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マレーシア

宗教・文化・食のモザイク どれにしようか? マレーシア

新型コロナウイルスで旅をめぐる光景は一変しました。海外旅行が事実上不可能ないま、&AIRPORTは、居ながらにして世界を巡った気分になれる「おうちで世界旅行」をお届けしていきます。今しかできない「旅」のページをめくる中で、今だからできる「旅」の形も見えてくるかもしれません。世界各地を「おうち旅」しながら、渡航が自由になった時の「次の旅」を描いてみませんか。

リゾート地や大自然のイメージが定着しているマレーシアは、イスラム教を国教とするれっきとしたイスラム国家だ。しかし、華人や外国人は飲酒もできるし、豚肉も食べられる。そして、マレー系、華人系、インド系……と民族のるつぼ。有名寺院もグルメも、「どれにしよう」と迷うくらい、実にさまざまな魅力にあふれている。新型コロナウイルスの影響で昨年3月に移動制限令が出され、外国人の入国ができなくなったマレーシア。不思議なくらい多面的な顔を見せてくれるこの国は、行けない今だからなおさら、くるくる回る万華鏡のように私たちを誘(いざな)ってくる。

【動画】マレーシア政府観光局「Malaysia Truly Asia」

宗教に敬意を払い、
「映え」な寺院を眺め・楽しむ

イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教、仏教。各寺院が同じ通りに立ち並ぶ光景は、信仰の自由が認められ、各民族が共存しているさまをよく表している。たくさんの国を旅した気分になれる。うれしいことに、各施設は色合いも華やかなところが多いのだ。

ピンクモスク(正式名称:プトラモスク)

荘厳・厳粛なイメージの強いイスラム寺院・モスクだが、青い空に映えるピンク色が美しい「ピンクモスク(正式名称:プトラモスク)」は、写真映えもよく、観光客に人気のスポットだ。現地プトラジャヤの官公庁エリアにありながら「かわいい」その外観、傍らには人工湖「プトラ湖」もあり、風光明媚(めいび)なエリアになっている。クアラルンプール中心地から車で30分とアクセスしやすい。主に非ムスリム向けに、肌の露出を避ける参拝着が無料でレンタルされている。

ブルーモスク(正式名称:スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク)

次は鮮やかなブルー。高さ140メートルの4本のミナレット(塔)が天を衝(つ)く姿は圧巻だ。クアラルンプール近郊の「ブルーモスク(正式名称:スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク)」。東南アジア最大級の規模を誇り、マレーシアを代表するモスクの一つだ。ボルネオ島のコタキナバルに飛ぶと、池に囲まれ、まるで水中からせり上がってきたような姿で知られる「水上モスク(正式名称:コタキナバル市⽴モスク)」がある。

水上モスク(正式名称:コタキナバル市⽴モスク)

クアラルンプール近郊電車のKTMコミューター「バツーケイブ」駅を降りると、いきなり黄金一色の神像だ。42メートル。背景の断崖の迫力にも劣らぬ存在感だ。極彩色はヒンドゥー教の特徴でもある。バツーケイブへと上っていく階段もカラフルなら、階段前にある神々も、神々が鎮座する建物も、目くるめく虹色。洞窟の内部にも神々が鎮座。周囲にはカニクイザルも姿を見せる。

バツーケイブ

マラッカには、オランダ統治時代に作られた「マラッカキリスト教会」がある。クラシックな内観とは打って変わって外観が赤レンガ色と、これも映える。ペナン島の仏教寺院「極楽寺(ケッロクシ)」も、旧正月の時期の極彩色ライトアップで知られる。

マラッカキリスト教会
極楽寺(ケッロクシ)

知的好奇心と目を楽しませてやまないマレーシアの宗教施設だが、運気を上げるとされるパワースポットと組み合わせたツアー例などが、政府観光局サイトなどに詳しく掲載されている。

グルメの「万華鏡」、
エスニック料理の数々

宗教と同様、グルメにも多民族国家の特徴が映し出される。「マレーシア料理」とひとくくりにするのは難しいが、民族・宗教によって代表的な料理が異なり、これも目移りしてしまう。大まかに、辛さの中にもまろやかさのあるマレー料理▽中華料理▽スパイスたっぷりのインド料理▽中華とマレー料理の融合したニョニャ料理、が4大料理とされる。政府観光局サイトが、マレーシアの食図鑑ともいえるデータサイトをもうけているが、代表的な料理をのぞいてみよう。

ナシレマ

マレー料理の代表格で、マレーシアの国民食とも言えるのが、「ナシレマ」。代表的な朝食メニューで、ココナツミルクで炊いたごはんに、小魚のフライや卵料理などを添え、サンバルという赤いソースが添えられ、混ぜて食べる。このサンバルがナシレマの味を左右するとされ、店の個性も出る。熱した油でタマネギ、唐辛子を炒めるのが基本で、涙目と戦いながら独自の味を追求するという。サンバルの味は民族ごとに傾向があり、マレー系はすっきりとした辛さ、インド系は強烈な辛さ、中国系はタマネギのうまみが強いという。作り手の数だけサンバル、つまりナシレマはあると言えそうだ。なお、政府観光局サイトには料理研究家・コウケンテツさんのナシレマレシピも公開されている。

最も有名なのが魚のダシが効いた酸味の強いスープのアッサムラクサ

薬膳スープとして、日本でも提供する店が増えているのが「バクテー(肉骨茶)」。骨付きの豚肉を10種類以上の漢方で野菜と一緒に煮込んだ、華人系マレーシア人の大好物だ。異国らしいハッカクの香りが鼻をかすめ、スープがしみこんだ豚肉はほろほろと崩れるように軟らかい。滋養⾷として好まれ、意外なあっさりさから、現地在住の⽇本⼈からの⼈気も⾼いという。

