幼少期のピアノが将来のアンチエイジングに役立つ? 気鋭の研究者が親子らに講演PR

幼少期のピアノが将来のアンチエイジングに役立つ? 気鋭の研究者が親子らに講演

最新のピアノには子どもの興味を引くような機能も(「WORKO!フェス2019」のヤマハのブースにて)

音楽の習い事は、今も昔も変わらず人気を集めています。ピアノなどは幼少期から始めた方が良いと言われていますが、楽器を習うのに適切な時期やメリットって本当にあるのでしょうか。

音楽演奏科学者で医学博士の古屋晋一さんが、「音楽は脳と心を育てる~見えてきた音楽の力~」と題するセミナーに登壇し、最新の脳科学の研究成果や、親たちに勧めたいことについて講演しました。

「聴くだけでなく弾いた方が耳は育つ」

古屋さんは、ソニーコンピューターサイエンスのリサーチャー、上智大学の特任准教授などの肩書の持ち主。3歳からヤマハ音楽教室で学んでコンクールでも入賞し、同期にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝した上原彩子さんがいます。手を痛めたことでピアニストから研究者の道へと進んだという古屋さんは、音楽演奏の脳神経メカニズムを調べたり、ピアニストの手の動きを体験できる機械を開発したりしています。

セミナーは11月3日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれた、仕事と子育ての両立を考えるイベント「WORKO!フェス2019」(朝日新聞社主催、内閣府など後援)の会場で行われました。古屋さんはスライドを使って、海外での研究からわかった知見などを解説。赤ちゃんを抱いた父親や母親が、熱心に耳を傾けていました。

幼少期のピアノが将来のアンチエイジングに役立つ? 気鋭の研究者が親子らに講演

古屋晋一さんは『ピアニストの脳を科学する』(春秋社)などの著書がある

まず古屋さんは、ステキな音楽で感動したり、黒板を引っかくような音を気持ち悪いと感じたりするのは脳の働きであることを説明。なかにはどんな音楽を聴いても脳から神経伝達物質のドーパミンが放出されない人もいる、と話しました。

脳は生まれながらに音楽を感じるようにできており、胎児の間に聴かせていた音楽を、生後まもなく少しだけ音を変えて聴かせた実験では、その箇所で「あれ、おかしいぞ?」という反応を見せたそうです。

リズム感やメロディーを感じやすいのが、7、8歳までの臨界期と、13~15歳の敏感期。子どもの頃にピアノを習って、身に付いた音楽の能力や指の器用さは、歳を重ねても脳の中に残っており、古屋さんは「幼少期から将来のアンチエイジング」と例えました。

また、幼少期にやるべきこととして、多種多様な経験をさせることや、練習をさせる時には、ただ「やりなさい」と言うだけではなく、「この様にしてごらん」と、練習の仕方を具体的に教えることなどを挙げました。また、「できない」時には「寝る」ということも大切で、寝ている間に脳が学習できるようにしてあげることが必要だそうです。

音楽訓練は、外国語の能力にも影響を及ぼすことがわかってきました。音楽を聴いてその通りに演奏したり楽譜を読んだりすることは、外国語のリスニングなどにも通じており、音楽家は発音やイントネーションの違いだけでなく、感情の機微も聞き分けられるという研究結果も。古屋さんは「音楽はサプリメントのように、コミュニケーションを助ける能力があります」と語りました。

最後に古屋さんは「音楽を聴くだけでも耳が良くなりますけど、弾いた方がより能力が育ちます。練習は修行みたいに思われるかもしれませんが、どんな恩恵があるかとわかってやると、楽しいものです」と話し、親がしっかりサポートしてあげることを勧めました。

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セミナーには子育て世代の家族らが集まった

最新のアコースティックピアノを体験

「WORKO!フェス2019」には、ヤマハミュージックジャパンとヤマハ音楽振興会も出展。会場のブースでは、最新のピアノでの演奏体験コーナーが人気を集めていました。初めて楽器に触れる子どもたちは、鍵盤から出る音に目を輝かせて、スタッフの伴奏と一緒に「きらきらぼし」などを弾くのに挑戦していました。

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「トランスアコースティックピアノ」や、鍵盤の仕組みなどを展示

使われた「トランスアコースティックピアノ」は、ピアノ本来の豊かな響きや繊細なタッチはそのままに、生活環境に合わせた演奏スタイルが選べます。アコースティックピアノでありながら音量調整をしたり、ヘッドホンで聴きながら弾いたりできるので、時間を選ばずいつでも安心して練習できるそうです。

チェンバロ、オルガンなどの多彩な音色で演奏することも可能。Bluetoothに接続して自分のスマートフォンにある音源やネット動画の音源をピアノで再生することもでき、細かい機能をスタッフに質問する母親もいました。

3歳の女の子の母親は「最近のピアノの進化に驚きました。音量が変えられるので、マンションでもご近所に迷惑がかからずにすみそう。娘もピアノに興味があるみたいなので、主人と相談したいですね」、2歳の女の子の父親は「音楽に合わせて体でリズムを取るようになってきました。何らかの形で生の音楽に触れさせてあげることが必要だと思います」と話していました。

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大盛況だった「WORKO!フェス2019」のヤマハのブース

ブースには、ヤマハ音楽教室のキャラクター「ぷっぷる」も登場。鍵盤の仕組みの展示などもあり、子どもたちは興味津々。演奏体験の順番待ちの行列ができて終日にぎわっていました。

※ピアノ演奏体験ブースについては、こちらにも掲載しています

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