リノベーション・スタイル

リノベーションなの?コンパクトなリビング・ダイニングを使いやすくする新しい提案

【la cuna】
Y邸(夫39歳、妻46歳、長女0歳)
東京都渋谷区 73.54平米 築13年 総工費1300万円

お子さんが生まれることをきっかけに、新しい住まいでの暮らしをスタートしたいと考えたYさん夫妻。「新築はすてきだと思える物件が少なかったので、中古マンションをリノベーションして理想の家に住みたい」と話すおふたりの物件選びからお手伝いしました。

物件は奥様が出産後、仕事に復帰されるので通勤に便利な都心の立地を優先にし、比較的コンパクトなメゾネットタイプの中古マンションを購入されました。

リノベーションなの?コンパクトなリビング・ダイニングを使いやすくする新しい提案

間取り

さて、今回のリノベーションのポイントは、リビング・ダイニングです。

夫妻の希望は「食事をしたり、子どもと遊んだり、ゲームをしたり、人を招いたりと、フレキシブルにいろいろなことに使いたい」とのこと。これを全部実現するにはかなりの広さが必要ですが、実際には10畳ほどしかありませんでした。

いくつかプランを提案した中で、夫妻が選んだのは広さと用途に合ったソファとテーブルをオーダーするというもの。

リノベーションなの?コンパクトなリビング・ダイニングを使いやすくする新しい提案

お子さんのプレースペースとして使う場合

ソファーは、普通のソファよりも高さはあるけれど、ダイニングチェアよりは低い、テーブルはコーヒーテーブルよりも高いけど、ダイニングテーブルよりは低いサイズを実現しました。

動かしやすいように重すぎず、すわり心地が良いように軽すぎないを、両立させ、さらに夫妻の体形にも合わせた、正にオーダーならでは、絶妙なサイズ感です。

リノベーションなの?コンパクトなリビング・ダイニングを使いやすくする新しい提案

お客様が来たときは、ソファを向かい合わせて

ソファーとテーブルを並べ替えることで、「レストランみたいに食事ができる」「子どもとゆったり遊べる」「夫はゲーム、妻は子どもとのんびり。それぞれが好きなことができる」など、いろいろな用途でリビング・ダイニングをフレキシブルに使っています。

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ご主人は趣味のゲームを、奥さまは子どもとくつろぐ、それぞれの時間

リノベーションは、壁を取り払い、間取りを変えて……と大きく変更することだと思っている方には、「これもリノベーションなの?」とびっくりされるかもしれません。

限られた予算の中で何を優先にするかを考え、空間に合わせた家具をオーダーすることも、リノベーションだと考えています。

リノベーションなの?コンパクトなリビング・ダイニングを使いやすくする新しい提案

階段脇の壁をガラスに変更。広さだけでなく、お互いの気配も感じられる

ダイニングテーブル&チェア、テレビ、ソファなどの家具を固定して配置するという従来のスタイルに当てはめると、かなりの広さが必要です。

でも、実際の暮らしは人それぞれ違うし、広さもさまざま。家具を可動して兼用するなど、自分たちがくつろげるように自由にリビング・ダイニングの使い方を決めていいのです。Yさん夫妻らしい暮らしが実現できた、リノベーションになりました。

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Yさん夫妻に聞く!
リノベーションQ&A

Q1.家の中でどんなことをしている時間がお気に入りですか?
A.
リビングで遊んでいる子どもの様子を見ながら、理想に近い形になったキッチンで料理を作るのが楽しいです。

キッチンはリビングとの壁を取り、キッチン設備は壁づけのI型から、シンクとコンロの位置を分けたII型(セパレート型)に変更しました。作業スペースが増えたので、料理がしやすくなりました。

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床や壁のタイルを変更したキッチン【もっと写真を見る】

2.リノベーションのプロセスで楽しかったこと、大変だったことは?
A.
全てが楽しかったです。レイアウトやインテリアを考えたり、提案していただいた家具や素材などを見たりして、リノベーションが完成した部屋を想像するのが楽しかったです。

家探しを始めたときに、妻が妊娠していました。そして、リノベーションの打ち合わせしていた時期に子どもが生まれたので、やはり移動するのが一番大変でした。

3.リノベーションの後、生活をしてみて気がついたことはありましたか?
A.
キッチンのディスポーザーが、リノベーションした後に壊れて動かないことに気づきました。
物件を購入したときには動いていたのですが、リノベーション中に壊れてしまったようです。既存の設備を利用するときは、最終確認が大切だなと思いました。

(構成・文 大橋史子)

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PROFILE

石井健

「ブルースタジオ」執行役員
1969年、福岡県生まれ。「ブルースタジオ」執行役員。日本のリノベーション・シーンの創世期から600件以上を手がけてきた。「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)でも「古い物件の家賃を倍にする不動産集団!」として紹介される。「郷さくら美術館」(東京・中目黒)で2012年度グッドデザイン賞受賞。また「賃貸アパート改修さくらアパートメント」(東京・経堂)で2014年度グッドデザイン賞受賞。 著書に『リノベーション物件に住もう』(共同編集/ブルースタジオ)、『MUJI 家について話そう』(部分監修)、『リノベーションでかなえる、自分らしい暮らしとインテリア LIFE in TOKYO』(監修)。
ブルースタジオへのリノベーションのご相談は、隔月開催のセミナーや、個別相談で承っています。

家族がポジティブに暮らすためのバリアフリー。将来に備えてリノベーション

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