野生のワニ発見! オーストラリア・ノーザンテリトリーで非日常トリップ

  • 2018年6月12日

 オーストラリア中北部に位置する準州、ノーザンテリトリー。日本の4倍以上の面積に人口はわずか20万人、さらにそのうちの6割が州都ダーウィンに集中しています。手つかずの大自然を存分に堪能できるノーザンテリトリー、その北部トップエンド地域を旅する機会に恵まれました。日本とはまったく異なる、壮大な景色と独特の文化を巡る旅をご紹介します。

トップエンド観光の拠点はダーウィンの街

 ダーウィンの夕日が見られる名所ミンディルビーチでは、5~10月の乾期の木曜と日曜に「ミンディルビーチサンセットマーケット」が開催されます。観光客のみならず、ダーウィン市民の楽しみにもなっているこのマーケット。せっかくなので、曜日を合わせて行きたいスポットです。

美しい夕日。多くの人が砂浜に座り、おもいおもいにこの光景を楽しんでいます

 公園内にぎっしりと屋台が立ち並び、各国の料理やお土産にぴったりのグッズが並びます。ついつい目移りしてしまい、買いすぎてしまいそう。このマーケットでは現金しか使えない店も多く、簡易ATMも出店しています。

アロマオイルを使ったハンドメイドソープや、この地域に生息するヒノキ科の木・ブルーサイプレスから作られるカカドゥ・ブルーと呼ばれるオイルのショップも

 ダーウィンは小さな落ち着いた街です。ほとんどのお店が17時をすぎると閉まってしまうので、散策の際は注意が必要です。地元のスーパーマーケット、Woolworthsは23時まで営業しているので、お土産を買い忘れたときの駆け込み寺としてもおすすめです。

カカドゥ国立公園へ、見たこともない景色を探しに

 トップエンドのメインスポット、カカドゥ国立公園までは、ダーウィンから車で2時間ほど。レンタカーを借りるという選択肢もありますが、それぞれのスポットが離れているので、現地の旅行会社のツアーを利用して名所を効率よく回るほうがいいかもしれません。カカドゥ国立公園は世界自然遺産、世界文化遺産の両方に指定されている複合遺産。ここならではの生き物、そして先住民(アボリジナルピープル)の文化を合わせて体感できます。

広大な湿地帯とゴツゴツした岸壁がカカドゥ国立公園ならではの景色。遊覧飛行では公園内のスポットを一望できます

屈指のサンセットポイント、ウビアへ

 ウビアはカカドゥ国立公園の東端にある岩場。先住民のロックアートが多数残っている場所でもあります。赤、黄、白、黒の顔料を使って描かれたアートは、先住民たちが狩りの仕方や道徳的な教訓を伝えるために描いていたもの。壁画の多くは、動物や魚の骨などが透けて見えるように描くX線描法という手法で描かれています。

先住民(アボリジナルピープル)のロックアート。「人のものを盗んだ者は罰せられる」という教訓を伝える壁画

 ルックアウト(展望台)に登ると、カカドゥの大地を一望できます。見渡す限りの地平線、そこに沈んでいく夕日…ダイナミックな光景にしばし言葉を失います。

断崖絶壁に立っている、ようにも見える写真が撮れます。夕日が沈んだあとの空の色の変化も楽しみ、じっくりと過ごしたい場所です

ノーランジーロックで伝説の雷男に会いに行く

 カカドゥ国立公園観光の拠点となる街、ジャビルーから30分ほどで到着するノーランジーロック。こちらの岩山には、先住民に伝わる伝説の雷男、ナマルゴンの壁画が残っています。

大きな体の生物の右、角を2本持っているのがナマルゴン。下に描かれているのは彼の子どもだそう

 他にも状態の良い壁画が多数残されています。文字を持たず、口頭伝承が主だった先住民には、絵画が重要な伝達手段だったことがわかります。

ワニとの遭遇! イエローウォーターリバークルーズ

 カカドゥ国立公園のハイライトといっても過言ではないのが、イエローウォーターリバークルーズ。開放的なボートに乗って、湿地帯へと探検していきます。さながら、リアル・ジャングルクルーズです。

アナウンスはすべて英語。「ワニなど、気になるものを見つけたら教えてくださいね」と親切

 ワニを発見!ちょうど陸から水に入っていくところを見られました。

ワニは暑さをしのぐために水の中に入ったり、木陰で休んでいることが多かったです

 この旅では旅程の関係で昼の時間帯のクルーズに参加しましたが、早朝、日の出とともに出発するクルーズか、夕方の時間帯のほうが、動物が活発に動いているのを見られるとのこと。旅程を立てる際は気をつけてみてください。

オーストラリア唯一のコウノトリの仲間、ジャビルー。餌を狙っているのか、じっと動きませんでした

宿泊もワニの形のホテルで

 カカドゥ国立公園を観光する場合は、ダーウィンから日帰りではなく、公園内に1泊または2泊宿泊したほうが、さまざまなスポットを楽しめます。今回宿泊したのは、「メルキュール・ガガジュー・クロコダイルホテル」。その名の通り、ワニの形をしているホテルです。

遊覧飛行などで上空から見ないと、ワニだということがわからないのが惜しい。しっかりと目もついています

 ホテル内には先住民のアートの展示・販売などもあります。また、ワニの内部はプールになっていて、プールサイドの椅子でのんびりと過ごせます。

天然のプールで泳ぐ、リッチフィールド国立公園

 ダーウィンの南115kmには、リッチフィールド国立公園があります。こちらはダーウィン市民が日帰りでも訪れる気軽なスポット。ここでぜひ挑戦してみてほしいのは、滝つぼでのスイミングです。

 訪れたのはフローレンスフォールズ。木陰もあり、ピクニックを楽しみながらスイミングをしている人たちもたくさんいました。昼過ぎになると水もあたたかく、とても泳ぎやすい環境。ただ、滝つぼのそばは非常に深いので、泳ぎに自信がないと少し厳しいかも。筆者は岩壁を伝いながら滝の裏まで行ってみましたが、かなり体力を消耗しました。

澄んだ美しい水。魚もたくさん泳いでいます

今年の夏はダーウィンへの直行便も運行

 日本からダーウィンへは、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ケアンズなどで乗り換える必要がありますが、2018年の8月11・12日に成田・ダーウィン間でチャーター直行便が運行されます。通常13~14時間かかるところ、直行便なら6~7時間で到着。移動がグッと楽になります。チャーター便を利用したツアーも販売されています。今年の夏はノーザンテリトリーへの旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
https://ovspkg.jtb.co.jp/pkg/tourdetail/search_detail.aspx?courseno=H2F76#point

■取材協力:ノーザンテリトリー政府観光局
https://northernterritory.com/jp/ja

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(藤井みさ)

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