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耳全体を飾る、意外性に熱視線

耳全体を飾る、意外性に熱視線

(左)ジョージ・ジェンセンのイヤーカフ「ムーンライト・グレープ」税抜き9万1000円、(右)シハラ「Sピアス」片耳用。税抜き3万7000円

夏、髪をアップにする機会が増えると、顔を明るく引き立てるピアスやイヤリングが気になってくる。最近はこれまでになくユニークなデザインが広まってきているのが面白い。

それは耳たぶだけでなく、耳全体を使ってつけるもの。耳に引っかけるようにしてつけるタイプは「イヤーフック」とも呼ばれ、近年はピアジェやブシュロンなど海外の老舗宝飾ブランドのハイジュエリーでも登場することが少なくない。

また、それほど豪華で派手ではなくとも、さりげなく楽しめる洗練されたタイプが多く出てきているのが「イヤーカフ」。耳たぶから下げるのではなく、耳に沿わせてつけるデザインで、耳にピアスホールが開いていなくても着用できるものもある。
耳そのものを飾ってしまおうというアイデアから生まれたのか、意外性があってかなり目を引く。つけると横顔も美しく見えるため、人気が高まってきているのだ。

ジュエリーには、長い歴史の中で消え去ってしまったものがいくつもある。たとえば、レースの襟飾りを留めるジャボピンというブローチや、帽子を髪に固定するためのハットピンは、ファッションの変遷と共に見かけなくなった。
ピアスもまた、19世紀に耳を髪で隠すヘアスタイルがはやった時、需要ががくんと減ってしまった時期があるという。耳そのものを飾る新しい耳飾りが、今後どのように発展していくのかが楽しみでならない。

(ジュエリー・時計ジャーナリスト 本間恵子)

「不透明な宝石」70年代の華やぎ

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