おんなのイケ麺

「豊前房」の豊前房うどん 平野紗季子さん

「豊前房」の豊前房うどん 平野紗季子さん

「豊前房」の豊前房うどん

小学生の頃から通っています。もともと福岡出身で関西風のダシの方が好きだったので、関東風のスープが黒いうどんに食べ慣れませんでした。知り合いの家族が「豊前房なら白いうどんが食べられるよ」と教えてくれて、通うようになりました。

昆布といりこの清らかなダシに、安心します。麺は岡山の手延べうどんを使っていて、もちもち。コシはあるけど歯応えはかたくなく、はんなりと心地よい食感です。食べてて疲れないですね。7割くらい食べたら、黒七味を入れます。小さい頃は食べられなかったので、大人になったなって思いますね。トッピングのおぼろ昆布は、とろけるとうまみが深まって、なめらかさも出て、麺に絡むとすごくおいしいです。

高校生の頃、留学から帰ってきて最初に食べたのは、親の手料理よりも豊前房うどん。今でも海外から帰国したら絶対に行きます。小さい頃から通っているので、店長さんはずっと私の成長を見守ってくれています。昔、金髪にしたときは心配されました。私の「帰るべき港」のような存在です。

「豊前房(ぶぜんぼう)」 東京都目黒区東山1の11の15(電話03-3710-5425)。1134円。午前11時45分~午後2時半(火曜~土曜のみ)、6時~10時(いずれもラストオーダー)。月曜、第2・4日曜休み。

平野紗季子さん

ひらの・さきこ フードエッセイスト。1991年、福岡県生まれ。著書に「生まれた時からアルデンテ」(平凡社)。雑誌「SPUR」「Hanako」「POPEYE」「RiCE」などで連載中。

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