きんゆう女子。お金の学校

<31>友達同士のお金のやりとりこそ「キャッシュレス」

こんにちは。

金融ワカラナイ女子のためのコミュニティー「きんゆう女子。」を運営する鈴木万梨子です。

前回は「キャッシュレス」の王道、クレジットカードについてのお話でした。

アプリやスマホ決済用に、クレジットカードでチャージをする機会が多いので、「キャッシュレス」との付き合い方は誰もが学んでいただきたいテーマでした。

今回は少し目線を変えて、ボストン在住の「きんゆう女子。」メンバーに、海外のお金やキャッシュレスについてのお話をうかがいました。

<31>友達同士のお金のやりとりこそ「キャッシュレス」

こんにちは!

ボストン在住のアラサー金融女子(※)、知子です。

今回は、私たちのような留学生や現地の友人のお金事情を紹介していきます。

※コミュニティー「きんゆう女子。」では、金融ワカル女子のことを「金融女子」、金融ワカラナイ女子のことを「きんゆう女子」と呼んでいます

まずは、MBA留学に関するお金事情です。

私のまわりの学生の多くは、やはり学生ローンや奨学金で学費を工面しています。2年間の留学となると2000万円はかかるので、未来への投資とはいえ、なかなかの金額です。

よって、生活のやりくりは人によって差はあるものの、だいたいみんな「学生バジェット」で暮らしています。

例えば、私の学校の近辺はアパートの賃料がすごく高く、キレイめなマンションの一人用スタジオで、1カ月2500ドル(日本円で約28万円)程度します。なので、学校の友人同士2~3人でルームシェアをするケースが多いです。

また、ディナーも外食ではなく持ち寄りでホームパーティーをしたり、家具などの生活用品もSNSのマーケットプレイス上で手に入れたりと、いろいろと節約をしながら楽しく暮らせるアイデアを駆使しています。

かなりエコノミーな生活をしているので、さまざまなところで割り勘をすることが発生します。

そんなとき便利なのが、「Venmo」や「SplitWise」といった割り勘アプリです。

個人間のお金の支払いを手数料無料で行うアプリ「Venmo」

「Vermo」というアプリは、自分の銀行口座とダイレクトにひもづいていて、お金のやり取りが簡単にできます。例えば、配車アプリ「Uber」を友達と利用したときは、「『Uber』が15ドルだったから、7.5ドルをリクエストしておくね」と、私が「Venmo」を使って支払いリクエストを出すとします。すると、そのリクエストを受け取った友達は、アプリ上で「Accept」というボタンをクリックするだけで、私の銀行口座への支払いが完了します。細かい金額もきっちりと割り勘できるので便利ですね。

<31>友達同士のお金のやりとりこそ「キャッシュレス」

複数の人で旅行に行ったときなどに便利なアプリ「SplitWise」

「SplitWise」というアプリは、複数の友達とアプリ上でグループを作成すると、それぞれが使った金額をそこに入力するだけで支払総額がわかるアプリです。割り勘をしたい場合、誰が誰にいくら払えばいいのか、というのが簡単にわかってとても使いやすいです。

<31>友達同士のお金のやりとりこそ「キャッシュレス」

個人の買い物の決済だけでなく、友達同士の割り勘でも自然に「キャッシュレス」で対応するのがアメリカ。「便利だから」ということも理由の一つですが、若いうちからみんなお金にシビアなので、アプリを使ってちゃんと計算するようにしています。

<31>友達同士のお金のやりとりこそ「キャッシュレス」

次は、投資事情を紹介したいと思います。こちらはキャッシュレスより、もっと日本と差があると感じています。

私は中国人の女友達が多いのですが、彼女たちは株式投資に積極的です。多い子では、自分の資産の8割近くをアメリカの株式に投資しているほどです(と言ってもデイトレーダーではないですが)。

学校で会うとアプリを見せてきて、「この株、こんなに下がったんだけど!」などと話しかけてきます。

そのほかの友人たちも、信託コストの安いETF(上場投資信託)からビットコインまで、さまざまな投資をしています。彼女たちは20~30代で比較的リスク許容度が高い年代なので、何らかの形で投資をするのが当たり前になっている状況です。この点は、改めて日本との差を強く感じるところです。

ボストン在住の知子さんのお話、いかがでしたでしょうか。

日本で「キャッシュレス」といえば、自分一人の支払いで利用することが多い印象ですが、海外では、個人同士でアプリを使ってお金をやりとりすることが多いことに驚きました。

でも、日々の生活で一番困るシーンは、飲み会やグループ旅行、パーティーなど、複数でのお金のやりとりなのかもしれません。パーティーの準備など手分けして買い物すると、誰かが合計額を取りまとめなければなりませんし、割り勘するときにはおつりがないと困ります。時には取りまとめした人がもらい忘れてしまうことも……。

そんなのざっくりでいいよ、と思う人も多いと思いますが、お金の価値観は人それぞれ。

アプリできっちり計算できて、おつりもなくやりとりできるなら、とてもスムーズなのでは、と感じました。

次回は、知子さんのお話をうけて「キャッシュレスな割り勘」にチャレンジしたいと思います。

PROFILE

鈴木万梨子

TOE THE LINE Inc. 代表取締役社長。獨協大学外国語学部フランス語学科卒。新卒でH.I.S.に入社し、法人営業として団体旅行の企画・営業・手配・添乗を担当し、海外を中心に約8千人にツアーを提供。起業を目指し2015年、金融系ベンチャーに転職。金融業界に入ったことでお金の知識のなさに衝撃を受け、「きんゆう女子。」を立ち上げる。2016年3月に起業し、Webサイトを立ち上げ本格的に「きんゆう女子。」をスタートさせる。旅と服をコーディネート・手配するサービス「FIT the Local」を企画準備中。

<30>キャッシュレスの王道、クレジットカードとの付き合い方

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<32>割り勘は、日本人の文化を考えると現金が優位?

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