おとな女子の一人旅

海外ひとり旅、おいしいお店はどうやって探すか?

  • ちょっぴり上級編 ひとり旅テク(9)
  • 2018年6月7日

旅の初日。カザフスタンで初めての食事は宿のオーナー推薦の郷土料理店。リーズナブルな割にすてきな内装、旅のスタートとしては完璧

 海外ひとり旅について、筆者の中央アジア旅を例にしてお話ししている。旅の組み立て方のヒントにしていただければ。

最終的な旅のルート

アルマトイ(カザフスタン)から入国→キルギス→タシケント(ウズベキスタン)から出国。全17日間


【ここまでに決まったこと】

・大まかなルート
・ビザ
・国境越えを含んだ大まかな日程
・ホテル選びの方向性
・言葉の壁をクリアする方法
・服装
・荷物
・現地での移動方法

 前回から、現地での動きについて書いている。今回は食事について。

おいしいお店はどうやって探すか?

「ひとりでご飯、どうしてるんですか?」

 ひとり旅に関して、最も多くいただく質問のひとつだ。そもそも“ひとりメシ”が苦手という人も意外に、海外に行くと平気だったりする。他人の目が日本ほど気にならないし、店にもよるがサービスも大雑把で、ひとりだろうがカップルだろうが団体だろうが店側もあまり気にしない、というのがその理由かなと考えている。実際、「よくぞ外国人がひとりで我が店に来てくれた!」くらいの勢いで歓迎される場合が多い(ような気がする)。

 ではおいしいお店はどうやって探すか? 筆者が実際に行っている方法のメリット、デメリットを挙げよう。

1.ガイドブックで探す
メリット:日本人が行っても安心できる程度のローカル度合い(ディープすぎない)で、価格も明確。
デメリット:情報が古い場合がある。都市部は詳細な情報があっても、田舎に行くほど大ざっぱになりがち。

2.ネットで探す
メリット:最新情報が確実に得られる。近場の情報が確認できる。
デメリット:口コミの信用度が不明。外国人と日本人の間には「いい店」感の違いがある。

3.ホテルの人や観光案内所などで聞く
メリット:確実かつ早く、「近場のおいしい店」にたどりつける。
デメリット:予算や好みをしっかり伝えないと的外れなアドバイスをされることも。また、紹介されたからには行かないといけない、という義務感も生じる。

 こういったところだろうか。ちなみに、国内旅行では定番の「土産物店やタクシードライバーに聞く」のは、海外ひとり旅で初対面の相手、あるいは初めての土地ではあまり推奨できない。あまり考えたくはないが、ぼったくり被害に遭う可能性もあるからだ。

 筆者の場合、1~3の合わせ技で臨むことが多い。1あるいは3で店をピックアップして、2で最新の口コミや諸外国の旅人の評判を確認するのだ。ここまでやれば、「ハズレ」の店を引く可能性はかなり低い。

  

同じ宿のオーナー推薦、カザフスタンに多いジョージア料理店。ジャガイモとスペアリブの炒め物、米と牛肉のスープなどどれも美味で、次の行き先はジョージアに決めた!

中央アジアのソウルフード、ラグメン。具だくさんのぶっかけ麺で、コシのある麺がおいしい。キルギスでは数種類の具を食べ比べられる「盛り合わせ」もあった

キルギスの郷土料理、ベシュバルマク。羊肉とスープをたっぷりかけた、あっさりした味の麺

 ただ、毎日これをやっていたら大変だし、筆者の場合、それほど食にこだわりがあるわけでもない。面倒な日はデリやコンビニの食べものをテイクアウトして部屋でごろごろしながら食べたり、通りかかった客の入りがいいレストランに飛び込んだりすることも多い。

昼間は観光で忙しく、こんなカフェ飯が多い。フルーツたっぷりのお茶がどこでも飲めるのがうれしい

サマルカンドの宿の朝食。オムレツ、パン、数種類のジャム、お茶でボリューム満点

ウズベキスタンの伝統料理店にて。野菜のトマト煮込みディムラマは日本の家庭料理のようで、ほっとできる味

  

中央アジアのバザールは、買い食いにも困らない。季節の果物や茹(ゆ)でたトウモロコシで簡単に昼食を済ませることも

 数日滞在するときは、「お気に入りのカフェ」を1軒見つけておくといい。雰囲気がよくて、Wi-Fiがあって、コーヒーがおいしくて、眺めのいい店。そんなカフェがあるだけで、街自体の印象がぐっとよくなる。

 さて、長らく続いた中央アジアの旅のお話も次回で最終回。両替、トラブル対策などについて書こう。

旅の最後はやっぱりラグメン。タシケントの宿に近い、評判のいい店をGoogleマップで探した。口コミ通り、味も雰囲気も抜群によかった

サマルカンドで毎日通ったカフェ。朝、コーヒーを飲みながらこんなカフェで1日の予定を立てるのも旅の楽しみ

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PROFILE

山田静(やまだ・しずか)編集者・ライター

女子旅を元気にしたいと1999年に結成した「ひとり旅活性化委員会」主宰。旅の編集者・ライターとして、『旅の賢人たちがつくったヨーロッパ旅行最強ナビ』(辰巳出版)、『決定版女ひとり旅読本』『女子バンコク』(双葉社)など企画編集多数。2016年6月中旬、京都に開業した小さな旅館「京町家 楽遊 」の運営も担当。

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