TOKYOワインバル・クルージング

南インドのスパイスつまみとナチュラルワイン

グッドラックカリー

 JR恵比寿駅と渋谷駅の中間地点、渋谷川の畔のビルの2階という隠れ家的なロケーション。「グッドラックカリー」は、昼はカレーを、夜は南インド料理をベースに和洋のユニークなアレンジを加えたつまみとナチュラルワインを提供する店だ。オープンは2017年。近隣にある人気の魚介ビストロ「アタ」の姉妹店だ。
「カレー屋としてスタートしたのですが、大好きなナチュラルワインをそろえたくて。スパイスをふんだんに使ったつまみを提供する夜営業を始めたところ、カレー好きのお客さまにワイン好きのお客さまも加わって、層が広がっていきました」と話す店長の荒井清成(きよなり)氏。フレンチやイタリアンでも経験を積んできた荒井氏。南インドの定食「ミールス」(カレーを中心とした盛り合わせ)にヒントを得て、料理の構想を練る。合わせる素材や調味料は、万願寺唐辛子やミョウガ、アリッサ、ボッタルガ……と、和洋中東を越えて自由自在だ。
 そんな同店のいいとこ取りの6種類のつまみがひと皿で味わえるのが「前菜盛り合わせ」。そこへ提案してもらったワインが、アルザスの自然派「ジュリアン・メイヤー」の『レ・ピュセル ゲヴュルツトラミネール 2016年』というのだから、期待が高まる。
「こうしたスパイシーなインド料理にワインは合うのかな? と思うかもしれませんが、果実の凝縮感と厚みが、料理の辛味もスパイスも、何でも受け止めてくれるんですよ」と荒井氏。インドでもなかなか体験できないであろう料理と自然派ワインの新鮮な出合いが、ここにある。
「できるだけたくさんのナチュラルワインの美味しさを知ってほしい」という思いから、グラスワインの価格は税込で800円、900円、1000円の3体系に。カレーは900円~、つまみも1品500円~というお手ごろな価格がまた魅力。夜はたくさんつまんで飲んで、締めにカレーという楽しみ方もOK。希望があればカレーのポーションを調整してくれるという“いろいろ食べたい人”への配慮もうれしい。
 全10席の小体な店だが、まるで南インドの風が吹いているかのようなゆるゆるとした空気感。思わずグラスを重ねてしまうこと請け合いだ。

グラスワイン 10種 800円~
ボトルワイン 50種 6000円~

    ◇

グッドラックカリー
住所:東京都渋谷区東3-21-1 アティモント恵比寿ビル2F
住所:03-3407-9630
営業時間:11:30~16:00、18:00~0:00
定休日:日曜
交通:恵比寿駅より徒歩7分

今号は、前菜etc.盛り合わせがスゴい!バル

『ワイン王国』106号(8月4日発売)のTOKYOワインバル・クルージングでは、たくさんの種類を少しずつ食べたい。そんな願いをかなえてくれる「盛り合わせ料理」が評判のお店を紹介します。きれい! 美味しそう! そんな歓声が聞こえてくる盛りだくさんの一皿は合わせるワインも多種多様。グラスでいろいろ楽しんで、新しいマリアージュを発見してください。

■この記事は、『ワイン王国』9月号(No.106)に掲載されています。

〈TOKYOワインバル・クルージング〉気軽なビストロ料理と自然派ワインを楽しむ

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