よなよなハンコ

お父さん……心配なら直接言ってよー!

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんの連載「よなよなハンコ」。例年通り、大いそがしの11月を過ごした百世さん、一息ついて、前回の7歳の時に書いたお手紙からふと思い出したのが、お父さんとのメールのやりとりでした。娘を心配する父親って、皆さん、こういう感じなのでしょうか?(笑)

    ◇

もうイルミーションついてるよ、気がはやいな~と思ったら12月に突入してますねー。11月からの1カ月すごく早かったなぁ。誕生日がやってきたり、タコパしたり、うなぎ食べたり、お好み焼き屋さんでバレバレのサプライズケーキがでてきたりと、おいしいものをみんなで食べることが多いこの頃でした。バレバレなのが逆に面白かったっけ。楽しいと時間はあっという間に進んじゃいますね……!

ところで、前回、私が7歳の頃の手紙について書いたんですが、そのときに、ももちゃん”わ”って「は」なのに「わ」だったのを見て、そういえば! って思い出したことがあったんです。

私が高校生の頃に、「わたしは」とか助詞の「は」を全部小さい「ゎ」にして書くのがはやっていて、みんなメールとかで「わたしゎ」って使ってたんですよね。それで私も流行に乗って、「わ」を小さくするのめんどくさいなと思いつつ、同級生はもちろん、家族にもそれを使ってメールを送っていたんです。
今考えると、なんでわざわざ? 「は」のほうがよくない!?って思っちゃうんですが、若者らしさでもあるな~としみじみします。

それで父とのメールのときにも使っていたら、母から「ももちゃんは、まだ『は』も使えないのか?」ってお父さんが言ってたよ。っていうのを聞かされたんです。

いやいや! 使えるし!! 失礼だな~!って思ったんですが、これからも「ゎ」を使い続けたら、父に「は」ってまだ使えないんだな。と思われるのもイヤだったので、その話を聞いてからはきっぱり使うのをやめたんですよね。

だからこの間のハガキを見たときに、あぁなるほど。そりゃ「は」が使えないと思われるわけだわ!ってなんだかしっくりきちゃいました。小さい頃のハチャメチャな文章のイメージが父にはこびりついてたのかもしれないなぁ。
たぶん「ゎ」は1カ月くらいしか使ってなかったと思うんですが、何気に強く印象に残った出来事でした。

にしても母を通さないで直接言ってよーって思いますね。
本当に「は」が使えなくて心配されてる感じがするじゃん……!

今回の消しゴムハンコは、「言ってよー」です。しゃべらずに雰囲気で伝えている女の子を彫りました~。
紫色をメインで使ったのは、もしかしたらハロウィンのコラムのとき以来かも? 久しぶりに使ったら紫愛がわいてきました。

次回は今年の締めのコラムです! さて、何のお話にしようかなぁ。

百世

おすすめの記事

  • お父さん……心配なら直接言ってよー!

    父と絵の勝負をしたときの題材は……

  • 春休みといえば温泉旅行、そのわけは?

    春休みといえば温泉旅行、そのわけは?

  • >>「よなよなハンコ」 記事一覧

    PROFILE

    百世

    消しゴムハンコ作家。東京都在住。
    2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
    2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。
    2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。
    https://www.momoyo-hanko.com/

    父と母と兄への手紙発見! 誕生祝いと「ぱあてぃいケーキ」

    一覧へ戻る

    トップニュースは初弟子誕生!? ありがとう2019!

    RECOMMENDおすすめの記事