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雑誌まるまる1冊、おコメの特集。『RiCE』

雑誌まるまる1冊、おコメの特集。『RiCE』

撮影/馬場磨貴

食をテーマとした雑誌の刊行が数年前から国内外で相次いでいる。食べることは、生きること。食は、生きていく上で切っても切り離せないもの。ゆえに幅広い世代の多くの人が関心を持つ分野だ。

ここ最近で創刊された中でも特に面白かったのが、その名も『RiCE』。男性ファッション誌の『EYESCREAM』を創刊させ編集長を務めていた稲田浩氏が発行人。ライスプレスという会社を起こし、この『RiCE』が基幹誌になればという思いで出版したとのこと。

そのユニークなネーミングセンスも親しみやすく、更に表紙のタイトルロゴをよく見ると「R」の文字が米粒の形をかたどっているという芸の細かさに脱帽。創刊号の特集は、ごはんの味。まるまる1冊が、私たち日本人には欠かせないごはん(=お米)の特集で作られている。

毎日食べているもので身近にあるからこそ、知らないことがたくさんあると気付かせてくれる。例えば、生産地の話。今は東北や北海道が主要産地のコメは、1950年代には西の地域での栽培が盛んだったそう。

日本の定食について食文化からの視点でつづる記事、サードウェーブの米屋たち、ミキリハッシンの山口壮大氏がスタイリングする御用聞きファッション、若木信吾氏のRiCE Landscapeなど、斬新な切り口であらゆる方面から攻めまくっている。読み進めながらなんだか満腹中枢が刺激されるような錯覚を抱くほど、濃厚な特集である。しかも全てバイリンガル。外国人の方も楽しめる。

実は、参加するコントリビューターは全員が稲田氏の知人。知人や友人を巻き込みながら雑誌を作るのも昨今のムーブメントだ。

次号はどんな切り口で攻めてくるのか……。待ち遠しくて仕方ない。思わず、「ごちそうさまでした」と雑誌を閉じた。

(文・高山かおり)


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    お魚と心中する道を選んだ男。『さかなクンの一魚一会』
       

       

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    代官山 蔦屋書店 マガジンコンシェルジュ。
    北海道生まれ。某セレクトショップにて販売員として5年間勤務。在職中にルミネストシルバー賞を受賞。2012年4月より現職。主に国内の雑誌・リトルプレスの仕入、マガジンストリートでのフェア・イベントの企画を手がける。初めて読んだ雑誌は、4歳のときに出会った『こどものとも』。

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