バクテー(肉骨茶)

移住した中国人と地元マレー人の料理が融合して生まれたのがニョニャ料理。マラッカやペナン島を中心にニョニャ料理店が多く、代表的な料理は「パイ・ティー」(米粉をカップ状に成形して揚げたものに、大根やエビなどを煮込んだ具を詰めた前菜)や、「ウダン・ルマッ・ナナス」(ココナツミルク入りのカレーをベースにエビやパイナップルを入れた煮込み)など。カラフルさが特徴のニョニャスイーツは、日本の餅菓子のような感覚で楽しめる。また、カレーやタンドリーチキンといったインド料理も、屋台でも店舗でも身近に楽しめる。

カラフルなニョニャ菓子
代表的なインド料理

日本で楽しむマレーシア料理、
「食べる」「つくる」

海外旅行が事実上困難な今、マレーシア料理を楽しむとすれば、国内のマレーシア料理店になる。政府観光局では日本で楽しめるマレーシア料理店を紹介している。

また、飲食店に出向かずとも「おうちでマレーシア旅行」気分を味わえる強い味方が、食材・料理のオンライン販売だ。イスラム教の戒律をクリアしたハラル認証の本格的な食材から、湯煎で簡単に食べられる即席品まで幅広い。代表的なサイトは、Halal2Go(ハラル・トゥー・ゴー)My Botang(マイボタン)マレー・アジアン・クイジーンなど。

©フィグラティブ・ジャパン(株)
©フィグラティブ・ジャパン(株)

無印良品」でも「肉骨茶(バクテー)」や、カレー3種「ビーフルンダン」「カリアヤム」「マサレマ」も発売中だ。

ウィズコロナ時代を反映し、2021年2月をめどに東京・港区周辺をはじめ都区内、横浜などでマレーシア料理のキッチンカーが走る予定だ。東南アジア旅行を扱う旅行会社「ウェンディー・ジャパン」が新規に始める事業。キッチンカーの場所などは今後ツイッターで発表するという。また、ウェンディー・ジャパンは、マレーシア料理に使う食材店にも立ち寄る「マレーシア人と行く東京ツアー」も開催している。

@ウェンディ―・ジャパン

森や海を飛ぶ迫力、
年中見られるホタル……
期待裏切らない大自然

東南アジアのだいご味であるスケールの大きい自然も、マレーシアの魅力だ。国土はマレー半島と、ボルネオ島に大きく二分される。マレー半島の「タマンネガラ(国立公園)」は、クアラルンプールからも車で4時間と、比較的アクセスしやすい「気軽に行けるジャングル」として有名だ。原生林は1億3千万年以上前からあるとされ、ゾウやトラなどの大型動物、鳥類、高さ50メートルを超す大木など、太古の自然にあふれている。ボルネオ島はムル国⽴公園をはじめ、手つかずのジャングルが広範囲に残る大自然の宝庫だ。

ペナン島「ザ・ハビタット」のキャノピーウォーク

トレッキングやボートなど、こうしたジャングルを探索するアクティビティーやツアーは数あるが、マレーシアで特徴的なのは、キャノピーウォークとジップライン。キャノピーウォークは、木から木へかけられたつり橋。地上40メートル、全長300~500メートルにおよぶものもあり、スリルもさることながら、野鳥の鳴き声やうっそうとした森林の迫力ある眺めを楽しめる。ジップラインは、木々の間に張られたワイヤーを、滑車を使って滑り降りる遊びだ。

「奥地」に入らずとも、比較的行きやすい場所でジップラインが楽しめる場所がある。マレー半島北西部・ランカウイ島の施設「ウンガワ(UMGAWA)」だ。最高地点は地上約80メートル。12個のジップラインと3つのつり橋があり、景勝の「テラガ・トゥジュ(七つの滝)」も見える。また、ボルネオ島コタキナバルの「コーラルフライヤー」は、島と島に架けられたジップラインが異色。ラムネ色の海を、まるでドローンのように飛び渡る爽快感は計り知れない。

クアラルンプール郊外のマラッカ海峡沖。⼈影が⽔⾯に鏡のようにくっきり写り、「映える」スポットとして有名なのが、「スカイミラー」だ。岸からボートで30分離れた海上が干潟のようになっており、潮が引いたとき、砂浜が浮かび上がる。ボリビアのウユニ塩湖に似た風景から「マレーシアのウユニ塩湖」と呼ばれる。

スカイミラー

⽇本では限られた時期しか⾒られないホタルが、⼀年中観賞可能なスポットもある。クアラルンプールから⾞で1時間のクアラセランゴールだ。大雨など気象条件が悪くない限り、通年ホタルが乱舞する。ここへ行くにはオプショナルツアーが準備されている。

クアラセランゴールのホタル

文化やグルメ、自然にあふれ、温暖で親日的なマレーシアは、新型コロナ以前から熟年世代などのロングステイ先として高い人気を誇ってきた。現在は長期滞在ビザの発行をはじめ入国が停止されているが、政府観光局は、ワーケーション先としても将来の滞在を呼びかけている。コワーキングスペースを探せるサイトもある。コロナ後のマレーシア暮らし・滞在を想像・計画するだけでも、十分に楽しいのではないだろうか。

ロングステイ向けのサービスアパートメントのイメージ ©パーク・ロイヤル・サービス・スイート・クアラルンプール

※クレジット表記のない写真・動画はマレーシア政府観光局提供

マレーシア政府観光局
公式サイトhttp://www.tourismmalaysia.or.jp/
【マレーシア政府観光局公式アカウント】
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