冷水料理相談室

餃子作りが好きな娘たちへ、あっと驚く新レパートリーを

  

〈相談者プロフィール〉
杉本瑞穂さん 45歳 女性
東京都在住
会社員

    ◇

 中学2年と小学5年の娘を持つ母です。

 週末、よく娘たちと一緒に餃子(ギョーザ)作りをします。私が働いているので、一緒に食材を刻んで、包んで、焼いて、食べてと、みんなでわいわい餃子を作るのは週末のお楽しみになっています。

 もともと手巻きずしやたこ焼きなど、「みんなで作って食べる」というのが子供も大好きで、よくやっていたのですが、子供が学童保育で、餃子の皮の上にウィンナーやじゃこを乗せて焼く「餃子ピザ」を教わってきて以来、餃子に目覚めてしまったようです(笑)。

 最初は私が下準備をしていたのですが、最近は姉がみじん切り係を担当し、あとは妹と一緒に混ぜて包むようになり、母は近くで飲んでいるか、焼くのを手伝ったり、水餃子を作ったりするくらいという、頼りになる姉妹です。

 頑張ってハート形に包んでみたり、いろいろな形を作ってみたりしては満足そうに食べていて、3人で60個くらいはぺろりと平らげてしまいます。

 ふだんは豚肉と白菜とネギ、しいたけというベーシックな具で、娘たちも「作ることの方が楽しい!」といった感じで不満はなさそうなのですが、最近、私のほうがちょっとマンネリといいますか。新しい具のアイデアを出して家族を驚かせたいなと思うようになりました。

 これまでで好評だったのはれんこんをみじん切りにして入れた「れんこん餃子」や、じゃことパクチーとオリーブオイルを混ぜたもの、ピザソースの上にじゃことチーズを乗せて閉じたものも子供たちは大好きでした。が、最近ちょっとマンネリぎみで、どうしたものかと頭を悩ませています。

 普段から冷水さんのお料理を楽しく参考にさせていただいているので、冷水さんならどんな餃子を作られるかな?と思って、今回投稿させていただきました。家族と一緒に楽しめる餃子作りのアイデアやコツがあれば、ぜひ教えていただきたいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

香り爽やか、セロリ餃子

  

<冷水先生からのメッセージ>

 娘さんたちと一緒にわいわい餃子(ギョーザ)作り、楽しそうですね!

 どんな具を入れようか?とあれこれ考えるのも餃子作りの楽しみのひとつですが、繰り返し作っているとマンネリ化してしまうこともありますよね。

 今回ご紹介するのは、シンプルにセロリと豚ひき肉だけを使った焼き餃子です。
 セロリの葉の部分もみじん切りにして入れることで爽やかな香りが際立って、いくつでも食べられてしまいます。

 セロリは白菜のように水分が多くありませんので、水気をぎゅーっと絞る作業もなくとても手軽。
 以前、パクチー入りの餃子が好評だったという娘さんたちですから、きっとセロリバージョンも気に入ってくれるんじゃないかと思います。
 お酒好きのお母さんにとっても、最高のおつまみになりますよ(笑)。

 今回は小さめの皮で包んで、一口餃子のようなサイズに感にしました。一口でほおばって、口の中に広がるセロリの香りを楽しんでください。

あんは冷蔵庫でしばらく寝かせてから包みましょう。野菜と肉がなじんで、おいしく仕上がりますよ


あんは冷蔵庫でしばらく寝かせてから包みましょう。野菜と肉がなじんで、おいしく仕上がりますよ

焼く際は水ではなく熱湯を注ぎます。水だとフライパンの温度が下がり、生地がフライパンにくっついて焦げたり、水っぽい仕上がりになったりしてしまいます


焼く際は水ではなく熱湯を注ぎます。水だとフライパンの温度が下がり、生地がフライパンにくっついて焦げたり、水っぽい仕上がりになったりしてしまいます

■セロリ餃子

◎材料(50個くらい)
豚ミンチ…150g
セロリ…1本
餃子の皮…適量
油…適量

A 
塩…1.5g
醤油…大さじ1/2
しょうがすりおろし…大さじ1/2
酒…大さじ1
砂糖…小さじ1/2
水…大さじ2
ごま油…小さじ1

◎作り方
1 セロリは茎と葉の部分もみじん切りにする。
2 ボウルに豚ミンチと塩を入れてよく練る。
3 2のボウルにAを加えよく混ぜ合わせる。
4 3に1のセロリを加えて混ぜ、少し冷蔵庫で寝かしてから皮で包む。 

5 薄く油を引いたフライパンを中火にかけ、餃子を乗せる。熱湯を餃子の8分目くらいまで入れて蓋をして、水気がなくなるまで焼く。
6 5に油を大さじ1/2くらい回しかけ、カリッと焼いて取り出す。

よく読まれている記事

 

バックナンバー

「料理家・冷水希三子の何食べたい?」
「冷水料理相談室」

PROFILE

餃子作りが好きな娘たちへ、あっと驚く新レパートリーを

冷水希三子(ひやみず・きみこ) 料理家

料理家・フードコーディネーター。レストランやカフェ勤務を経て独立。季節の食材を使ったやさしい味の料理が評判を呼び、雑誌や広告などで活躍中。器選びや盛り付けに至るまで、その料理の美しさでも注目を集めている。著書に『ONE PLATE OF SEASONS-四季の皿』(アノニマ・スタジオ)、『スープとパン』『さっと煮サラダ』(ともにグラフィック社)など。

PROFILE

  • 小林百合子

    編集者
    1980年兵庫県生まれ。出版社勤務を経て独立。山岳や自然、動物、旅などにまつわる雑誌、書籍の編集を多く手がける。女性クリエイター8人から成る山登りと本づくりユニット〈ホシガラス山岳会〉発起人。著書に『最高の山ごはん』(パイ・インターナショナル)、『いきもの人生相談室』(山と溪谷社)、野川かさねとの共著に『山と山小屋』(平凡社)など。

  • 関めぐみ(写真)

    写真家。アメリカ、ワシントンDC生まれ。スポーツ誌、カルチャー誌、女性誌などで活躍。また、広告やカタログ、CDジャケット、俳優の写真集なども担当。書籍に『8月の写真館』『JAIPUR』など。

外国暮らしの息子夫婦へ。旬をまるごと、秋の煮物

トップへ戻る

産後1ヶ月、怒涛の育児中でも作れるおいしい煮込み料理

RECOMMENDおすすめの記事