リノベーション・スタイル

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER’S MARKET

最近は、新築よりも「自分らしく暮らせる」と、中古物件をリノベーションする人も増えてきました。そんなリノベーションの魅力を、もっとたくさんの人に知ってもらいたいと、2019年11月9日(土)、10日(日)に開催されたのが、「RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER’S MARKET」。同様のイベントが全国各地でも行われています。

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER'S MARKET

40ものブースが並び、たくさんの人が訪れた会場。天気も良く、屋外の気持ちよさを感じられた

コンセプトは「RE LIFE」。自由で自分らしい生き方、暮らし方を、もう一度、考えてみよう、という提案です。会場である東京・表参道の国際連合大学前広場には、リノベーション会社や建材メーカーのブースはもちろん、再生古材と古道具を扱うショップや移動花屋さん、素材とパーツのショップなどのブースが並びます。

さらに、今回の新しい試みは、農家さん、生産者さんなどが商品を販売する“FARMER’S MARKET”とのコラボレーションです。

主催者である、リノベーション協議会の広報の石川唯さんに話を聞きました。「私たち、RENOVATION EXPOは住まい、FARMER’S MARKETは食、お互いに暮らしの領域で新しい価値観を提案してきた二つのイベントがコラボレーションすることで、来場者の方々が『理想の生き方・暮らし方』のヒントを見つけられるのではと考えました。暮らしの視点が変わる体験をたくさんして欲しいですね」。

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER'S MARKET

青山通りに面した入り口。前を通ったら、思わず入りたくなりそう

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER'S MARKET

ライブやパフォーマンスも開催され、会場を盛り上げていた

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER'S MARKET

リノベーション、家具、建材などの会社のカタログが並ぶエリア。一度に色々な会社のものが見られて便利

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屋内ではトークショーを開催。&wで連載中の高山都さんも登場

FARMER’S MARKETに来たお客様が、リノベーション関連のブースをのぞいたり、ショップで買い物したり、ワークショップに参加することも多かったようです。逆にRENOVATION EXPOに来たお客様が、野菜を買って帰ることもあったとか。相乗効果が発揮され、今年の来場者数は昨年の5倍の1万1千人。

また、表参道という場所柄もあるのか、「たまたま前を通りかかったのですが、楽しそうなイベントだなと思って立ち寄りました。家の購入はまだ先だけど、リノベーションに興味を持ちました」という、20代の若いお客様もいました。

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各ブースにあるページ(写真右下)の中から、自分の好きなものを集め、ZINE(手作り雑誌)作りができる。ゲーム感覚で楽しい

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実際に、作ってみたZINE(写真右下)は入り口でもらったエコバッグでお持ち帰り。ZINEの中には、こんなページが入っている(写真右上)

ブルースタジオのブースものぞいてみました。東中野にある花屋さん、On Flowers(オンフラワーズ)とのコラボレーションで、まるで雑貨屋さんのような楽しいスペース。

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ブルースタジオのブース。誰でも気軽に立ち寄れる楽しい雰囲気に

今回のコンセプトは「暮らしの知恵袋」。ブルースタジオの広報の及川静香さんによると「住まいづくりに携わる私たちは、緻密(ちみつ)にハコをつくる『設計』だけが得意なのではなく、実は、ハコができた後の『暮らし方上手』でもあるのです。リノベーションでゼロから全て好きなように作るのは、誰もがすぐにできることではありません。そこで、賃貸でも、新築でも、もちろんリノベーションでもできる、『もっと自分らしい空間で、毎日をすてきに過ごしたい!』をかなえるための、大小様々なアイデアを集めました」とのこと。有孔(ゆうこう)ボードを使った飾り方、アイアンと天板で作った棚のアイデアなど、ブースのディスプレーがインテリアの参考になりました(TOPの写真を参照)。

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER'S MARKET

部屋に花を飾りたくなるような、移動花屋さんの「gui flower」のブース

また、家具、雑貨、花などを販売するショップ、体験できるワークショップも人気です。「ショップは『RE MIX』をテーマに『出会う』こと、ワークショップは『RE CREATE』をテーマに『つくる』こと、をコンセプトにしました。お客様が、自分らしい暮らしを見つけるヒントになるような、新しい出会いになって欲しいですね」(リノベーション協議会の広報の石川唯さん)

女性のお客様が多かったのが、移動花屋さんの「gui(グイ)」。「花とあなたが出会う場所」をコンセプトに、お店を持たずにイベント出店やポップアップショップなどで活動中です。スワッグが作れるワークショップも人気でした。そして、ファミリーが多かったのは手編みのハンモック屋さんの「里山ハンモック」。部屋にハンモックを設置するなんて考えると、ワクワクします。こちらも、ハンモックが作れるワークショップも開催されていました。

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER'S MARKET

ハンモックを体験できる「里山ハンモック」のブース

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ハンモック作りを体験できるワークショップも人気

2日間で10回開催されたトークショーも、たくさんのお客様を集めました。テーマは「RE THINK」で、決められたレールの上ではなく、自分らしい生き方を選択している方々が登壇されました。中でも人気があったのは、&Wで連載をしているモデル・女優の高山都さんのお話や「泊まるように暮らす」宿を提供されている、岩崎達也(MAGASINN KYOTO)さんと龍崎翔子(L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.)さんの対談だったようです。

「自分らしい暮らし」をもう一度考えるイベント、RENOVATION EXPO JAPAN TOKYO×FARMER'S MARKET

たくさんの人を集めた、岩崎達也さんと龍崎翔子さんのトークショー

日々、たくさんの情報にさらされていると、はやっていること、〇〇さんがすすめていたもの、SNS映えしそうなものなどを、自分の好きなことやものだと思ってしまいがちです。でも、本当にそうなのでしょうか?「自由で自分らしい生き方、暮らし方」を、もう一度、考えることができた、盛りだくさんの2日間のイベントでした。

(会場の写真:野口 萌奈美 取材・文:大橋史子(ペンギン企画室))

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PROFILE

石井健

「ブルースタジオ」執行役員
1969年、福岡県生まれ。「ブルースタジオ」執行役員。日本のリノベーション・シーンの創世期から600件以上を手がけてきた。「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)でも「古い物件の家賃を倍にする不動産集団!」として紹介される。「郷さくら美術館」(東京・中目黒)で2012年度グッドデザイン賞受賞。また「賃貸アパート改修さくらアパートメント」(東京・経堂)で2014年度グッドデザイン賞受賞。 著書に『リノベーション物件に住もう』(共同編集/ブルースタジオ)、『MUJI 家について話そう』(部分監修)、『リノベーションでかなえる、自分らしい暮らしとインテリア LIFE in TOKYO』(監修)。
ブルースタジオへのリノベーションのご相談は、隔月開催のセミナーや、個別相談で承っています。
http://www.bluestudio.jp/

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