よなよなハンコ

俺たちのエベレスト、登頂成功!

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんの連載「よなよなハンコ」。なんと百世さん、いつの間にか登山家に変身?していました。春の登山のお話、お兄さまの動きにも要注目です!
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日曜日に、ワークショップでもお手伝いしてくれた中曽根アッキーと、兄と一緒に高尾山を登りに行ってきました。アッキーは、登山が趣味で、北アルプスなんかも登っている強者!
山登りにいつも誘われていて、最初から標高の高い山に連れて行かれそうだったので、高尾山ならいいよ~と言ったら行くことになったのです。

当日は、朝の7時に高尾山口駅に集合。早起きして山登りなんて普段しないので、途中で倒れたりしないかな……と心配しつつ、アッキーオススメの稲荷山コースを登り始めました。コースには、小さい子や、山を走っているトレイルランニングの人、赤ちゃんを抱っこしながら登ってる人なんかもいましたね。すごいなぁ。人とすれ違うときに「こんにちは」と、あいさつし合うのも山ならではで、気持ちよかったー。

稲荷山コースは、しょっぱなから階段を登っていくんですが、全体的に階段が多かった気がする。ところどころ平坦(へいたん)な道もあって、フラット最高ー! ずっとこの道が続いたらいいのになぁって思ってると、また階段があらわれて、体力が失われていく。頂上に着く手前には、永遠に続きそうな急な階段があって、ぐえー! 最後にこんな階段ってひどすぎるーと思いながら登りきって、やっと頂上に着きました。

兄は、父が使っていた自転車の装備を身につけていて、まるでトレランの人みたいに完璧な見た目だったのに、格好に体力が全く追いつかず、最後の階段でヒザがやられて頂上では終始顔が死んでいましたね。アッキーは、全く疲れてなくてさすがだったなー。
頂上ではアッキーが、ガスでお湯を沸かしてコーヒーと紅茶を淹(い)れてくれました。それと一緒におにぎりやお菓子を食べたりと、すごいマッタリして楽しかったですね。2時間くらい登ったかいがあった~。

下りは、4号路を通っていきました。4号路は道幅が狭いんですが、キレイな花がいっぱい咲いていて「この花なんだろう!?」ってしゃべっていたら、近くにいた人が「シャガだよ~」って教えてくれて、人の温かさを感じたなぁ。

4号路を下り終えたら、展望台があってそこにはお土産屋さんとか色々お店がありました。カラス天狗(てんぐ)の顔の形をした天狗焼きを食べたら、疲れた体に黒豆のあんこがしみ渡っておいしかったな。その後はエコーリフトに乗って下山して、おいしい自然薯(じねんじょ)そばも食べて、とっても満喫した1日でした!

今回の消しゴムハンコは、昔彫ったキリカブくんです。4号路にテーブルにしたら良さそうな大きい倒木があって、それを見てたらこのキャラクターを思い出したので。

小学校の遠足で登って以来の高尾山でしたが、当時は死ぬほど長く感じて、ツライと思いながら登ってた気がするけど、今回登ってみたら、自然が気持ち良くて結構楽しかったですね。
だけど、兄と俺たちのエベレストだな~とか言いながら登ってたので、これから高尾山より高い山を登れるかなぁ? 高尾止まりな気がする……。でもまた山登りはしたいなー!

百世

PROFILE

百世

消しゴムハンコ作家。東京都在住。
2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。

2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。

親子って似るものなんだな。「へそまがり日本美術」

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父と絵の勝負をしたときの題材は……

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