カシュガルからホータンへ、玄奘三蔵が歩いた道・帰路編(6)

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カシュガルからホータンへの鉄道は2010年に開通。翌年から客車も連結されるようになった。その先はバス便だけが頼りになる。いってみれば、ホータンは中国の列車の終点のような趣がある。この一帯には楼蘭(ろうらん)などの遺跡があるが、多くは敦煌(とんこう)やコルラから訪ねることが多い。ホータンから西へ、西へと進んでいくと青海省や甘粛省のエリアに入っていくことになる。この一帯は漢民族、ウイグル人のほか、モンゴル系の人々も暮らしている。[記事詳細]

旅のデータ
カシュガルからホータンまでの列車は2等座席の硬座で28元、約476円。所要時間は列車によって違うが、6~7時間といったところだろうか。ウルムチを始発にする列車が多い。硬座は中国人と一緒の旅になり、なかなか楽しいが、やはり混みあう。座席も狭い。6~7時間が限界といったところだろうか。この区間にはバス便もある。日本からは砂漠の先のようなイメージがあるが、周辺の発展はめざましい。

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    中田浩資

    中田浩資(なかた・ひろし)

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。Hiroshi NAKATA website

    BOOK

    鉄路2万7千キロ

    『鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす』(新潮文庫) 新潮社

    こんな酔狂な旅があるだろうか? 日本で夜行列車が廃止される中、世界で何日も走り続ける長距離列車を片っ端から走破してみよう! と旅立ったものの、風呂なしの日々に思いがけないアクシデント続発。インド亜大陸縦断鉄道から、チベット行き中国最長列車、極寒の大地を走るシベリア鉄道、カナダとアメリカ横断鉄道の連続制覇まで、JR全路線より長距離をのべ19車中泊で疾走した鉄道紀行。680円(税込)

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