シンガポールで、世界一好きな「ラクサ」を食べまくる
文: 栗原友

328 Katong Laksa。5杯食べたうち、ここがナンバーワン
東京・築地の「斉藤水産」で魚の修業をし、現在は子育てをしながら魚を用いた食育の活動などを行う、“クリトモ”こと栗原友さん。今週は、クリトモさんが連休に行ってきたシンガポールのシンボル、ラクサを食べ歩いたお話です。いいなぁ。。。
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ゴールデンウィーク、家族でシンガポールに行ってきました。家族で楽しく過ごすのが第一の目的ですが、その合間にどうしてもやりたいことが。それは、私が世界一好きな「ラクサ」を食べまくること。「ラクサ」とは簡単に説明すると、エビとココナツ汁麺。スパイシーだけど、ココナツミルクの甘さとコクがなんとも言えないお味。
具はスタンダードなのが、もやし、かまぼこ、たまご、油揚げ。麺はだいたい選ぶことができて、たまご麺か米麺。個人的には二日酔いの時は米麺。ランチなどでがっつり食べたい時はたまご麺にしています。辛さを出したい人はサンバルというエビのチリペーストをプラス。私の場合は鬼盛り。汗をカキカキ、フーフーしながら食べるラクサはもう天国の味なのです。
というわけで滞在中5軒のラクサを食べることができました。
その中の一番おいしかった「328 Katong Laksa」をご紹介します。
ここは、ショッピングセンターの入り口の広場的なところにある小さなお店で、食べるのは目の前にある共有テーブル。注文して自分でトレーに乗せて席まで持っていきます。具に特に特徴はないですが、カレーリーフ的な葉っぱがたくさんかかっていたのが印象的。あと、米麺が全てブチ切れていた。これはワザとなの? それとも、時間が経ってるからなの?
麺料理だけど、レンゲですくわないと食べられないレベル。とはいえスープの味が抜群においしい! 乾燥あさりがたっぷり入っていて、すりつぶしたエビもたくさん入っているから、どんぶりの底には砂のような沈殿物が。この沈殿物がおいしいんですよねー。
他のお店の感想は写真と共にご覧ください。

Maxwell Food Centreのもの。二日酔いのためスープ完飲

fish head curry。食べるところが少ないのでグビグビ飲む感じ

Toast Boxのもの。盛り付けはきれいだけど塩辛い

チャンギ国際空港のTip Top。地味なんだけどなかなかのおいしさ。店員が無愛想だから忘れない

空港……名前忘れちゃった。可もなく不可もなく。ザ・スタンダード
シンガポールに行ったら是非ラクサ食べてみてください。基本的にどの店もおいしいんです。まずいはないです。ご安心を!