このパンがすごい!

パンラボ式「食パンをもっとおいしくする99の魔法」をプレゼント

 &wで「このパンがすごい!」を連載中の池田浩明さんの新刊『食パンをもっとおいしくする99の魔法 』(ガイドワークス)を10名にプレゼントします。応募締め切りは、4月28日(木)正午です。

 食パン、どうやって食べていますか?
 日本人にとって最も身近なパンだけに、なんとなく口にすることも多いかもしれない。でも、切り方や焼き方、合わせる食材をちょっと工夫するだけで、味わいはがらりと変化する。『食パンをもっとおいしくする99の魔法 』には、池田さんとパン好き仲間が編み出した食パンを楽しむアイデアが詰まっている。
>>「食パンをおいしくする魔法」写真特集
 特別な技術や材料は必要ない。①誰でも簡単に!②どこでも手に入るもので!③体にいい素材!④どこの家にもある道具を使って!が「食パン魔法学校」の校訓4カ条。近所で買える食パンや食材を使い、3ステップ以内の手順でできるレシピが並ぶ。
 例えば、切り方と焼き方。いつもの厚さや焼き加減を変えるだけで、新しい食感と出会える。切り込みを入れたり、先にカットしてからトーストすれば、火の通りがよくなって香ばしさも食べやすさもアップ。麺棒で薄く伸ばして焼くと、カリカリした食感を楽しめる。
 塗ったり、のせたり、はさんだり。食材の組み合わせもいろいろ。残り物の刺し身や干物も、オリーブオイルを絡めれば、トーストのトッピングにぴったりの具材になる。軽く焼いたパンにチョコとバターをのせるだけでフランスの定番おやつのできあがり。チョコを甘納豆に替えた和風フレーバーも捨てがたい。
    ◇
 日本各地のこだわりのパンを取材してきた池田さんが、大量生産の食パンに注目したきっかけは東日本大震災だった。福島の仮設住宅に暮らす友人から「店で焼いているパン屋さんが近くにないので、おいしいパンが食べられない」という嘆きを聞き、手軽に買える食パンをおいしくする魔法の研究を思い立ったという。
 パンと合わせる素材も、ほとんどが近所のスーパーで調達できるものにした。ただし、マヨネーズやケチャップは使っていない。パン屋さんやコンビニのサンドイッチでは定番の味をあえて避けたところに、この本のもう一つのメッセージが隠れている。
 「油や塩やスパイスなどのシンプルな味付けで、素材そのものの味を楽しみ、工夫する面白さを発見してほしい。そうすることで、食べる人のレベルを上げたいんです」と池田さん。
 実は、池田さんには憂慮していることがある。日本のパン屋さんが忙しすぎるというのだ。プレーンな食事パン、総菜パン、菓子パン、サンドイッチ……顧客のニーズを満たすために、寝る間も惜しんで様々な味のパンを作り続ける職人たちの苦労を各地で見聞きした。
 「フランスには『うちはこれだけ』と数種類しか作らない店もあるのに、なぜ日本の店は毎日何十種類ものパンを店に並べなければならないのか。みんな、パン屋さんに望みすぎているんです。食べる側がシンプルなパンを工夫して楽しむようになれば、作る側の負担が減り、基本のパンにもっと集中できる。そうすれば、日本のパンはもっとおいしくなる」
 いつもの食卓に変化をもたらす小さな魔法が、いつかはニッポンの食卓を豊かにするミラクルにつながるかもしれない。さあ、魔法学校に仲間入りしてみませんか?

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PROFILE

池田浩明

佐賀県出身。ライター、パンの研究所「パンラボ」主宰
日本中のパンを食べまくり、パンについて書きまくるブレッドギーク(パンおたく)。編著書に『パン欲』(世界文化社)、『サッカロマイセスセレビシエ』『パンの雑誌』『食パンをもっとおいしくする99の魔法』(ガイドワークス)、『人生で一度は食べたいサンドイッチ』(PHP研究所)など。国産小麦のおいしさを伝える「新麦コレクション」でも活動中。最新刊は『パンラボ&comics 漫画で巡るパンとテロワールな世界』(ガイドワークス)

http://panlabo.jugem.jp/

世界のおいしさをサンドするサードウェーブの旗手/ジャンゴ

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