絶叫マシンだけじゃない! 入園無料の富士急ハイランドが目指す先[PR]

  • 2018年7月24日

さまざまな人気アトラクションを持つ富士急ハイランドが入園無料化

数々の絶叫マシンを楽しめる遊園地「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市)が、7月14日から入園料が無料になった。富士山観光に訪れた人々など、国内外のさまざまな層に園内の施設を気軽に利用してもらおうというもので、新しいアトラクションや入退場システムも導入された。入園無料化に伴う変更点や、注目のアトラクションを紹介する。

3回行けば元が取れる年間フリーパス

これまで入園料は大人なら1500円だったが、一律で無料に。一部のアトラクションは値上げされるが、フリーパスの価格は据え置き(18歳以上5700円、12~17歳5200円、7~11歳4300円)。1~6歳や65歳以上は2000円に新しく設定された。年間フリーパスは従来より大きく値下げし、各年齢層とも3回分の料金(18歳以上なら1万7100円)となった。

いざタダで入園!と思いきや、チケット窓口や入園ゲートがあるのは従来通り。チケットを手に入れ、入園ゲートの機械にかざすと、パシャリと顔の写真を撮影してゲートが開いた。人工知能(AI)のディープラーニングを応用した、顔認証技術による入退場システムだ。

顔認証技術を導入したのには、園内のセキュリティー強化と、入園者の利便性向上という2つの目的がある。フリーパスを購入した人が一部のアトラクションに“顔パス”で乗車できるほか、WEBで事前に購入する際に顔写真を登録することでスムーズに入園できる。今後も“顔パス”を利用した付加的なサービスを計画しており、登録された顔写真画像は10カ月で自動的に削除されるという。

入園ゲートには顔認証技術が導入された

無料化を周知する様子

「戦慄迷宮」「絶望要塞」がさらに進化

入園してすぐ目に入るのが、「FUJIYAMA」「ええじゃないか」「高飛車」「ド・ドドンパ」という、富士急ハイランドが世界に誇る4大コースター。回転数や落下角度、加速度などでそれぞれが世界最高クラスのスペックを持ち、独特のスリルを味わえる。時間帯によっては行列を覚悟しなければならないほどの人気のため、前売りの「絶叫優先券」の利用もオススメしたい。

4大コースターによる“王道”のスリルや絶叫とは別の、“ダークサイド”のスリルや体験を楽しめるのが、今夏オープンの「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」と「絶望要塞3」だ。ともに人気のアトラクションがフルリニューアルした。

ホラーアトラクション「絶凶・戦慄迷宮」の舞台は、数々の患者が無残な死を遂げたという収容病棟。鼻につくような薬品の臭い、異様なまでの冷気や焼却炉の熱気、音や光の効果によって“五感”で恐怖を体験することができる。

ジャパニーズホラーに通じる世界観と、どこから亡霊が襲ってくるかわからない日本伝統の「お化け屋敷」の究極進化形とも言える演出。所用時間は約50分から無限大という、何ともおぞましい施設だ。なお、アトラクションの中では唯一フリーパス購入者も有料だが、フリーパスがあると料金は割安になる。

「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」は恐怖の演出がパワーアップ

7月27日に登場するミッション攻略アトラクション「絶望要塞3」は、さまざまなトラップをかいくぐりながら制限時間内にステージを進んでいく。暴走したAIが支配するハイテク要塞という設定で、専用の携帯端末を駆使して「レーザー監視」や「笑顔認証」などをクリアしなければならない。

これまでの絶望要塞シリーズを完全クリアできたのは、約180万人中わずか6組16人。あまりにも難しかったため、今回は参加者全員が楽しめるように最初のステージの時間を長めに設定した。「少しマシな徒労感や絶望感を楽しんでいただける」という。

「絶望要塞3」を完全クリアするのは至難の業

絶叫や絶望だけではない。富士急ハイランドには、ファミリー向けの安心できる施設もちゃんとある。日本で唯一の“きかんしゃトーマス”の屋外テーマパークである「トーマスランド」だ。20周年を迎えて、0歳児でも乗車OKの「トーマスのハッピースマイル」と、身長が90cm以上あれば乗れる「ホッピング ウィンストン」が新しく加わった。ほかにも年齢・身長制限がないアトラクションを楽しめる(未就学児は中学生以上の付き添いが必要)。

「トーマスランド」に登場した「トーマスのハッピースマイル」 ©2018 Gullane(Thomas)Limited.

ハイランドを富士山観光の起点に

入場無料化のねらいについて、富士急行の堀内光一郎社長は「富士急ハイランドのエリアを、富士山観光のハブに成長させていきたい」と語る。隣接地域には2500台収容の駐車場のほか、ホテルやショップ、温浴施設、美術館などが既にオープン。富士五湖や忍野八海などを訪れた人が、飲食や買い物で立ち寄ることで、周辺観光の起点になることを期待している。

その象徴となる一つが、日本の遊園地内に初めて出店した「スターバックス コーヒー」だ。にぎやかな園内にありながら、街中にいるようなホッとした雰囲気を演出しており、気軽に利用することができそうだ。

園内のレストランは、山梨の郷土食「ほうとう」のほか、肉料理や中華料理、ハンバーガーなど豊富なメニューをそろえる。「戦慄迷宮バーガー」「鉄骨オニオン番長」といった変わり種メニューも。園に隣接した「リサとガスパール タウン」でも、フランスの雰囲気の街並みの中で食事や買い物を楽しめる。

人気アトラクションから命名された「戦慄迷宮バーガー」

周辺エリアを楽しむための二次交通として、新たに導入されたのが自転車シェアリングサービスだ。富士急グループは、世界19カ国で2億人以上が利用する中国企業の「モバイク」と提携。富士急ハイランドやアウトドアリゾート「PICA Fujiyama」などの周辺施設に約1000台のGPS付き自転車が用意されており、スマホの専用アプリを使って利用や決済ができる。

自転車を乗り捨てしながら富士山をのんびり眺めるというのも、新しい富士山観光の形と言えるだろう。

(文・北林伸夫)

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