能選手。容器タイプは破損が心配な小物や薬入れにとこちらもマルチに活用。

●電源タップとマルチプラグ
 なにはなくともこの二つは必需品。ゲストハウスのコンセントはひとつしか使えないことが多いのである。

●「1泊2日お泊まりスキンケアセット」を2組
 コンビニやドラッグストアで売られている、1泊旅行用のスキンケアセット。フライト遅延、ロストバゲージなどに備え、長距離フライトのときには必ず手荷物に1セット入れているのだが、今回は夜行列車も予定していたので、もう1組プラス。

●お茶セット
 1日の終わり、部屋で本を読んだり写真を整理したりしながらのお茶タイムは旅の楽しみのひとつ。

 1週間以上の旅だと、インスタントコーヒー(「ジップロック」に入れ替えておく)と各種お茶のティーバッグを持参するのだが、中央アジアはお茶文化の地域。現地調達を期待して、お茶はあまり持たないことにした。

 お湯は宿でもらうこともあるが、コイルタイプの湯沸かしヒーターも愛用している。コイルを直接カップに浸しお湯を沸かすので、手早くお茶がいれられる……のだが、コイルがむきだしになった構造は注意しないとヤケドするし、ショートして壊れやすい(=危ない)。そのせいか最近日本ではほぼ製造されておらず、海外で購入するか、ネット販売で入手している。オススメではあるが、使うときはくれぐれもご用心を。

持って行かなかったもの

●Wi-Fiルーター

 数日間の旅ならWi-Fiルーターをレンタルして行くことが多いが、17日間となるとレンタル代も高くつく。そこで今回は、基本的には宿のWi-Fiなどに頼ることとして、あとは筆者が日本で通信契約をしている「au」の「世界データ定額」を利用した。対象地域ならデータ通信が24時間980円で可能になるというサービスで、今回の渡航先はすべて対象となっていた。国境越えや長距離移動の日など、「ネットがあると安心」という日だけ利用した。サクサク快適、とはいかなかったが、まあ、ないよりマシだし、何より安心だ。旅の間、3回だけつなぎ、合計2940円の支払いとなった。

 さて、これで旅の準備はだいたい整った。次回からは現地での動きについて。移動はどうしたのか? 食事は? 両替は? 中央アジアを例として、実践的な旅のコツを紹介していこうと思う。

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