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&編集部メンバーに聞く 手帳の活用法

年末が迫り来年用の手帳に買い替える人も多いはず。さて、来年の手帳はどう使おうか、と考えています。辺りをふと見回すと、&編集部はみんなバラバラの手帳。まずは同業者から、ということで内輪ではありますが、それぞれのこだわりポイントを聞いてみました。

書き換えたくないので、付箋(ふせん)活用

「書くことで、頭に入る気がして。どうしても書きたいんです」と話すのは編集部員K。原稿の締め切りや打ち合わせのスケジュール、プライベートの予定も一目で見られるよう、マンスリーの欄と軽さを重視しているのだそう。

&編集部メンバーに聞く 手帳の活用法

変更の可能性がある予定は、付箋に書いて確定するまでマンスリーの予定表に貼り付けている。「こうすれば、一度書き入れた予定を書き直さなくてすむ。先輩がやっていたのを見て、やるようになりました」

手帳の後ろには、自分で様々な大きさの付箋を貼り付けて、持ち歩いている。「大きな付箋には、日用品など買って帰るもののリストを書く。小さいものには、はっきり決まっていないスケジュールを書き込んで、マンスリーの端に貼れるように準備しています」

&編集部メンバーに聞く 手帳の活用法

よく見ると、マンスリー予定表の横には展覧会やイベントの日程が書いてある。
「会期が長いもので、いつか行きたいな、と思っているものを、気づいたら書くようにしています」

でもプライベートでは、いざ行く日を決めても手帳に直接書くことはない。「だって行くつもりだったのに、気持ちが変わったら手帳を書き換えないといけない。そうすると自己嫌悪になるから」

「付箋なら、貼りかえればなかったことにできるので、前向きでいられる気がします」
なるべく書き換えないための、付箋活用術。当初の予定を後回しにしても、手帳を見て後悔の念に襲われなくてすみそうだ。

大好きなデザイン重視

「なるべく他の人と似たデザインにならないようにしている」という編集部員Y。12カ月の予定表が蛇腹になっている手帳を使用。「選ぶポイントは、見るとテンションが上がるデザイン重視です」

10年ほど前に購入したという手帳を大切に使っている編集部員M。「大好きなベルリンの地図が載っていて、地図の中にある川の流れをめくって追うのが好きです」。スケジュールはスマホで管理。ページを使い切らないように、手帳には好きなアーティストの名前や曲のタイトル、レシピといった自分にとって本当に大切なことしか書き込まないのだそう。

&編集部メンバーに聞く 手帳の活用法

自分が好きな見た目の手帳なら、手にする度に気分が明るくなりそうだ。

予定をゆったり書き込みたいならバーチカル型?

「アラートで機械に使われるのは、好きじゃない。やっぱり手帳がいい」と言うのは編集部員H。縦に時間軸があり書き込むスペースが大きい、バーチカルのタイプが使いやすいのだそう。取材のときに目立たないよう、カバーは黒色を選ぶ。

一方、「こんなに手帳のことを考えた年はなかった。今年は本当につらかった」と振り返るのは編集部員A。例年使う手帳は、左ページに週間予定が書き込めて、右ページにメモ欄のあるタイプだったのに、2019年は、見開きで時間ごとの予定が1週間分書き込めるバーチカルタイプを買ったのだそう。

「手帳の外見で、いつもと同じウィークリーのものを買ったつもりでした。家で開けてみると、違って……。でも買い直すのももったいないし」

では、どう使ったのか。

「打ち合わせやインタビューの内容も、時間軸を無視してメモ欄のように書き入れました」
大きな付箋にメモをして貼り付けてみたり、テーマ別に文字の色を変えてみたり、と模索を続けた。

&編集部メンバーに聞く 手帳の活用法

最終的に、以前は別のノート欄に書いていたメモも、日付の入ったバーチカルの欄に書き込むようにした。そうすると、いつ何があったのか、すぐに追うことができるようになったのだそう。「使ってみると、いろいろ工夫するものですね。でもやっぱり中身を見て買うのは鉄則です」

