貴族文化とゴールドラッシュのおもかげ、佐渡島の旅

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上越新幹線や関越自動車道の北の終点は新潟市ですが(※1)、その先は海路によって佐渡島までつながっています。事実、アスファルトこそ敷かれていないものの、新潟港から佐渡・両津港、そして島内を縦断して佐渡・小木港から上越・直江津港へと続くルートには「国道350号線」という名前が与えられています。

となると本当の終点は佐渡と言えるのかもしれません。

古くは流刑の島として貴族文化が伝わった佐渡島。近世には上方と北陸・奥州・蝦夷地を結んだ北前船(きたまえせん:商品を売買しながら大阪と北海道間を移動していた商船群)や、世界最大級の採掘量を誇った金山でにぎわい、武家文化や町人文化が花開きました。ゴールドラッシュの終息とともに歴史の表舞台からは姿を消しますが、それだけに島には往時の情緒が色濃く残っています。

とりわけ近年フォトスポットとして人気を集めているのが、巨大なコンクリートの廃虚にツタがからみつく様がファンタジックな北沢浮遊選鉱場跡。2020年を目指している世界遺産登録が実現したあかつきにはさらに注目を浴びることでしょう。

ほかにも、迷路のように入り組む宿根木の街並みに、初夏には花目当てのハイカーでにぎわう豊かな自然、そして冬に最盛期を迎える美味なる海の幸と、旅の楽しみにことかかない佐渡。東京から最短4時間でアクセスできる「日本でいちばん大きな離島」(※2)の旅をお届けします。

※1厳密には、関越道は長岡ジャンクションまで
※2本州などの主要4島、北方領土、沖縄本島を除く

(写真・文:熊山准)

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