おとな女子の一人旅

海外ひとり旅、現地での移動はどうする?

  • ちょっぴり上級編 ひとり旅テク(8)
  • 2018年5月24日

乗り物にはお国柄が出て楽しい。キルギスのタクシーは、お守りとして猛禽類の足をぶら下げていた(写真=全て筆者)

  • 乗り物にはお国柄が出て楽しい。キルギスのタクシーは、お守りとして猛禽類の足をぶら下げていた(写真=全て筆者)

  • ウズベキスタンは駅や列車などの撮影は禁じられていたが、だんだん規制がゆるやかになっている。写真はサマルカンドの駅舎。ステンドグラスが美しい

  • 広大なウズベキスタンでは列車もポピュラーな移動手段。構内の表示や切符はキリル文字が多いので、人に聞いて歩いて自分の車両を探す

  • ブハラからタシケントまでは夜行列車。夜明けに目が覚めると、赤く染まる空が見えた

  • 途中、休憩しながらのバス移動も楽しい。サービスエリアのような場所では食事もできる

  • 乗り合いタクシーにて。いったん、乗り合い相手に決まったこの女性は荷物が多すぎると断られていた

  • 雄大な天山を眺めながらの移動。旅に来てよかった、と思うひとときだ

 海外ひとり旅について、筆者の中央アジア旅を例にしてお話ししている。旅の組み立て方のヒントにしていただければ。

最終的な旅のルート

アルマトイ(カザフスタン)から入国→キルギス→タシケント(ウズベキスタン)から出国。全17日間

【ここまでに決まったこと】

・大まかなルート
・ビザ
・国境越えを含んだ大まかな日程
・ホテル選びの方向性
・言葉の壁をクリアする方法
・服装
・荷物

 今回からは現地での動き方。まず、移動についてだ。

現地の足は何を選ぶ?

 交通手段選びは旅を安全に、快適にするための重要なポイントだ。陸続きで人の往来が多い中央アジアの場合、空路・陸路・鉄路と交通手段は多く、しかも安い。

 とりあえず出発前に、ガイドブックに書かれた各都市間の交通網と所要時間、料金をノートに書き出しておく。たいていの場合、飛行機より鉄道、鉄道よりバスのほうが安い。出発前には概要だけ把握しておいて、あとは現地で正確な情報を確認すると効率がいい。

 ウズベキスタンでは車窓の風景がよさそうなルート、あるいは宿代を節約できる夜行列車を利用したいと考えていた。

現地の旅行会社を信用すべきか否か

 さて、現地到着後。

 ネットでウズベキスタンの列車時刻を調べていると、日本語のウェブサイトに行き当たった。時刻表と料金がわかりやすく一覧になっており、検索もできる。よく見ると各国言語に対応している。タシケントにある旅行会社のホームページで、予約代行やホテルへのチケットデリバリーも請け負うとの記載が。

 ものは試しに問い合わせフォームから英語で質問を送ると、すぐに英語で回答が来た。“列車の切符手配は手数料不要、チケットの受け取りは事前カード払いならホテルへのデリバリーが可能。受け取り時現金払いの場合はその旅行会社に直接行くか、空港からホテルまでの送迎手配を1回つければ(ドライバーが現金・切符の受け渡しを行えるので)OK”と説明も明確だ。

 こういうときに、初めての国で、知らない旅行会社、しかも直接会ってもいない相手を信用して仕事を依頼していいものか? ちょっと悩むところだ。

 失敗も成功も重ねてきた自分の経験でいうと、次のようなチェックポイントがある。

●回答が早くてかつ丁寧か
●質問に全て的確に回答してくるか
●手数料や支払い方法など、料金システムは明確か
●ウェブサイトがしっかりしているか

 あとは「勘」……というと元も子もないが、上記を全部クリアしていても、百戦錬磨の悪質業者という可能性はある。発券に必要だからとパスポートのコピーを渡したり、カード情報を預けたりと一歩間違うと危険な取引を行うこともあるので、慣れないうちは「知らない人は信用しない」という旅人の原則を徹底したほうがいい。

 今回は「信じる」方の賭けに出て、問題はなかった。タシケント空港で待っていた送迎ドライバーによれば、同社オフィスはタシケントの駅前にあって、列車の予約・発券業務はもっとも多い仕事のひとつなのだという。担当者の携帯電話番号・メッセージつきの名刺、英訳が添えられた切符(キリル文字しか書いていないのでそのままだと読めない)を料金と引き換えに受け取り、無事に列車旅を楽しむことができた。

乗り合いタクシーの見分け方

 列車以外で利用したのは、長距離バスや乗り合いタクシー。長距離バスターミナルの横には乗り合いタクシーが待ち構え、主要都市なら乗り合い仲間もすぐ見つかる。料金の相場はホテルやネットであらかじめ確認しておき、現場で電卓アプリ片手にドライバーとの交渉となる。たいてい、バスより少し高い値段で交渉はまとまる。あらかじめスクリーンショットをとっておいたホテルの地図や予約確認書(英語表記で、ホテルの電話番号も掲載されているものが望ましい)を見せればホテルまで乗せていってくれるので、バスよりぐんと楽。

 ただし注意しておくべきことはある。まず万が一に備えて、乗る前にナンバープレートと車の写真を撮っておくこと。見るからに汚い車は避けること(整備に不安が残る)。また、乗り合いになる乗客があまり柄が良くなさそうなら、いったん下車して別のタクシーを探すことだ。ちなみに私見ではあるけれど、もっとも安全度が高い乗り合い仲間は、子連れの女性。もちろん100%ではないが、年配や子どもを連れた女性は安全への気配りが行き届いていて、言葉が通じなくても女性同士という共感を抱いてくれやすい。世界中どこにいっても頼りになる存在なのである。

 さて次回は、引き続き現地での行動について。まったく知らない場所でおいしいご飯にありつくにはどうするか?

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