サマルカンドからテルメズへ、玄奘三蔵が歩いた中央アジアの旅(8)

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ウズベキスタン南部を訪ねる人は少ない。実際の治安は悪くないが、その先にあるアフガニスタンが気になり、敬遠する人が多いのかもしれない。タシケントやサマルカンドに比べると、ウズベキスタン色が一気に強くなる。テルメズには仏教遺跡も残っている。出土した仏像はタシケント博物館に保管されているが、国境でもあるアム・ダリヤ川にほど近い遺跡は、想像力を膨らませてくれる。
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旅のデータ
サマルカンドから列車が運行しているがかなり時間がかかる。バスはないようで、相乗りタクシーを使う方法が一般的。道は完全に舗装されている。タシケントからは飛行機が週に2~3便。運賃も4000円もしないから楽に移動できる。テルメズはアフガニスタンとの交易の街で、それなりの規模がある。ロシア風の街並みだが。ホテルは10軒以上。サマルカンドやタシケントに比べると半額近くになる。

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    中田浩資

    中田浩資(なかた・ひろし)

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。Hiroshi NAKATA website

    BOOK

    ディープなベトナム旅

    「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日文庫) 朝日新聞出版

    20年前のトラブルを思い出しながらハノイのロンビエン橋を渡る。ホーチミンではベトナム人のフォーへのこだわりに触れ、大音量のデタム界隈(かいわい)でアジアのエネルギーに脱帽。さらに、陸路で国境を越えてカンボジアへ。工業団地で変わる村、利権に揺れるアンコールワットを見つめる。756円(税込)

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