船でシェムリアップからプノンペンへ、ちょっとディープなカンボジア旅(4)

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 雨期と乾期で姿を変えるトンレサップ湖。乾期には2500平方キロほどの広さなのだが、雨期になると約1万6000平方キロと6倍にも大きくなる。メコン川の水が逆流して入り込むからだ。この湖は天然の水量調整湖なのだ。本来は海にいる魚介類が淡水化するなど、研究者にとっても興味深い湖だという。この湖はトンレサップ川でメコン川と結ばれている。その合流点に、プノンペンが広がる。[記事詳細]

旅のデータ
 船の運賃は片道36ドル。バス運賃が20ドルを切るからだいぶ高い。しかし快適さとのんびり船旅気分を味わえる。シェムリアップからはバッタンバンまでの船もある。気をつけなくてはいけないのは乾期。雨期には9メートルもあるトンレサップ湖の水深が1メートルほどになることがある。あまりに水深が浅くなると、航行が難しくなってしまう。船の切符はシェムリアップ市内の旅行会社で簡単に買うことができる。運航状況もそこでわかる。

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    阿部稔哉

    阿部稔哉(あべ・としや)

    1965年岩手県生まれ。「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーランス。旅、人物、料理、など雑誌、新聞、広告等で幅広く活動中。最近は自らの頭皮で育毛剤を臨床試験中。

    BOOK

    ディープなベトナム旅

    「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日文庫) 朝日新聞出版

    20年前のトラブルを思い出しながらハノイのロンビエン橋を渡る。ホーチミンではベトナム人のフォーへのこだわりに触れ、大音量のデタム界隈(かいわい)でアジアのエネルギーに脱帽。さらに、陸路で国境を越えてカンボジアへ。工業団地で変わる村、利権に揺れるアンコールワットを見つめる。756円(税込)

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