シムケントからタシケントへ、玄奘三蔵が歩いた中央アジアの旅(5)

写真

 カザフスタンのシムケントからウズベキスタンのタシケントまではバスで3時間ほど。途中で出入国の手続きがある。今年に入り、ウズベキスタン入国には必要だった観光ビザが免除になった。入国審査は、気が抜けるほど楽になった。タシケントは大きな街だが、地下鉄があるので街歩きには苦労しない。日本の春と秋の時期、タシケントの気候は抜群にいい。ただし夏は気温が40度を超え、冬は雪が降る内陸気候だ。
[記事詳細]

旅のデータ
 シムケントとタシケントの間には列車も走っているが、本数の多いバスが便利だ。以前、ウズベキスタンに入国するときは、所持金を申請しなくてはならなかったが、所持金が2000ドル以下なら申請の必要はなくなった。ウズベキスタンではクレジットカードを使ったキャッシングはできない。タシケントの空港には両替所があるが、市内にはほとんどない。銀行で両替するしかない。休日や夜の両替は難しい。クレジットカードでの支払いにも安定感はない。ウズベキスタンでは現金主義でいったほうがスムーズだ。タシケントのホテルは若干高め。中級クラスで50ドルほどだろうか。ドル払いも可能だ。

写真をクリックすると、大きな画像が表示されます。環境によっては表示に時間がかかる場合があります。

    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    中田浩資

    中田浩資(なかた・ひろし)

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。Hiroshi NAKATA website

    BOOK

    ディープなベトナム旅

    「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日文庫) 朝日新聞出版

    20年前のトラブルを思い出しながらハノイのロンビエン橋を渡る。ホーチミンではベトナム人のフォーへのこだわりに触れ、大音量のデタム界隈(かいわい)でアジアのエネルギーに脱帽。さらに、陸路で国境を越えてカンボジアへ。工業団地で変わる村、利権に揺れるアンコールワットを見つめる。756円(税込)

    [PR]