TODAY'S MAKE-UP

〈TODAY’S MAKE-UP〉<4>抜けのあるメイクを。草場妙子さんによる毎日のメイクを楽しみにかえるアイデア 

ヘアメイクアップアーティスト・草場妙子さんの『TODAY’S MAKE-UP —今日のメイクは?—』(アノニマ・スタジオ)から、草場さんならではのこだわりアイテムの使用感やメイクポイントの一部を5回にわたってご紹介します。

    ◇

私がメイクで大切にしているのは、さりげなさ。
完璧に整えたフルメイクは、決めすぎたファッションと同様に野暮ったく見えてしまうもの。ほどよく肩の力の抜けたメイクのほうが、洗練されていて素敵だなと思う。
“自然だけどすっぴんよりきれい”を実現するには、まずメイクの主役を決めること。
そして、そのほかの部分は素を生かして仕上げること。
力の抜けた自然な表情は、洋服ともしっくりなじむ。
そんな抜けのあるメイクなら、カラーマスカラや赤リップといった冒険メイクもトライしやすい。
こうしてどんどんメイクが楽しくなっていく。

コスメひとつでミニマムメイク

(左から)アディクションのカラーバームのドアオープン、アールエムエス ビューティのハイライターのマスターミクサー、アディクションのチークスティックのティーローズ


(左から)アディクションのカラーバームのドアオープン、アールエムエス ビューティのハイライターのマスターミクサー、アディクションのチークスティックのティーローズ

普段の自分のメイクは、とてもミニマム。ポイントはひとつだけに絞っている。そのほうが効果的だし、服とバランスがとりやすいから。
使うコスメがミニマムというのも好みだ。ひとつのアイテムを顔のいろいろな場所に使い回すことで、顔に統一感が出てきれいに仕上がる。ワントーンではあるけれど、塗る場所によって質感が微妙に異なるのも楽しい。
例えば、ヌーディなローズベージュのチークスティックを、目元と唇にも塗るとやわらかで上品な印象に。ジェルタイプのゴールドブラウンのアイシャドウで眉も描くと、ぐっと洗練された表情に。肌なじみのいいコーラルレッドのリップバームは、チークにも使うとほんのり上気したような表情をつくれる。ローズゴールドのハイライターをリップやアイシャドウにも使うと、ノーブルなニュアンスに。真紅のリップライナーを眉にもにじませることで、トレンド感のある垢抜けた雰囲気に。
……といった具合に、ルールにとらわれず自由に大胆にトライするのが、メイクを楽しむコツ。

肌の質感に今が出る

シャネルのクッションファンデーションとツヤ仕上げのプレストパウダー。クッションファンデーションは、いわば持ち歩けるリキッドファンデーションで、とてもみずみずしく、ツヤっぽく仕上がる


シャネルのクッションファンデーションとツヤ仕上げのプレストパウダー。クッションファンデーションは、いわば持ち歩けるリキッドファンデーションで、とてもみずみずしく、ツヤっぽく仕上がる

10年前と現在販売されているファンデーションを比べてみると、明らかに違うことがある。カバー力よりも、なるべく素肌っぽく見せることを重視するようになり、ツヤのある仕上がりや厚塗り感がないことを、各メーカーが競うようになった。それに伴い、主流はパウダリーからリキッドとなったけれど、パウダリーファンデーションも進化してツヤ仕上げになった。プレストパウダーも、たっぷりつくスポンジではなく、薄く仕上げられるブラシが付属するようになった。
いちばんわかりやすいのが、クッションファンデーションの登場。薄付きだからシミを隠すほどのカバー力はないけれど、肌への密着度が高いから毛穴は隠れる。パウダーなどで仕上げなくてもいいから、ほどよくツヤっぽい。
薄付きでありつつ素肌よりきれいに見せるためには、いいところは残し、気になるところはカバーするというメリハリが大事。さらに骨が出っ張っている部分にはツヤを出し、汗をかきやすい小鼻や鼻の下、おでこなどはツヤを抑えることで、素肌のようなツヤっぽさを演出できるのだ。

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次回の更新は6月7日(木)の予定です。ぜひ、お楽しみに!

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>> <3>いつものメイクを見直す
>> <2>ポイントメイクの楽しみ
>> <1>今日のメイクは?
>> <インタビュー>ヘアメイクアップアーティスト・草場妙子さん インタビュー

TODAY’S MAKE-UP —今日のメイクは?—

TODAY’S MAKE-UP —今日のメイクは?—

草場妙子 (著)  アノニマ・スタジオ

無類のコスメ好きで知られるヘアメイクアップアーティスト・草場妙子さん初の著書。ルーティンになりがちな日々のメイクを、その日のファッションや気分に合わせて「自分で選ぶ」ためのアイディアブックです。今日の自分をもっと好きになる、自分のためのメイクを提案します。1728円(税込み)

企画・編集:藤井志織
デザイン:三上祥子(Vaa)
写真(人物):加藤新作
写真(物):加藤 望
編集担当:村上妃佐子(アノニマ・スタジオ)

草場妙子さんHP:http://kusabataeko.com
Instagram(インスタグラム):@kusabataeko

〈TODAY'S MAKE-UP〉<3>いつものメイクを見直す。草場妙子さんによる毎日のメイクを楽しみにかえるアイデア

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〈TODAY'S MAKE-UP〉<5>よい土台があってこそ。草場妙子さんによる毎日のメイクを楽しみにかえるアイデア

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