あゆみ食堂のお弁当

<37>恋に落ちた瞬間も結婚後も、そこにカレーが

  

〈依頼人プロフィール〉
古山逸美さん 30歳 女性
東京都在住
会社員

    ◇

今年の5月3日に入籍しました。夫とは大学時代からの友人関係でしたが、偶然、お互い転職した会社が同じビルに入っていたことで再会。たまに食事に出かけるようになりました。

彼は無類のカレー好き。私はウェブメディアの制作をする仕事に携わっているのですが、またしても偶然なことに、趣味が高じて仕事の案件でカレーに関わることに。カレー好きなら「いっちゃん!」と、彼にカレーを食べ歩く際に誘われる機会が増えていきました。

当時は、カレーを食べながらお互いの仕事や恋の相談をし合う、「カレー友達」という間柄でした。あとになってわかったことですが、悲惨な恋の相談をしたとき、夫は「この子は俺が守っていかなくちゃ!」と思ってくれたのだそうです。

その後私の恋も終わりを迎え、今の夫と付き合うことに。周囲からは「カレーがつないだ縁だね」と言われています。確かに、仲良くなるきっかけも、恋に発展する瞬間も、いつもそこにカレーがありました。まるでカレーがつないでくれたご縁が重なり、濃厚なおいしいカレーになっていくようです。恋人になり、夫婦になった今も、ふたりでカレーを食べに出かける日々です。先日の9月4日に挙式、披露宴をおこない、そこでもカレーを振る舞うスパイシーな「カレーウェディング」となりました。

結婚したら家でもおいしいカレーを作ってあげようと思っていたのですが、あまりにカレー好きが高じて、最近はカレーのケータリングなども行っています。お客様に提供するカレーは複雑なスパイスを調合するもので、時間もかなりかかります。自宅で作るにはやや大変で、肝心の夫にはなかなかカレーを作れないという本末転倒ぶり(笑)。以前なにかであゆみ食堂さんがとてもカレー好きだという記事を読みましたので、ぜひ自宅でも手軽に作れるカレー弁当のアイデアを教えてもらえたらと思い、今回応募させていただきました。

彼が一番好きなのはまろやかで濃厚な欧風カレーです。カレー弁当というと茶色一色というイメージなのですが、何か彩りをよくする工夫があればぜひ教えていただきたいです。カレーがつないでくれた縁を大切に、これからもおいしいカレーを一緒に食べて過ごしていけたらいいなと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

手間をかけずに、カレーをおいしく作るコツ

赤ワインは2回に分けて入れるのがポイント。少しずつ加えずに、一気に勢い良く入れ、強火でアルコール分を飛ばします


赤ワインは2回に分けて入れるのがポイント。少しずつ加えずに、一気に勢いよく入れ、強火でアルコール分を飛ばします

<献立>
バターライス
ゆで卵
焼き野菜(パプリカ・なす・インゲン)
牛肉ときのこのカレー

<あゆみさんからのメッセージ>
カレーが縁でこのたびご結婚されたとのこと、おめでとうございます!!

大好きなカレーをお弁当で気軽に持って行ってほしいということと、あまり手間をかけずに作りたいこと、そして欧風カレーが好きというリクエストを私なりに考えてみました。香味野菜と赤ワインをベースに、少しのパウダースパイスを使いつつ、市販のフレーク状のカレールーで仕上げる欧風カレーです。最近は市販のカレールーでおいしいものが色々出ていると思うので、食べ比べてみてお気に入りを見つけるのがいいかなと思います。

ご飯はバターライスにして、グリルした季節野菜を添えました。お弁当箱は丼用のもので、カレーの入っている上段のみで電子レンジにかけてあたためることができます。是非これからは彼の大好きなカレーをお弁当にもたせてあげてくださいね。

■牛肉ときのこのカレー
*材料(4~5人分)
タマネギ    1個
セロリ    1/2本
ニンジン   1/2本
米油    大さじ2
にんにく(すりおろし) 2片
しょうが(すりおろし) 2片
ガラムマサラ 小さじ1~1.5

赤ワイン     200cc
トマトホール缶     1缶
チキンスープ   200cc(なければ水でも可)
蜂蜜        大さじ1
トマトペースト   大さじ1
カレールー(フレーク状のもの) 80g 味を見て足してもよい

牛肉(切り落とし) 300g
マッシュルーム  5個
しめじ  1/2パック
米油  小さじ2
塩  少々
こしょう  少々

*作り方
1 タマネギ・セロリ・ニンジンはみじん切り、牛肉は食べやすい大きさに切り、塩こしょうで下味をつけておく。マッシュルームはスライス、しめじはいしづきを取ってほぐしておく。

2 鍋に米油(大さじ2)をしき、1のタマネギ・セロリ・ニンジンを加えてほんのり茶色くなるくらいまでしっかりと炒める。

3 2ににんにくとしょうがを加えて炒め合わせ、ガラムマサラを加えて粉っぽさが残らないように弱火でじっくり炒める。

4 3に赤ワイン150ccを加えて強火でアルコールを飛ばし、チキンスープとトマト缶を手で潰しながら加える。ぐつぐつしてきたらカレールーとトマトペースト、蜂蜜を加えて弱火で10分ほど煮たら一度火を止める。

5 フライパンに米油(小さじ2)をしき、熱くなったところに牛肉ときのこを加える。残りの赤ワイン50ccを加えて強火でサッと炒める。

6 4の鍋に5を加え、ごく弱火で1時間ほど煮込んだら完成。

*1日経つと味が落ち着いてぐっとおいしくなります。

バターライス/ゆで卵/焼き野菜(パプリカ・なす・インゲン)/牛肉ときのこのカレー


バターライス/ゆで卵/焼き野菜(パプリカ・なす・インゲン)/牛肉ときのこのカレー

下段にごはん、上段にカレーを分けて入れられるお弁当箱は丼もののお弁当にも使えます。食べる直前に合わせるので、ご飯がべちゃっとなりません


下段にごはん、上段にカレーを分けて入れられるお弁当箱は丼もののお弁当にも使えます。食べる直前に合わせるので、ご飯がべちゃっとなりません

(ライター/小林百合子)

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