オトコの別腹

「PATISSERIE Pavlov」のフレンチトースト  LEO〈今野玲央〉さん

「PATISSERIE Pavlov」のフレンチトースト  LEO〈今野玲央〉さん

「PATISSERIE Pavlov」のフレンチトースト

まだ実家暮らしの頃、共働きの母が週末になると時折、朝食に作ってくれたフレンチトースト。外で食べるような立派なものではなかったものの、僕にとっては特別な味です。

お店は、甘いもの好きの祖父が経営するパウンドケーキの専門店ですが、母との思い出から、僕はフレンチトーストがお薦め。人気のパウンドケーキ「クレームバニーユ」をイメージして作られていて、外がキャラメリゼのパリパリの食感、中はカスタードを挟んだフワフワの口溶けです。ベリー、キャラメルバナナ、フリュイセゾン(季節の果物)の3種があるのですが、僕はイチゴなどのベリー類をのせて、生クリームとバニラアイスをソースにしてサッパリといただくのが好き。

このフレンチトーストには「外パリ、中フワ」の二面性がありますが、箏(こと)の演奏にも二つの反する演奏表現がある。感情を表立たせるものと、内に秘めながら奏でるもの。アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれた僕にとって、二極のバランスが個性であり、音楽性を成り立たせている。筝はアイデンティティーそのものなんです。

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「PATISSERIE Pavlov 元町本店」横浜市中区山下町105(電話045-641-1266)。1100円。午前11時~午後7時(土曜・日曜・祝日は9時から)。月曜(祝日の場合は翌日)休み。クレームバニーユは、GINZA SIX店、横浜ベイクォーター店でも購入可。

「PATISSERIE Pavlov」のフレンチトースト  LEO〈今野玲央〉さん

LEO〈今野玲央〉さん

こんの・れお 箏曲家。1998年横浜市生まれ。東京芸術大学在学中。16歳の時に「くまもと全国邦楽コンクール」で最優秀賞受賞、2017年にメジャーデビュー。名曲カバーアルバム「玲央 RE BORN」が発売中。

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