1日分のメモを多めに書きたいときは、バーチカル型がよさそうだ。

ゆるさが大事なウィークリー+ノート型

左側が週間予定表、右ページがノートのように使える空白になっているタイプを使っている人が、実は一番多かった。すでに11月から新しいものにしているという編集部員O。カバーは変えずに、毎年中身だけ買い替える。「欄が細かく決められ過ぎると無理。ゆるさと書くスペースを重視しています」。右のノート欄には方眼が書かれていて、縦にも矢印も引きやすいのが気に入っている。

&編集部メンバーに聞く 手帳の活用法

自由に記録をとることを重視するなら、ウィークリー予定表とノートの見開きくらいの区切りのゆるさのほうが、縛られなくてよいのかもしれない。

手帳は使わない

2年前まで、毎年同じシリーズの手帳を使っていた編集部員T。最近はスマホのアプリでスケジュールを管理している。「会議のメモもスマホ。スマホ一つだけ持って歩けるのは、すごくいいです」

いろいろなデバイスで確認するには、手帳よりデジタル機器のほうが、よいのかもしれない。ただ、電池が切れたら見られないし……と私は余計な心配をしてしまう。

忘れないために欄から手書き?

「とにかくやるべきことを忘れないように使っています」と力説するのは、編集部員F。手帳を見せてもらうと……何の欄も印刷されていない。ドットだけが印刷されたノートに、日付や曜日、週間予定欄も、自分で書き込んでいた。

以前は欄が印刷された手帳を使っていたが、「もっと自由に書き込みたい。枠は最低限のものにしよう」と2019年はドットのタイプに変更したのだという。

手帳の使い方を尋ねると、パソコンでみる編集部共有の予定カレンダーを印刷し、マンスリー予定表として貼り付ける。1週間の日付を手書きしたページに予定を書き入れ、加えてやるべき仕事の各項目の頭には□を書く。やり始めたら□に斜線を入れ、終わったらもう1本斜線を入れて、×印にする。そういう手帳術があって、その「いいとこ取り」だそう。

&編集部メンバーに聞く 手帳の活用法

週の半ばで、次の週の欄を書き込む。予定を書くときに、この□の印を見ながら、必要なこと、終わっていないことを転記するのだそう。「枠を書くことで、区切りになってほっとする。落ち着いてこれまでを振り返る時間ができるんです」

ウィークリーのページ以外は、打ち合わせの内容や、プライベートのこと、取材内容をノートのように書き込んでいる。「次の週のウィークリー欄のページを気にしなくていいので、慌てないし、連続的に使えて、見落としがない。どこに書いたか探すこともない」

「ほかにも、思いついたことをちょっとしたときに書きます。全部書いておきたいので、自分で好きに書けるこの手帳が気に入っています。もう、罫線(けいせん)の世界には戻れません(笑)」

企画のアイデアは、ふとした時のメモから生まれていたのか……。自由に書ける手帳が自由な発想につながると思えば、納得だ。

過去の記録をつける

予定ではなく、過去の記録として使っている人も。編集部員Sは、マンスリーの予定表に、見た映画や行った展覧会の記録を残す。感想までは書かず、ただ「見た」という記録を残すためだという。

「手帳は持ち歩かない。でも終わったことは忘れるので、書いておきたいんです」

日記のように記録をつける。そういう使い方も、手帳を見返して楽しめそうだ。

手帳の使い方に、メンバーそれぞれの時間の使い方が垣間見えた気がした。結局私は、ウィークリー予定表とノート型の手帳に落ち着いた。2020年は、前向きに、自由な発想で、自分らしく。そんな手帳の使い方をしたい。

>>文具ソムリエールが厳選、手帳と使いたいアイテム7点

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