よなよなハンコ

小田原名物・お取り置き青うなぎ屋さんの衝撃

よなよな19

 消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんによる連載「よなよなハンコ」。今回は、渋谷のギターショップ店長が連れて行ってくれた、小田原のお話です。百世さんがそこでびっくりしたものとは……?

    ◇

 先日、小田原にうなぎを食べに行ってきました。家族がテレビで”青うなぎ”を観て、そこからずっと食べたいな~と周囲に言いふらしていたら、なんと! 興味を持った渋谷のギターショップ店長が小田原まで車で連れて行ってくれました。

 そこはかなりの人気店で、うなぎの取り置きはできるけど、席の予約はできないという決まりが……! そんなの初めて聞いたけど、たしかに効率いいな~。もちろんうなぎの取り置きをして行きました。

 店内は、ちょっと旅館のような雰囲気で、でてきた湯のみは有田焼。最初から高い期待値がそれでまたうなぎ登り!

 さらに入ってびっくりしたのが、ピンクのかわいい小花の模様のトイレ。まさかのこれも有田焼だった! そんなトイレ存在するんだ。あんなに奇麗なトイレだったら入るたびにうれしいし、自分もなんか磨かれていくような気がしたな~。

 トイレがとても衝撃的だったけど、何よりも素晴らしかったのは、もちろんうなぎ。
 でもその前に、まずは単品で頼んだうなぎの肝焼き。今まで見た肝の中で一番大きかった。肝焼きを卵の黄身と絡めて食べたら、苦手だったのに、めちゃくちゃおいしかった!

 そして待ちに待ったうなぎ! 重箱のふたを開けたら、ご飯が見えないくらいうなぎが大きくて厚みがすごい。ここで思わずみんな写真をパシャり。

 いざ、うなぎにお箸を入れたら、肉厚なのに柔らかく、すーっとお箸が入っていった。もうこの瞬間に、これはいつものうなぎと全くちがうぞって心がワクワクしたな~。一口食べたら、フワ~ッと口の中にうまみが広がり、うなぎで全身が満たされ、今まで食べてきたうなぎが吹っ飛んでいっちゃった!

 たまーにしかできないぜいたくでした。次はいつ食べられるかなぁ。
それまでうなぎの思い出を大事にしまっておこうっと。

 今回の消しゴムハンコは、かまぼこ! うなぎを食べた後に、鈴廣のかまぼこ博物館に行ったんですが、かまぼこって、魚6~8匹から作られてるんだとか。そんなに大量の魚からできてるんだなぁって印象に残ったので、彫りました。うなぎは全然描こうって思わなかった。食べたから満足したのかも。

 かまぼこ博物館、かまぼこの板のアートなんかもあって、なんだか面白かったです。あと謎に顔出しパネルがいっぱいあった。また小田原行きたいな~。

百世

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PROFILE

百世

消しゴムハンコ作家。東京都在住。
2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。
2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。
https://www.momoyo-hanko.com/

母の日の贈り物とプレゼントマン

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今回でちょうど20回目!「空飛ぶ魚と女の子」

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