よなよなハンコ

やっぱり遮光器土偶のオーラは別格! 上野の縄文展

よなよな25

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんによる連載「よなよなハンコ」、今回は、大の土偶好き、という百世さんが出かけた、上野の縄文展のお話です。縄文のエネルギーがあふれる会場の中でも特に別格だったというのが、遮光器土偶。百世さんならではのイメージが広がって生まれた作品と合わせて、お楽しみください。
    ◇
先日、上野の東京国立博物館で開催されている、特別展「縄文-1万年の美の鼓動」へ行ってきました! 上野に行ったときに、縄文展のポスターを見て、縄文時代については全く詳しくないけど、土偶が好きなので見に行きたかったのです。

私が思っていた以上に、たくさんの土器や土偶、縄文人が身に付けていた耳飾りや木製のポシェット、釣り針や動物の形をした土製品など、様々なものが展示されていて、どれも興味深くて、うわぁ~っと食い入るように見ちゃいました!

動物の骨や角を削って、釣り針が作られていたのがすごかったし、土器って、教科書に載っている火焰(かえん)型土器だけかと思っていたけど、土偶のようなものが壺(つぼ)のふちに付いていたり、表面にカワイイ人形がついたものがあったりして、こんなにバラエティー豊かだったんだ! とビックリしました。同時期の外国の土器も展示されていたんですが、縄文土器だけ形が異質で、使いづらそうだけど、芸術作品のようでした。

土偶は、ハート形やポーズをきめてるもの、国宝の土偶も展示されていて、どれもキャラクターみたいで、めちゃくちゃ可愛かったな。でもやっぱり遮光器土偶は、別格で、実物を見た瞬間「うわ! ホンモノだー」ってうれしくなりました。イメージしていたよりも大きくて、模様にこだわりがあって、オーラがすごかったー!

遮光器土偶を模倣して作られた土偶もたくさん展示されていたんですが、確かに同じ目や形ではあるけど、かなり個性豊かで、縄文人全員が土偶作りがうまかったわけじゃないのが見えてきて、なんだか親近感を感じて、面白かったです。
もしかしたらすごく作るのがうまい人がいて、みんなの憧れ的な存在がいたのかなぁとか、当時を想像するのも楽しいですね~。

今回の消しゴムハンコは、ウィンクしている遮光器土偶を! 遮光器土偶の目は、雪中の光よけにつけるゴーグルではないかと言われていて、名前もそこから来ているそうですが、最近は、目を強調しているという説が有力らしいです。なのでパッチリおめめにしました~。模様にも土偶がいますよ……!

9月2日まで開催されているので、ぜひ見に行ってみてくださいね~。きっと心に残る土器や土偶などに出会えるはず! グッズもたくさんあって、わくわくしますよ。

百世

PROFILE

百世

消しゴムハンコ作家。東京都在住。
2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。
2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。
https://www.momoyo-hanko.com/

夏休みの宿題、絵日記と植木鉢ちゃん

トップへ戻る

夏休みに思い出す遊園地、浜名湖パルパルと祖母とドン・ブラーコ

RECOMMENDおすすめの記事