きんゆう女子。お金の学校

<43>大人のワーケーション in 上海(後半)

こんにちは。
金融ワカラナイ女子のためのコミュニティー「きんゆう女子。」を運営している鈴木万梨子です。
秋らしくなってきましたね。今年の夏はあっという間に終わってしまい、少し物足りない気もします。
大人のワーケーションin上海の後半を今回は書いていきたいと思います。

到着初日の滞在場所「新天地」エリア近くのレストランに入り、いざキャッシュレスで支払おう、というところまで前回書きました。

<43>大人のワーケーション in 上海(後半)

「中国はキャッシュレス社会だから、決済アプリがないとやっていけない」と友人から聞いていたので、事前にアリペイ(支付宝)というアプリをダウンロードし、友人に送金してもらっていました。そのまま利用できると思っていたのですが、いざ支払おうと思ってもなぜか使えません。
「送金されているはずなのに、なぜかチャージされていないのです。お金はあるはずなのに、決済できない……」
アプリ内の英語や中国語からチャージする設定をしようと試みましたが、もたもたしているうちに後ろが並んでいきます。

私は思わず、「キャッシュで!」と、英語も通じない店員さんに日本語でそう伝えて、35元手渡ししました。
最初からそうしてよ〜、と言わんばかりにほほえまれてちょっと恥ずかしくなりましたが、現金でもしっかり受け取ってもらえました。ほっと一安心。
オーダーしてから10分くらいで、肉とエビがトッピングされた汁なし麺が出てきました。
恥ずかしい思いはしたけれど、甘辛いお肉がおいしくて、お店選びは大正解でした。

<43>大人のワーケーション in 上海(後半)

経済産業省の資料などを見ると、6割の人がスマホ決済を使っているという中国。後ろに並んでいた人たちはスマホをかざしてさくさくと店内へ。無駄がなくゆとりがあるように感じます。

中国の最先端キャッシュレスを体験してみたくて、あらかじめアカウント登録していたのに、なんで使えなかったのだろう?
友人に聞いたり調べたりしてみると、中国の銀行口座やクレジットカード、パスポート情報などを複数登録することで使えるとのこと。本人確認をすることで送ってもらったお金がきちんとアプリにチャージされ、使えるという流れです。
当たり前といえばそうなのですが、PayPayやLINEPayのように友人から送ってもらえばすぐに使えると勘違いしていました。

「それでもなんとかして使いたい!」といろいろとあがいてみたのですが、結局登録できず、友人から送ってもらったお金はキャンセルしました。

<43>大人のワーケーション in 上海(後半)

日本でもキャッシュレスアプリは銀行口座やクレジットカードとのひも付けが必須になっています。個人情報をアプリと連携することで、スマホ決済特有の特典があったりチャージがスムーズにできたりしてそのメリットを最大限感じる事ができます。
スマホ決済は一度設定してしまえばとても便利ですが、最初の登録のハードルはなかなか高いものなのだと改めて感じたのでした。

決済アプリが使えないため、今回の旅行中は現金とカード支払いを中心に生活することにしました。ただ意外にも、上海市内ではどの店でも現金で払えましたし、嫌な顔もされませんでした。空港まで送ってくれたタクシーも、おいしそうな匂いに誘われてたどり着いたローカルな屋台でも現金決済ができました。

<43>大人のワーケーション in 上海(後半)

ちなみに上海ガニのあんかけがかかった麺がおいしい「阿娘面(アーニャンミエン)」はおすすめです。ぜひ行ってみてください!

<43>大人のワーケーション in 上海(後半)

最終日の朝、街で目にしたのは、忙しそうに会社に向かっていると思われる女性ができたてほかほかの肉まんをパッと手にとって、スマホでさっと支払って駅へ走っていくそんな姿でした。日常にQRコード決済が浸透していて、多くの人がその恩恵を受けてスムーズで便利な社会になっているんだと実感しました。

ちなみに決済アプリ・アリペイには、かなり多くのサービスが付随しています。
たとえば、「City Service」は生活にひも付く交通情報や電気・水道・ガス・通信サービスの管理、税金の支払いなどができるそうです。「HealthCare」のメニューでは病院を探したり保険に入ることができたり、育児に関する記録もできるとのこと。
その他にも旅行サービス、配達サービスや家計簿、お買い物やクーポン、キャンパスライフをサポートするサービスなどがアプリ内に入っています。

アリペイを使う人は世界で10億人。日本の人口の約10倍です。アプリからも、街を歩く人たちからも圧倒的なパワーを感じました。
日本はアジアや世界をリードする国だと思っていたけれど、中国に比べたら人口も減って少し元気がなくなりつつある気がします。数年後には、今よりもっと日本と中国の差は広がっているのでは……と少し危機感を感じました。

少し前のデータにはなりますが、「5年後に自分のお財布事情がよくなると思いますか?」という女性の意識調査では、「はい」と答えた人が中国の85%に対して日本は24%なんです。

<43>大人のワーケーション in 上海(後半)

世界の主要国と比較すると、日本では経済や金融は自分には関係ない、お金と前向きに向き合っていない女性が多いことが分かります。なんとか策を考えて工夫して、前を向いていきたいです。
大人のワーケーション in 上海。リフレッシュしながら仕事にも精を出すつもりが、なんだか自分の仕事や生き方に「喝!」を入れられたような感覚で帰国しました。
明日から頑張るぞ! こんな旅もたまにはいいものです。

PROFILE

鈴木万梨子

TOE THE LINE Inc. 代表取締役社長。獨協大学外国語学部フランス語学科卒。新卒でH.I.S.に入社し、法人営業として団体旅行の企画・営業・手配・添乗を担当し、海外を中心に約8千人にツアーを提供。起業を目指し2015年、金融系ベンチャーに転職。金融業界に入ったことでお金の知識のなさに衝撃を受け、「きんゆう女子。」を立ち上げる。2016年3月に起業し、Webサイトを立ち上げ本格的に「きんゆう女子。」をスタートさせる。旅と服をコーディネート・手配するサービス「FIT the Local」を企画準備中。

<42>大人のワーケーション in 上海(前半)

トップへ戻る

RECOMMENDおすすめの記事